魚の目を自宅で治す 3カ月で完了安価で治療した方法と注意点【実践】

マッサージ・健康管理

こちらの記事では私が6年間付き合った右足の魚の目2つを3カ月で同時治療した内容について掲載していきます。

かかった費用は5000円未満で、やったことは毎日のケアのみです。

安全性には注意を払って付き合ってきましたが、途中歩行困難になるほどの失敗もありました為『やった方がいい事』と『やらない方がいい事』両方について記載します。

また、注意事項を記載しておきます。

  1. 私は医療関係者ではありません
  2. 従って万人にお勧めできる方法ではありません
  3. 水虫などの他の病状を併発していません

魚の目の自宅治療を目指す方の一部の指標となれば幸いです。

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自宅で魚の目自力治療工程

では実際に自宅で完治までこぎつけた工程について、時系列を追って説明していきます。

この工程で知識なしでも治療できたので、大筋では間違っていないと思われます。

何より重要なのは足裏の換気と消毒です。

また、この項では使用した道具については掘り下げていませんので、使用した道具そのものが気になる方は次項の『魚の目治療に使用した道具とその評価』と合わせながら読んでみてください。

正直失敗が無ければ、あと6週間早く終わっていたかもしれません。

俺位間の失敗が痛かったので、失敗したくない人はその項目をよく読んで海部をすることをお勧めします。

それでは実践編どうぞ。

魚の目は何故できるのか?

魚の目を除去する手段は基本的にこれ一つです『芯を掘り出す』。

魚の目は芯と呼ばれるとても硬質化した皮膚が、足裏にダメージを与えることによって引き起こされます。

硬質化している芯のダメージを極力少なくする為、周りの皮膚は芯に合わせて硬くなろうと変質していきます。

この時、さらにダメージを少なくする為なのか踏み込んでいるからなのか、芯は足裏の表皮からその奥へと押し込まれるように沈み込んでいきます。

表面から居なくなってしまうのです。

こうして凝り固まったものが魚の目です。

つまり魚の目は周りの硬質化した皮膚と、中央奥底に潜む芯によって構成されており、芯の除去をしないといつまでたっても原因の取り除けない要塞と化してしまうのです。

そこで治療ではこの芯が表皮に来るよう堀り起にし、それを切除し清潔にして正常な状態へ導くことで完治に向かっていきます。

基本工程の確認

自宅での魚の目治療の手順は以下の通りです。

  1. 薬剤を2~3日貼る
  2. 薬剤で膨れ上がらせた皮膚を切除する
  3. 皮膚が少し生え変わるまで2~3日程度休ませる
  4. 1~3をある程度繰り返し徐々に患部を小さくし芯を掘り出す
  5. 芯を掘り出した後、新たな芯ができない様に摩擦を軽減し皮膚が完全に元の柔らかさに戻るまで経過観察をする

皮膚が完全に周りと馴染めば治療完了というわけですね。

これで大体2~3カ月といったところです。

特に治療においてはどのタイミングでも患部の摩擦軽減が重要になり、シリコンカバーなどの導入で早めに足裏を保護する対策をしておくとよいでしょう。

実際に魚の目ができる経緯は、足裏の特定部位への大きな摩擦による硬質化が初期症状なので、摩擦を軽減すればいずれ自然治癒するのも道理なのです。

では実際に私が辿った手順を確認していきます。

スピール膏に頼る初週の経過

私はまず最初の治療としてスピール膏による治療を選択しました。


【第2類医薬品】スピール膏 ワンタッチEX SPAM 12枚

スピール膏は魚の目患部に直接薬剤を接触させ、薬剤に接触した皮膚を肥大化、切除へと持っていく代物です。

薬剤の範囲を絞る為の補助テープと、張り付ける為の高性能な大型テープが同梱されており非常に使いやすい商品です。

これを72時間程度皮膚に張り付け、患部の高さを肥大化させます。

その後いったんテープを剥がして、私の場合は消毒した爪切りでこの患部を切除しました。

足の裏の皮膚は結構厚くできており、そこそこ削っても出血はしません。

出血をしそうな気配、深さも何となくわかるものです。

なので、結構ギリギリのところまでまでスピール膏を付けた後の皮膚を爪切りで削っていました。

なるべく低回数で済ませたいので。

皮膚の削り作業が終了したら、その部分を大きい絆創膏で4日間ほど寝かせます。

そしてある程度足の裏の皮膚が増えたら、再度スピール膏を使用して切除する皮膚を絞っていきます。

結局スピール膏は4回目まで使用しています。

私は患部2箇所を同時に治療していた為8枚使用しました。

大失敗に気付いた4週目

スピール膏自体はとてもいい商品なのですが、私は4週目まである愚策を行っていたことにようやく気付きました。

それは、絆創膏の二重張りです。

治療しているのは足裏ですから、出かけている間は常に圧力がかかります。

その為、テープなどはとてもはがれやすく帰宅時まで持ちません。

その持たない状態をカバーする為に絆創膏を二重張りにして対応していたのですがこれが大きな間違いでした。

確かにテープ自体ははがれにくくなり夜までもつのですが、絆創膏はそもそも二重張りで使われる事を想定した設計ではない為、今度は皮膚の方が上手く呼吸ができず、水疱があちこちにできてしまったのです。

