はやぶさ2 その凄さと小型探査機の大仕事! 先代を超えた活躍!

ブログ・エンタメ

2014年12月に地球を飛び立ったはやぶさ2が、今回とんでもない事を成し遂げてくれました!

今回最大の懸念となった
2回目の着陸に
完璧な形で成功したのです!
次は小型探査機の本来の目的であるサンプルの地球送りを成功させてほしいところですね。

でも
そもそもはやぶさ2って何でしょう?
ここでちょいっと学習して帰って、職場でネタにしてくださいね。

スポンサーリンク

はやぶさ2の基礎知識! 小惑星を目指して

そもそも無人探査機は何をするのか?

・はやぶさ及びはやぶさ2は小型探査機
・小型探査機のミッションは任意の小惑星と地球を往復する事
・その際、惑星サンプルを拾い、これを地球に持ち帰るのが最終目的

これが【小型探査機はやぶさ2】のすっごいザックリした目的です。

要するに
なんか良さげな小惑星見つけたからあれのサンプルが欲しい!
よし!調査の為に無人探査機を飛ばして往復させよう!

といった発想なんですね。
宇宙関連の開発ってこうやって
いつもスケールがおかしいのですが。

ちなみに小惑星というのは
火星~木星間が主な存在している領域で約3000個が現在までに発見されています
今回はそのうち1つに飛ばしたわけです。(5年弱前に)。

プロジェクトの壮大さが伺えますよね。
片道4年半なんですから。

ちなみに地球上を約1年外周しており、実際の航行はもう1年短いです。

はやぶさ2の目的惑星は?

今回の目的地は以下となります。

・はやぶさ2の目的地は小惑星リュウグウ
・皆さんご存じスイングバイを使用して加速
・リュウグウの位置はおおよそ3億キロ先
・リュウグウの大きさは直径900m(!?)

直系1㎞にも満たない目標に遥か3億キロものぶん投げを果たす。
JAXAの技術力、実にイカれてると思いませんか?

はむらいと
はむらいと

僕は10m先のゴミ箱にボールを入れる自信すらないですけどね。

それに反して、公式ページは
SSL化されてないこの技術力というか注意力の低さ…嘘やろ?


途中触れているスイングバイというのは
星の重力を利用して
軌道を変更する技術の事

この場合一度地球に引き付けての重力と
公転速度を利用して
その反動で再び吹っ飛ばすみたいな
パチンコのゴムの反動みたいなイメージですかね(違う)。

このスイングバイを実行する技術力
軌道計算の変態性は言うまでもありませんが
優れているところは地球圏の脱出に関する燃料のエネルギーを温存して発射できることになります。

燃料を積まなくても良い分機体が軽くできるというわけです。

そして探査目的のリュウグウは
水があるのではないかとされている小惑星です。
地球の様に有機物がある可能性があり

生物の原型の様なものが居るのではないかと期待されています。

つまり、原初の地球、もしくは宇宙人の原型にドキドキワクワクな
おっさん達の夢を乗せた長旅なんです(失礼)。

何をしに行くのか?  持ち帰るものは?

今までの探査機というのは

・写真を撮って地球に送る
・もっと近づいて写真を撮って地球に送る
・着陸して写真を撮って地球に送る

という事をやってきました。

全部写真やん!
という突っ込みを受けそうですが、
サンプル採取に成功したのは近年の技術進化のなせる業です。

そして今回は世界初の試みを乗せています。

・複数地点からの採取【マルチサンプリング】
・地表掘削から地下物質を採取する【地下サンプリング】

つまり、宙を自由に飛んだ上に
地下物質を採取し、戻ってくるというのです。
もう一回言いますが

JAXAの技術力、実にイカれてると思いませんか?
世界初ですよ
日本の技術力は今でも世界最高水準だと思うとワクワクします。

今回、はやぶさ2が地下の物質を採取する目的としては
太陽風などの影響を受けにくい為
リュウグウ誕生時の地質がそのまま残っている
可能性を考慮されてのことです。

元々炭素や水などの主成分が多く存在していることが期待されており
その地下の保存された物質であれば
原初の岩石惑星(地球など)に近い要素を備えているかもしれないというわけです。

サンプリングが成功し
原始的な星の在り方を確認できた時
また違った観点から原始の地球の仮説が立てられたりと
今後の研究に大いに貢献してくれることとなります。

夢やロマンはもちろん詰まっていますが
原始の究明、研究という観点からも、宇宙に関する技術開発
アプローチはとても大事なことなんです。

今回の採取結果はいつ届く?

今回採取できた物体は
2020年の年末に
カプセルにて地球まで送られます。

到着が待ち遠しい。

月の石じゃないけど、地球外の物質というだけで興奮してきますね!

先代はやぶさは着陸時に重要パーツを損傷したり、一時的に行方不明になったり
大気圏で色々感動的なシーンが合ったりと話題になりました。

今回は2度の着陸による別々のサンプル採取
しかもほぼ無傷での実行という事で
回収されたサンプルへの期待も
プロジェクト自体の研究成果としての価値も非常に高まっています。

さぁ、あとは無事サンプルカプセルが返ってくるのを待つだけだ。

頼んだぞ、はやぶさ2!

コメント