魚の目治療に使用した道具とその評価
こちらの項目では実際に使用した道具について触れていきます。
実際に使ってよかったもの、悪かったものについても記載することで、道具選びにうまく生かしていただければという内容です。
早速ですが魚の目治療の道具が持つ役割は以下だと考えられます。
- 魚の目の芯を表面化させる薬
- 硬くなった皮膚や薬の染み込んだ皮膚を切除する刃
- 消毒液
- 切除面や消毒面を保護する絆創膏
- 患部の摩擦を軽減する補助器具
つまりこれらの役割の中でより良い物を探せば、より短時間で余計な傷を増やさずに治療をすることが可能と考えられます。
早速紹介していきましょう。
スピール膏
【第2類医薬品】スピール膏 ワンタッチEX SPAM 12枚
重要度:5
主な用途:薬効、芯の取り出し
魚の目の核となる『芯』の表層化を手伝います。
魚の目の芯は、長く付き合えば付き合うほど足裏の奥深くに潜ってしまい、ちょっとやそっとでは取れなくなってしまいます。
その芯を薬の力で表面まで呼び出そうというのがこのスピール膏です。
スピール膏は患部に対して2~3日程度張り付けることで徐々に薬剤を浸透させ、接触面の皮膚を膨張させます。
膨張させた皮膚は白く変色し、他の正常な皮膚とは一線を画す見た目になります。
それらを切除していく事で徐々に芯に迫ることができます。
徐々に徐々に表に芯を出すのがこのスピール膏の仕事・役割なのです。
治療初期において絶対に欠かせない道具となります。
爪切り
爪切り 【爪が飛びちらず、軽い力でスパッと切れる匠の爪切り】つめきり 男女兼用 スタイリッシュ 高級爪やすり付き (ラグジュアリー グレー)
重要度:3
主な用途:患部の切除に使用
スピール膏で大きくした患部『白い部分』の切除に使ったり、周辺の硬い皮膚を削ったりするのに使用します。
爪切りは切断力が高すぎる点と、接地面が多い点であまりお勧めではないのですが手元によい道具が無かったため爪切りを選択することになりました。
切除時には出血する可能性を常にはらんでいる為、傷口を直接作る原因になるこれらの道具は絶対に消毒を行ってください。
市販のアルコール液
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重要度:4
主な用途:爪切りなどの消毒に使用
主に道具の方の消毒に使用します。
道具は水洗いして完全にきれいに拭き取ろうがどういったリスクがあるか、素人的には分かりません。
それらのリスクを極力抑える為に、皮膚に接触させる道具にアルコール消毒は必要と考えられます。必須です。
赤チン ヨードチンキ
【第3類医薬品】日本薬局方 希ヨードチンキ 100mL
重要度:5
主な用途:患部の消毒に使用
使用用途としては患部の消毒です、この患部とはスピール膏をはがした時にできる傷口や、蒸れて悪化し剥がれ落ちたその他部分の足の皮を指しています。
ヨードチンキは殺菌性が高く、それに反応する体も抜群の再生力を発揮する為自宅治療には必要不可欠な物と言えます。
とにかく殺菌しないとまずそうな場所には塗りたくっていました。
ちなみに患部が血の出るほどえぐられている場合は塗る時に激痛が走ります。
口内炎にイソジンを直接塗るくらいのダメージです。
また、赤いヨードチンキ(マーキュロクロム液)は通称赤チンとして知られていますが、これらは2020年に国内の生産が終了しており、現在では通常の方法では手に入りません。
なぜか通販では置いてありますが、あるだけで最後という事でしょう。
今回私は家に保管していた赤チンを使用しましたが、代替品を考えるのであれば『イソジン』が考えられます。
通常のイソジンはうがい薬として有名ですが、傷薬用として販売されているものがあり、こちらを塗り薬として使用すればいいのです。
イソジンきず薬はハケタイプではなく完全に塗り薬用の為、使用には綿棒などを利用し幹部に塗り込むと良いでしょう。
【第3類医薬品】イソジンきず薬 30mL
3M(スリーエム ジャパン) 強力多用途補修テープ
3M スコッチ 強力多用途補修テープ 48mm幅x9m DUCT-09
重要度:5
主な用途:患部の保護・摩擦軽減
もしかしたらこれ一個で解決するかもしれない優れもの。
患部まわりの皮膚がある程度正常な状態であれば、使えるものです。
見た目は灰色のやや大きなガムテープであり、実際も補修テープという名の通り接着力に優れた集めのテープです。
使用方法は簡単で、患部となる魚の目の面に貼るだけ。
おすすめの貼り方は、朝靴下をはく前に患部周りの大きさにしたテープを貼り外出。
帰宅後風呂前に剥がし、就寝前は貼らないというスタイルです。
接着力が強い為、上手く剥がさないと健康な皮膚ごと根こそぎ持っていかれる可能性があります。
一回これで抉れて出血しました。
これだけで治るという証言も存在しており、非常に重要なアイテムの一つです。
大きめの絆創膏
BAND-AID(バンドエイド) 救急絆創膏 快適プラス ジャンボ Lサイズ 7枚 伸縮
重要度:4
主な用途:患部の保護
役割は二つ。
- スピール膏から切除をした後、皮膚がある程度再生するまでに2、3日を埋める役割。
- 赤チン等を塗った後、薬液が他に垂れないようにする役割。
患部を刺激しない範囲で貼る事が目的です。
普通の絆創膏では10分歩いただけではがれてしまいますし、そもそも患部の大きさに対して足りない為大きいものを使います。
しかし、基本半日持たずにはがれてしまうのは結局同じです、なるべく丁寧に歩行することを心掛けましょう。
また、二重張りは足裏の皮膚呼吸を阻害しますのでしない様にしましょう。
シリコンカバー
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重要度:5
主な用途:患部の保護・摩擦軽減
足のダメージが最大限に悪化した時にお世話になりました。
水疱の大量発生の様などうしようもない状況でも歩行することができる様になる神アイテムです。
100均などでも購入することができます。
シリコン製で柔らかく、大きめの物を選ぶと良いです。
大体は指に引っ掛ける部分と面の部分を融合した様な形をしており、患部近くの指に引っ掛けて固定します。
カバー自体は靴下の中でどうしてもズレてしまう為、セロハンテープなどで固定を補強しておきましょう。
円形の患部補助用品
本編で紹介している様に使用してはダメなアイテムでした。
これはどの様な物かと言いますと、ドーナツ型患部の周りの高さを変えるシールの様なものです。
患部に対しての圧点が無くなれば、必然摩擦も無くなりますので患部が自然治癒力で回復するのを待つことができる。
という狙いで作成されているのでしょう。
しかし実際には、患部の周りへの圧力が異常に高くなり、結果傷口が広がってしまいます。
患部へのダメージ分散はこういったドーナツ型の補助道具ではなく、シリコンカバーの様な超広範囲圧点分散アイテムを選ぶべきです。
製造メーカーの事を悪く言うつもりはないのですが、こういった小型の圧点分散アイテムは極力使わない様にしましょう。
魚の目は自力で治せる
最後に魚の目は自力で治せるという事を宣言して締めたいと思います。が。
私が医療関係者でない事は冒頭記した通りですので、今回は偶々うまくいっただけかも知れません。
そして本編の途中の失敗のように皮膚がズタボロになる可能性もはらんでいます。
地力治療を選ぶ場合はそういったリスクを考えた上で、少しずつ少しずつ地道に行う事を心掛けましょう。
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