【伸びる新人】有能な新人教育係は会社の最高の財産である!

仕事術・自己研鑽

伸びる新人と落ちていく新人
同じ新人同士だったのに、能力差が出てしまったのは何故でしょうか?

理由は色々考えられますが、それは新人教育係の差の所為だったかもしれません。

例えば
・相手を潰す(可愛がり)
・相手を罵る(可愛がり)

といった教育方法は何も生みだしません。

甘やかせと言っているのではないです。
むしろこういう新人に負荷がかかる教育方法は

『教える側が甘やかされてるぞ、バーカ!』

という状態なのを肝に銘じてください。
教える時に、最上級に思考を巡らせていますか?

新人を伸ばすのも潰すのも、新人教育係であるあなた次第なのです。
是非一緒に、どうすれば伸びる新人を作り出すことができるのか考えていきましょう。

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【伸びる新人】を作り出す 最高の新人教育係!

全ての工程を分解して教えましょう! どんなに簡単そうに見えても難しいかも!

イキナリですが、
『袋ラーメンを作って食べるまで』
という工程を、知らない人に教えるというのを例に解説していきましょう。

あなたの頭の中では、袋ラーメンを調理して食卓に持ってくるまでに、やることはなんでしょうか?

1.お湯を沸かす。
2.湧いたお湯にラーメンと、事前に入れるかやくなどがあれば一緒に入れる。
3.面同士を菜箸でかき混ぜながら、所定の時間まで監視。
4.どんぶりラーメンと湯を移して、残りのスパイスやペースとスープなどを入れる。
5.程よくかき混ぜて、いただきます。

恐らく、このような順番で考えられたのではないでしょうか。
違います。工程が全く詳細に話されてないのです。

1.を例にとると
・鍋を確保しなければいけない
・水道を確保しなければいけない
・コンロを確保しなければいけない
・このコンロの使い方を知っていなければいけない
・ここまでにまつわる、給湯室独自のルールを知っていなければいけない


など必要な要素を分解していくと、いくらでも細かくできます。
しかし、世の中の教育が下手な人は、この辺の『要素の分解』を理解していない事が多いです。

教育される側が、どこの状況でつまるかは教育している方にもわかりません。
一見順調に作業を進めていても、もしかしたら最後にどんぶりを用意する場面でしくじるかもしれません。

・どんぶりの保存場所がわからない
・ざるに取ろうとした 
・お湯を捨ててしまった etc…


この様に何が要因で、その間違いが発生し、それに起因してさらに何が起こるかは誰にもわからないのです。
もし、袋麺のかやくを先に溶かすタイプで、お湯を捨ててしまったらおいしさが半減してしまい、取り返しがつかなくなる事でしょう。

神事を教育する側は、こういった『自分が当たり前だと思っている行為』もキチンと教える必要があります。

分解した工程で自分はこれができると気づかせる!

工程を細かく細かく分解してしまえば、教育される側は今までの経験から。
・これはできる
・これは今はできないが対処は想像がつく
・これはできない上に今想像した対処があっているかも怪しい
・これは全く初めて見る情報だ、見当もつかない


など、それぞれの工程に対して、自分なりの解釈を持つことができます。

教育側は、この様に工程をできるだけ細かく分解し、
教育される側は、分解された工程から出来ないところを本人で洗い出す。


この様に子細に物事を進める事ができれば、一つ一つ何を覚えなければならないのかがとても明確になっていきます。

前回、『小学生に教える様に丁寧にやろう』と書いたのはこういった内容の事が主となっています。

さらに、工程を分解していくことで、教育者側にもメリットがあります。
それは工程の再構築に気づく可能性がある事です。

「あれ?これって単純化すると、もっと効率化できないか」
「教えたことによって、今までよりも理解が深まった」

などですね。

こうした方法は、ラバーダッキングという手法でも確認することができますが、一番適切なのが、『わからない人』に教えてあげる事なんです。

分解したパーツをつなぎ合わせ、一つの『作業』にしていく

細かく細かく分解しきってしまえば、業務はごくごく単純な動作の集合体です。
動作の組み合わせが複雑に見せているだけで、それらは一つ一つ実行可能な様に解決してしまえばいいのです。

かならず教区する側と教育される側、二人三脚で取り組んで、教育される側が業務を一人でこなせる様に、根気よくわからないところを教えてあげましょう。

いつか相手も、貴方並に業務ができる様になります。
だって貴方が分解して解説した作業の集合体ですからね。

教える側がやってはいけないタブー4選! そんな奴は教育するな!

1つ目は役割の放棄、諦め。

教育される側が、教育する側の思う通りに動けないと
「はぁ~もういいや」

と投げてしまう教育係が居ます。

控えめに言ってクソですね。

確かに相手も話を聞いていなかったり、何度も同じ注意をされて悪いかもしれませんが、放棄をしたという態度を相手の目の前で見せつけてはいけません。

こんなにも簡単に相手に絶望感を与え、やる気を奪い、この場に居たくないなと決意させることをやってしまう様では、その教育係はそのポジションにいる資格は無いです。

2つ目は相手に嫌味を言う事。

「お前さんは文章読むのが得意だから、これくらいはお分かりになるだろうけれども解説しますね」

これマジで言ってる人を見かけました。

この嫌みの凄いところは、誰も得をしない事です。
文章が読むのが説く不得意にかかわらず、教育される側は業務上必要だから教育を受けているのに、なぜか半放棄気味に物事を進められるのです。

教育している側もこの嫌みを言ったところで、この後やることは変わりませんし。
まったく何が目的で嫌味を言ったのか理解不能。
といったところです。

何によってプライドを気づけられて言語中枢が崩壊してしまったのかはわからないですが、絶対に教育される側に嫌味を言ってはいけません!

3つ目は関係のない事例を軸に叱る。

これは単純で、あまり関係の無い事例を軸に叱られても、
そもそも教育される側にはピンとこないからです。

やっている方は自分の中で意味合いやストーリー性が完結しているので、納得感満載のかっこいい解説を付けたしかり方かもしれませんが。

やられている側は
「この人何を言っているんだろう…? 頭大丈夫かな?」
という感想しか持てません。

話の主旋律もどこへやら、これ自体が最大の脱線で、この時間の教育がすべて無駄になってしまいます。

4つ目は新人をストレスの捌け口にする。

これ、メチャクチャ
「わかる~!」

っていう人がいると思います。

もうこの時点で、やる事関係ないんですよ。
ただ、ストレス発散したいだけ、暴れたいだけ、自分の優位を誇示したいだけ。

どんなに個人スキルが高かろうが、こんな人に教育や管理職を任せると遠からずチーム崩壊を起こします。
絶対に避けてください。

そしてもし、貴方が教育される側だったら、
録音やスクリーンショットで 証拠を残しておきましょう。

本当に危険です。

はむらいと
はむらいと

暴走している人、居ませんか?

今回は新人伸ばし方と、真逆の潰す方法を解説しました。
教育って本当に大切なんです。
あなたは、正しいと思う教育ができていますか?
是非あなたの腕で、職場の新しいエースを育て上げてくださいね。

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