ブラッキーにサイコキネシスを持たせるのは予想以上に強いのではないか?
という検証です。
とっておきを外すとあくミラー対決で大きく後れを取るようになり、今までより弱くなるのではないか?
と思いの方もいるでしょうが、なんにせよやってみなければわかりません。
では検証してみましょう。
サイコキネシスブラッキーの基礎
サイコキネシスブラッキーのダメージ計算を行っていく前に、基本として下記内容を認識しておいてください。
- サイコキネシスととっておきは威力とゲージ消費量が同じ
- サイコキネシスにはデバフ効果がある
- 等倍であればあくのはどう>サイコキネシス=とっておき>イカサマ
- 従って一発しか打てないのであればイカサマよりもサイコキネシスが優先される場面も存在するかもしれない
- ただし、ごくごく微量しか変わらない
これらが前提となります。
では今回の目玉である各リーグのダメージを確認していきましょう。
確認するポケモンはSCP1位同士でのシミュレートとします。
スーパーリーグ
なおシャドウポケモンはSと表記。
リージョンフォームも地方頭文字から取り同様とします。
相手ポケモン | 実ダメージ | % | 備考 |
マリルリ | 38 | 19.4 | |
ニドクイン | 69 | 49.3 | |
Sニドクイン | 83 | 59.3 | |
フシギバナ | 67 | 54.5 | |
Sフシギバナ | 80 | 65.0 | |
カイリキー | 84 | 67.2 | |
Sカイリキー | 100 | 80.0 | 同時着地であれば 倒される前に打てる |
Aキュウコン | 38 | 30.2 | |
ズルズキン | 21 | 17.5 | とっておき優勢 |
ドクロッグ | 141 | 106.0 | |
ベトベトン | 74 | 49.7 | |
Sベトベトン | 88 | 59.1 | |
アリアドス | 79 | 55.6 |
主要ポケモンからイカサマを打つよりも有効になる対面をピックアップしました。
どれも面白いですが特にシャドウカイリキーが圧巻で、相手のHPが低ければブラッキーが勝ってしまう可能性も秘めています。
ドクロッグはバークアウトなしでもダメージが100%を超えていたりと、かなりえげつない能力を持っています。
あく対面であるブラッキーミラー・ダーテング・バルジーナ・ズルズキン等には弱くなってしまいますが、通常では考えられないほどのリターンを得られている事も事実です。
あれ? サイコキネシス型の方が強い???
ハイパーリーグ
相手ポケモン | 実ダメージ | % | 備考 |
ニドクイン | 73 | 39.9 | |
Sニドクイン | 87 | 47.5 | |
フシギバナ | 70 | 43.8 | |
Sフシギバナ | 84 | 52.5 | |
カイリキー | 87 | 53.4 | |
Sカイリキー | 105 | 64.4 | |
Aキュウコン | 40 | 24.7 | |
ズルズキン | 22 | 14.7 | とっておき優勢 |
ドクロッグ | 147 | 86.5 | |
ベトベトン | 77 | 39.9 | |
Sベトベトン | 92 | 47.7 | |
ニョロボン | 73 | 42.0 | |
Sニョロボン | 87 | 50.0 |
同じくイカサマを打つよりも優勢になる対面をピックアップ。
ハイパーリーグとスーパーリーグで通るダメージが10%程度代わる様ですね。
とはいえポケモンによって基礎ステータスが違うので一概にこれくらい違うとも言えないところではありますが。
バークアウト込みのサイコキネシス二発確定が沢山居るのが非常にいい処ですね。
また、ほとんどのドクロッグはばくれつパンチを所持していない為シールド1枚以下同士では勝てる対面となります。
やはり相手のかくとうを追い込むことができるのが強いですね。
もしニドクインと組ませていれば、その後完全に起点にできますし。
ブラッキーと組ませるポケモン
ブラッキーは格闘に良い感じの迎撃ラインを手に入れたことで、あく以外には性能が上がったという非常にヤバい仕上がりと相成りました。
フェアリーなどには元から勝てませんしそこは変わらないのですがブラッキーを追ってくるあくタイプというのは、軒並みニドクインで相手が可能な為かなり相性補完が良いのではないかと思われます。
今回最も問題なのはこうして、ブラッキーの仕事量が実質増やせたという事です。
もはやドクロッグを対あく枠として運用することが困難になっており、ブラッキーが有利対面を作った後に突破しようなら迎撃用にかくとうポケモンを出す事すら躊躇われます。
なにこれ、クッションとしても追いポケとしても強くない?
という感じでブラッキーの為にパーティ研究をするのはアリよりのアリという状況が出来上がっています。
毒全盛期にこうして、毒は迎撃できる様になって自らも従者として毒ポケモンを従えられるようになったブラッキーは、想像以上に厄介な存在ではないでしょうか。
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