ネギガナイトとカイリキー 何がどこまで違うのか?【検証】

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ネギガナイトってカイリキーより採用率低いですよね?

個人的に、技は全ポケモン中でネギガナイトが最強構成だと考えているのですが、何故ネギガナイトの方が採用率が低いのでしょうか。

そして、ネギガナイトより攻撃力が高く、防御が低くなったシャドウカイリキー。

なぜ、シャドウカイリキーがこの中でも一番強いと感じるのでしょうか?

今回はネギガナイトとカイリキーを比較してみます。

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ネギガナイトとカイリキーの比較

ネギガナイト

本気で思ったほど強くないネギガナイト。

何がいけないんだ。

技検証

「技は最高の物しか持っていない」

と断言できるほど強いネギガナイトですが、実際の性能はどうなのでしょうか数値を比較してみましょう。

技名威力Eチャージ量(その他)E消費量タイプ使い手
カウンター9.67(2ターン)かくとう
クロスチョップ6035かくとうカイリキー
つじぎり50自身の攻撃を12.5%の
確率で2段階UP
35あくネギ
リーフブレード7035くさネギ
インファイト120自身の防御を
2段階DOWN
45かくとう
いわなだれ7545いわカイリキー
ブレイブバード130自身の防御を
3段階DOWN
55ひこうネギ
ストーンエッジ10055いわカイリキー
しっぺがえし11060あくカイリキー
※威力はタイプ一致込み

この他にも選択肢はありますが、一旦これで。

技を並べる時に毎回考えるのですが、こうして見るとリーフブレードの異常さが目立ちます。

インファイトやブレイブバードも十分な威力を持っているのですがリーフブレードはあのサイコブーストのデメリット無しバージョンですからね。

そら、感覚もおかしくなるというものです。御三家技に引けを取らない数少ない技ですし。

技性能の面でこうして見るとネギガナイトが劣るのは対空・対炎となる岩技位のものです。

リーフブレードは等倍であればクロスチョップを超えていますし、ブレイブバードやインファイトの選択肢も協力。

特にブレイブバードであれば苦手な毒タイプにも等倍で通るようになる為、これはネギガナイト独自の強みと言えるでしょう。

カイリキーは技編成上どうしても格闘+岩。という役割になりがちです。

しかしネギガナイトは、かくとう+くさ・あく・ひこうから自由に選んで役割を持たせることができるのです。

対バルジーナやファイアローではネギガナイトが劣ってしまいますが、ニドクインやフシギバナ、ブルンゲルやニョロトノにダメージを通そうと思うと、技的にはネギガナイトの方が優れていると言えます。

しっぺがえしカイリキーに対してつじぎりネギガナイトってあまりにも差がありますしね。

ステータス検証

では技を支えるステータスを比較していきましょう。

下記はスーパーリーグ1位同士の個体を並べた場合です。

項目ネギガナイトカイリキー
SCP13451407
攻撃143.64134.45
防御109.7499.40
HP99125

攻撃力ネギガナイト優勢なのはわかっていましたが、防御力もネギガナイト優勢だとは気づきませんでした。

しかし、カイリキーって結構HP高いですよね。実はHPだけでいうとズルズキンよりも高いのです。

不思議。

ちなみにハイパーリーグのSCP1位同士はこんな感じ。

項目ネギガナイトカイリキー
SCP22492354
攻撃185.20172.64
防御141.14128.37
HP129163

ハイパーリーグになるとネギガナイトの異常な攻撃力がより際立つ格好になります。

ダメージ比較

カイリキー

では、実際にこの2匹の攻撃力では技によってどれくらい威力が変わるのかを試してみましょう。

検証の為スーパーリーグで、対戦相手はノーマルタイプであるカビゴンのSCP1位とします。

さらにシャドウカイリキーも加えて見ます。※以降Sカイリキー

技名ダメージタイプ使い手
カウンター14かくとうネギガナイト
カウンター14かくとうカイリキー
カウンター16かくとうSカイリキー
つじぎり46あくネギガナイト
リーフブレード64くさネギガナイト
インファイト175かくとうネギガナイト
インファイト164かくとうカイリキー
インファイト196かくとうSカイリキー
ブレイブバード119ひこうネギガナイト
クロスチョップ82かくとうカイリキー
クロスチョップ98かくとうSカイリキー
いわなだれ64いわカイリキー
いわなだれ77いわSカイリキー
ストーンエッジ85いわカイリキー
ストーンエッジ102いわSカイリキー
しっぺがえし94あくカイリキー
しっぺがえし113あくSカイリキー
※威力はタイプ一致込み

問題点が少し見えてきましたね。

一番多く打たれる技1のカウンターのダメージがノーマルのカビゴンに対してでも変わっていません。

ダメージ幅が高いのにダメージ実数値が増えていないというのは結構問題で、これは単純に攻撃力を上げた意味がない。

という事になってしまいます。

いや、利点自体は色々あるのですがまぁ、平均化するとデメリットの方が大きいって事ね。

勿論攻撃力の差異で、カイリキーのカウンターが6ネギガナイトは7という組み合わせもあるとは思うのですが、果たしてどれだけカウンターが打てるのか?というのは結構疑問ですね。

余談ですが、ノーマルカビゴンのしたでなめるのダメージは上記3体に対して全て『3』です。

なぜシャドウカイリキーの方が使われているのか

では、本題に話しを戻します。

カタログスペックが優秀なネギガナイトの採用率が低く、なぜシャドウカイリキーばかりが使われるのか?

それは『確定数が同じなのにSカイリキーの方がHPが多い』という事に他ならないでしょう。

例えば対カビゴン。

シールドを貼ってネギガナイトが突破する場合HPは30%を切っています。

しかしシャドウカイリキーの場合は40%を残して突破することができるのです。

これは先に紹介したシャドウカイリキーがしたでなめるのブレイクを受けていない。

という有利な条件もあるのですが、それ以上に『思ったほど防御力が勝負に直結していない』という事が考えられるのです。

つまり、同じ程度の耐久力を確保するのであれば、あくまでネギガナイトとカイリキーという攻撃に寄ったポケモンを比べる場合ですが、HPの方が価値が高い。

という事が言えそうです。

この為カイリキーやSカイリキーは相手を1体突破した後も最後の仕事ができるHPを残すことができるのです。

これが、ネギガナイトには無く手カイリキーにはあるHPの差というわけです。

この後の展開として、ネギガナイトはただただ起点になる可能性が高く、カイリキー側はクロスチョップを打ってから退場できる可能性が高い。

そんなことを何回も繰り返すうちに勝率の差異となって表れたのが、現在の採用率や強さの指標の差となっているのではないでしょうか。

最強の技構成を所持するネギガナイトですが、HPという思わぬ落とし穴がありました。

今後編成を考える場合は単なるSCPの高さだけではなく、似たSCP似た役割であればHPがどうなっているかを確認するのもいいかも知れませんね。

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