二カ所同時治療、巨大な水疱が多数出現し私の足裏の皮膚は1/3程度これらに浸食され、皮をひっぺ替えすことになります。

スピール膏で患部治療を続けながら、周りの新たな傷となった皮膚の問題に対処していくという最悪の状態になってしまったのです。

ちなみにこの時完全に歩行困難に陥っていました。

この失敗はどう考えても絆創膏の二重張りに起因しています。

皆さん、テープで工夫するのではなく、他の面でテープがはがれない、もしくは患部を保護する工夫をしましょう。

ひたすら回復を目指す10週目まで

テープ二重張りの失敗から水疱だらけの足を何とか救わなければならない5週目~。

私は赤チンを使用しました。

赤チンとは赤いヨードチンキの事で、極めて殺菌力の高い昭和くさい道具の事です。

ボロボロになった皮膚を回復させる為、ふろ上がりに足裏の水分を良くふき取り、赤チンを水疱と魚の目患部問わずに塗りたくります。

皮膚をひっぺ替えした状態に直接殺菌液を染み込ませるので当然激痛です。

慣れましたが。

そして、赤チンは色の付きが激しい為、床や靴下に色が付かない様これを再度何かでカバーしなければなりません。

そう、絆創膏です。

4週目までの失敗で学習したため、絆創膏同士を上手くつなぎ合わせて一重の巨大な絆創膏を作り、毎日付け替えることで少しずつ少しずつ回復させていきました。

とはいえ、水疱と魚の目が同居し、巨大な傷となった足裏での歩行は困難を極めます。

これを解消する為に導入したのがシリコンカバーでした。


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私の使用したシリコンカバーは足指に引っ掛けるタイプでしたが、それでも水疱によるダメージの大部分を防いでくれました。

やわらかさは正義なのです。

これらを駆使することにより、負わなくてもいい傷を負った足裏を徐々に回復させていきました。

途中嵌めもはばかられるような恐ろしい状態がありました。

何せ、魚の目は二カ所あるわ、それを削って出血することがあるわ、その周りに水疱に無数あるわ、ついでに削っていたので皮膚の高さが四階層位できているわという状態でした。

この時色々な事を試しており、ダメージを下げる為の努力をいろいろしているのですが、特にうまくいかずに足裏の状態を悪化させています。

一番ひどい時は一日1時間も足のケアに使っていました。

絆創膏の張替と出かける準備などは結構時間がかかるのです。

なおこの辺りからスリーエムの多用途テープを使用しようと購入していますが、この時はまだ皮膚がボロボロでうまく使えませんでした。


3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09

一度水疱の上から貼って見たのですが、接着力が強力過ぎて傷口をさらに広げる事態になります。

これは『小さく使うテープ』です。

回復したが足裏にある異変が……

そんなこんながあり、赤チンの強烈な殺菌力もあってか皮膚は徐々に再生され、水疱は段々と消えてきました。

が、ある程度回復してきたところである異変に気付くのです。

どうやら治療が長引いたことで、皮膚が『絆創膏ありきの生活』に慣れてしまったせいか、水分を蓄えられなくなっている様でした。

つまり、簡単に言うと乾いてカチカチになっているのです。

せっかく皮膚が生えそろってきたのにこれはまずい!

となります。

強引に治療する最終工程

こうなると、今度は皮膚を通常の状態で踏ませることに慣れさせなければいけません。

つまり、もともとの魚の目の患部以外の部分はテープ無し生活をさせることになります。

そこで、ある程度回復したところで完全に絆創膏生活とはおさらばしました。

見た目はボロボロでしたが水疱が無くなっていた為強引に絆創膏無しの生活に切り替えます。

この時は既にある程度皮膚が回復していたのでやる事は決まっていました。

スリーエムの多用途テープを使用し、魚の目患部に貼り根気強く付き合う事。

朝、出かける前に魚の目に多用途テープを貼り、夜帰ってきたら剥がし素足のまま就寝。

また翌朝多用途テープを患部にだけつけるという生活です。

2週間程度で周りの水分を留められなくなっていた皮膚の機能が回復。

ついで、3週間目でスピール膏により芯をほぼほじくりだしていた魚の目本体の除去に成功しました。

結局、魚の目の原因は何度も言っている様に摩擦です。

魚の目初期状態に回帰した程度になっていた10週目以降の魚の目はスリーエム多用途テープを毎日張り替えるという非常に単純な作業を繰り返すことで徐々に小さくなっていったのです。

そして、完治。

この様に途中の大失敗はありましたがスピール膏による真の除去、もしくは極小化。

そしてスリーエム多用途テープやシリコンカバーの助力による魚の目本体への負担軽減により、私は自力で回復をすることができました。

6年付き合った魚の目ちゃん、さようなら。

ながかったよ。

やり始めたらあっさりだったけど。

というわけで治療工程は異常となります。

次ページでは道具そのものと使い方について解説していきます。

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