コロナの影響もあって、リモートワークを導入する企業も増えました。
かく言う私も、2020年4月後半から出社は非推奨で最低限というスタイルを会社と共に模索しています。
その中で、運動不足のリスクが懸念されています。
会社出勤時は、平日1日の往復の徒歩時間が30~40分程度の人はかなり多かった様に感じますが、出勤が少なくなってしまった現在ではどうでしょうか?
1日中椅子に座って過ごしてはいませんか?
今回は、座りっぱなしによる弊害について解説していきます。
日本人は世界一椅子に座っている?
座りすぎは多くの健康リスクを齎すとされていますが。
日本人は世界的に見ても、座り時間の多い国とされており、その平均時間は約7時間。
世界標準では5時間とされているので、2時間も多いことが分かります。
ちなみにこれは2020年のリモートワークが進むはるか前の話で、今統計を採ったらもう少し増えているかもしれませんね。
まさにデスクワーク大国。
リモート化が進んでいないにもかかわらず、縛り付けている時間が長い。
1日の座り時間が4時間未満の聖人と比べると、11時間以上座る人間は死亡リスクが40%も上がることが指摘されており、立っている業種に比べて如何に座り業種の健康リスクが高いかを表しています。
もちろん、立ち仕事に比べて体力は使いませんが、それが良くないのです。
長時間の座り仕事では、筋肉の低下が引き起こされるのは想像に難くないと思います。
身体の筋量が低下することで、肥満などを食い止めていた基礎代謝量の減少し心筋梗塞などの懸念が出てきます。
運動をしていない人はボケやすいとも言われるとおり、適度な運動は適切な血流を促すうえでも非常に重要な事なのです。
家でも踏み台昇降やバーピ―運動などできることは沢山ありますよね。
座りすぎの健康リスク
座りすぎの健康リスクにはいくつも例があり、項目を見るだけでも頭がくらくらします。
- 肥満
- 糖尿病
- 心疾患
- 骨粗しょう症
- エコノミークラス症候群
- 血栓ができる
- 認知症
- 精神的なストレス
いやはや、多すぎでしょ。
こういう特集をするとどうしても病名だけ多くなっちゃうものですが……。
それにしたって多い。
人は定期的な運動が少し減るだけでここまでのリスクを考えなければいけないのかと、かなり不安になりますね。
筋肉が減る→脂肪が増える→血管が正常に動作しなくなる→代謝が悪くなる→細胞の入れ替わりが遅くなる。
さらに、太陽光に当たらない時間も増える為ビタミンの精製が滞る。
こうして負の連鎖に陥ってドンドンと体が弱っていくというわけです。
外出が少ないというテレワーク自体のリスクも入れてしまいましたが、長時間の座り仕事にはこういったリスクがゴマンと潜んでいるのです。
学生時代には痩せてたのに、社会人になったら太ったというのは、身体全体の機能の低下もあるでしょう。
しかし、学生時代の方が移動していたし、バイトで立ち仕事も多かった。
という要因もあります。
大人になると環境すらドンドンと病気に近い方向になってしまうのです。
だから、積極的に環境を自分で整えていきましょう。
30分に1回の運動
座りすぎを防ぐ方法としてよく推奨されるのは、30分に1回席を立つ。
という【ちょっと運動】スタイルです。
オフィスワーク時代に推奨されていたのは、誰かの席に行って直接話をする、コピーや飲み物を取りに行く用事を作る。
などです。
テレワークが顕在化してきた現在であれば、ちょくちょく水を飲みに行く事をお勧めします。
1回100ml未満程度の給水で十分です。
1日2L程度の水摂取は肌を健康に保ち、適度に頭の回転を良くします。
また、机にコップ一杯の水を置いて置くことで集中力が上がるとの研究結果もあります。
運動不足の解消と集中力の持続という観点から立ち上がって水を汲みに行くという習慣は理にかなった対処法の一つと言えますね。
運動自体が偏るのは良くないので、動かない運動よりは、筋トレを。筋トレよりはダンスなどの全身運動を。
といった具合に体のつながりを意識して体調管理の為の運動を心掛けましょう。
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