短いです。
所要時間が。
ほとんどの方が行っているであろう、冬場の手洗いとうがいにかける時間がとても短い。
その所為で、実は予防対策としてあまり効果が高くないだろうということが指摘されています。
単純にやっている時間が短すぎて、爪の隙間などの重要なところを軽視してるんですよね。
せっかく手洗いうがいを実践しようとしているのに、上手くやり切れていないとやり損です。
というわけで、幼稚園や小学校で習いそうな手洗いうがいの方法を見ていきましょう。
本当は夏でも冬でも関係なくやって欲しいけどね
僕は喉が弱いので常にうがいしてます
また、これも勘違いが多いのですが、あくまでも予防は感染や発症の確率を下げることでしかない。
という事を肝に銘じてください。
絶対ではありません。
ここを読み違えて、どうせかかるなら面倒だからいいやとやらない人達も居ますが…。
ちゃんと手洗いうがいさえ実行していれば、数年間は風邪にあわずに済みます。
なんでかって?
だって私自身が虚弱体質持ちで手洗いうがいを実行してますからね。
大切さは実証済みなんです。
では確認していきましょう。
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手洗いの正しいやり方
これは多くの医療品メーカー、薬品メーカーが全く同じ事を言っています。
手にハンドソープを付けた状態で、下記の手順でしっかり行いましょう。
全ての工程を5~15秒間行うのがミソです。
結構長くなってしまいますが、英語圏では「『Happy birthday to you』を3回歌い終えるまで洗え」と教えるところもあるくらいです。
- 手のひらを合わせて、こすり合わせる
- 手の甲を洗う
- 指先を片方の手のひらの間で回し、爪の間を洗う
- お互いの指をクロスさせて指同士の間を洗う
- 親指を手のひらで包み、ねじるように洗う
- 最後に手首まで洗う
となります。
この様に、全6工程で表記しているところが多く、実際の効果も高いです。
小学校などでもこの様に教えていると思います、しっかりと洗い残しが無いことを意識してください。
歯みがきの様に丹念にやるのです。
軽視できない手の洗浄
手洗いの最後は手の洗浄です。
何故か何処のサイトも手の洗浄について明記していません。
手を洗う時は最後に水だけで流しましょう。
え、当然のことじゃ?
いや、ちょっと考えているイメージと違うかも
よく、水で流す時に手をこすり合わせる動作をしますよね?
アレがいらないのです。むしろやってはいけません。
手洗い指導の中に、流水での洗浄について言及している物が少ないのが心底不思議なのですが…。
【水だけで ゆっくりと こすらず 洗い流す】
これを念頭においてください。
例えば、ハンドソープで泡立てている場合洗浄時に手をこすり合わせると、より手のシワの間に泡が入り込んでしまう為、流水で泡を取りきれない場合があります。
流す時は指先を下に向け、泡立てた手首から水がかかる様に、流れに任せてじっくりとただ水をかけ続けるだけでいいのです。
「ああ、全部流れた」と思ったら、やっと洗浄は終了です。
厄介なのは、公共施設に多い自動で水量を調節するやつですね。
すぐ水が途切れてしまう為、4,5回水を出す必要があります。
逆に言うと、最低それ位は流水だけで洗い流す必要があるという事です。
水を軽く切ったら、清潔なハンカチやタオルで拭いて終了です。
余計な雑菌の繁殖を防ぐため、手を拭く物は風通しが良く空気のこもっていないところに保管。
そして一日一回の交換を心がけましょう。
手洗い場にジェットタオル備え付けの場合は、利用しても良いでしょう。
うがいの正しい方法
こちらも手の洗浄と同じく、何故か記載されていないことが多いのですが、こちらで明記しておこうと思います。
うがい用に口に含んだ最初の水はそのまま吐きだしてください。
え、グチュグチュペッは?
最初は要らないね
これは最初にグチュグチュをすると【わざわざ口びる付近の物と喉の奥の物をかき混ぜてしまう為】です。
つまり、手前の物を奥に押しやってしまう可能性がある為、無駄というわけです。
最初の一杯はくぐらせる程度にとどめ、さっさと吐きだしましょう。
ちなみに、朝のうがいも同じです。
舌の上の雑菌? 舌苔の取り方と健康管理の見分け方について 舌の白い奴の除去
それらを踏まえると、うがいの手順はこの様になります。
- 水を口に含んですぐに吐き出す
- 水を口に含みグチュグチュと5~10秒やって吐きだす。2,3回程度。
- 水を口に含み天井を向いて喉の奥でガラガラと15秒やって吐きだす。2,3回程度。
口の中の雑菌を奥に押し込めずに、外に出せればいいのです。
だから手順としては、手前側からとっとと排除していくイメージとなるのです。
ちなみに、うがい薬はアルコールが調合などがなされている為、口の乾燥を呼んでしまう可能性があります。
うがい薬の使いすぎや薬を使っての長時間のうがいには注意すべし、とされています。
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手洗いうがいのタイミング
基本的には外出後すぐ、朝起きた直後、夜寝る前、食事前などに行うことを心がけましょう。
勿論食品を扱う場合、食器を扱う場合など、挙げればきりがありませんが口に接触する可能性のある場合は全てです。
また、うがいの場合はさすがに洗面に立つ度やるというのは無理だし過剰なので、できるタイミングでちゃっちゃか行いましょう。
恐ろしい話
男子トイレで手を洗わずに出ていくサラリーマンを見ることがあります。
信じられないかもしれませんが…。
いや、おまえのチ○コのそれ。机や電車に持ってくつもりか…?
怖い怖い怖い怖い
当たり前ですが不特定多数が出入りし、身体的接触の多い場所。
つまり満員電車での接触や、トイレで用を足した後などに手洗いは必須ですよ。
喫煙所などもどこで誰が触っているか全くわからない密閉空間なので、かなり注意が必要ですね。
最近は改修工事の時に、トイレを奇麗に立て直している駅も多いです。
そこらの公衆トイレよりはよほど清潔です。
さらに、エントランスの1Fだけは関係者以外のトイレ使用を黙認しているビルもありますし、商業施設もあります。
まず街中では、緊急時に手を洗う場所を確保することを心がけましょう。
風邪の感染源は口とされている
風邪の感染源は主に口と鼻からとされています。
そこに直接あたる可能性の高い手の洗浄を徹底しろ、というのが手洗いの道理なのです。
また、細菌感染はそれらに比べて、目や耳などからの侵入リスクが低いという事です。
※新型コロナウィルスは目などの粘膜からでも感染の危険性がある事が指摘されています。2020年2月16日現在
抗菌ティッシュや電車の抗菌つり革などは
全く効果が無いっていう医療関係者もいるのよね
あくまでもメディア露出の範囲の話だけど
なんとなく対策した気分
というのが一番良くないのかな
手洗いうがいに予防の効果はほぼ無し、と語るコラムもあります。
さらに結構衝撃ですが、手洗いはハンドソープ無し流水時に手をこする十秒だけで十分と語るお医者様さんも居ます。
今回の掲載内容とは真逆ですね。
しかし、冒頭語りました通り私は数年間風邪にかかっていません。
今回掲載しているのは私自身で試して、効果ありと思ってやっている物を紹介したので、効果はあると思います。
この辺の基本知識を増やして、予防したに努めた効果は出ている事だけは断言できるのです。
結局自衛策として、何が危険かをより知っておくことが、あなた自身へのリスクを減らします。
もし今回の記事で、あなたが軽視していた部分が見つかればそこを改善すると年間の病気の割合が減るかも?
「手うが、しようね」(CV.大坪由佳)
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