ある意味甘えるキュウコンに近い。
サイコショックを新規で与えられるニンフィアにはそんなイメージがあります。
ブラッキーと同じく、とっておきでない場合は足して誰に有効になるのか。
ピクシーとは差別化になるのか。
そういったところを考えていきましょう。
サイコショックニンフィアの基礎
サイコショック自体は、実はニンフィアにとってかなり追い風となる技です。
- サイコショックが技2の中で一番軽い技になる
- エスパー技でどくタイプを迎撃できる可能性がある
- ムーンフォース・とっておき・サイコショックからの選択
- タイプをばらけさせるのであればサイコショック・とっておき型となり、すごい技マシンスペシャルが必須
やはりニンフィアにとって一番軽い技となるのがポイントが高いですね。
あまえるグランブルと同じスピードで技を放つことができる様になるので、その点じゃ通常のあまえる族とは一線を画しています。
かたや、技発動に関してはアローラキュウコンという超えられない壁が存在している為、リーグにおけるタイプ相性の合理性などから選択する必要になるでしょう。
ともあれ、ピクシーの劣化ポケモンという事態は避けられたようです。
では今回もSCP1位の相手に対してどのようなダメージが叩き出せるかを見ていきましょう。
スーパーリーグ
ではサイコショックの威力を見ていきましょう。
シャドウポケモンはSと表記。
リージョンフォームも地方頭文字から取り同様とします。
サイコショック(PS)ととっておき(LR)のダメージをそれぞれつけます。
相手ポケモン | PSダメージ | PS% | LRダメージ | LR% |
マリルリ | 38 | 19.9 | 50 | 25.5 |
ニドクイン | 71 | 50.7 | 57 | 40.7 |
Sニドクイン | 85 | 60.7 | 68 | 48.6 |
フシギバナ | 69 | 56.1 | 55 | 44.7 |
Sフシギバナ | 82 | 66.7 | 66 | 83.7 |
カイリキー | 86 | 68.8 | 69 | 55.2 |
Sカイリキー | 103 | 82.4 | 83 | 66.4 |
バルジーナ | 14 | 7.8 | 45 | 25.0 |
ズルズキン | 22 | 18.3 | 44 | 36.7 |
ドクロッグ | 145 | 109.0 | 73 | 54.9 |
ベトベトン | 76 | 51.0 | 61 | 40.9 |
Sベトベトン | 91 | 61.1 | 73 | 49.0 |
アリアドス | 81 | 57.0 | 65 | 45.8 |
単純に主要技となる二つの比較。その他主要などく・かくとうを羅列。
等倍対面はマリルリを見てください。
スーパーリーグはやや耐久に乏しく、あまえるの威力も高すぎる為サイコショックでも毒タイプを追い込むことが可能。
個体値によってはシールド0枚のベトベトンを迎撃する力を持っています。
こりゃ素直に良い強化だわ。
余談ですが、ズルズキンへのサイコショックより、あまえる一発の方が威力が高いという中々興味深い結果も出ています。
ハイパーリーグ
続いてハイパーリーグ。
相手ポケモン | PSダメージ | PS% | LRダメージ | LR% |
ニドクイン | 73 | 38.8 | 58 | 31.7 |
Sニドクイン | 86 | 47.0 | 69 | 37.7 |
フシギバナ | 69 | 43.1 | 55 | 34.4 |
Sフシギバナ | 83 | 51.9 | 66 | 41.3 |
カイリキー | 86 | 52.8 | 69 | 42.2 |
Sカイリキー | 103 | 63.2 | 83 | 50.9 |
Aキュウコン | 39 | 24.4 | 51 | 31.5 |
ズルズキン | 22 | 14.7 | 44 | 29.3 |
ドクロッグ | 144 | 84.7 | 73 | 42.9 |
ベトベトン | 72 | 38.9 | 61 | 31.6 |
Sベトベトン | 90 | 46.6 | 73 | 37.8 |
ニョロボン | 69 | 38.5 | 55 | 30.7 |
Sニョロボン | 87 | 45.8 | 66 | 36.9 |
等倍対面はアローラキュウコンを参照。
ここでも50:38の様なダメージ構図は変わっていませんね。
全体的には苦手な毒タイプに勝てることはありません。
しかし、有利対面を作って突破した際に、毒に50%前後のダメージを与えてから退場する。
という選択肢が可能な点が非常に優秀です。
以前まではただただ起点にされるだけだったのですが、これでパーティ内でしっかり役割を作ってやればちゃんと勝ち筋に繋がるポケモンになりました。
ムーンフォース採用もあり
甘えるという技は非常にチャージ効率が悪く、下手をすると技2は一回しか打てません。
とくにとっておきの様な発動が遅い技であればなおさらです。
であれば、もともと毒への打点の為であったとっておき採用は見送り、強力なタイプ一致技であるムーンフォースの採用もアリという事です。
どくタイプへは当然サイコショックで対応し、他のタイプに対してはひきつけてサイコショックが二発打てるのか、はたまたムーンフォースで一発ダウンを狙った方が良いのか?
という選択肢を作っていくことができます。
あまえるのダメージがもともと高いので軽視されがちですが、後続にムーンフォースを打つというのはあまえる7発分に近しいダメージを打つという事になるので、実は結構強力なのです。
当然エスパータイプに対する迎撃で、とっておきを持っていた方が都合が良かったという事もあるでしょうが、サイコショックと合わせて使うのであれば実はムーンフォースの方が優秀かもしれませんね。
ニンフィアも実装が非常に楽しみなポケモンになりました。
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