ウェイテッドブランケットを知っていますか?
『重い掛け布団の方がよく眠れる』という、知る人ぞ知る何とも言えない魅力あふれるアイテムです。
今回はその『よく眠れる』『睡眠の質が高まる』について、実際に購入して検証してみた記事になります。
海外製の掛け布団【7kg】を思い切って購入するという、暴挙。
果たして成功するでしょうか……?
著者が凄い眠りが浅いのよね……
だから気にして購入したのよ
zzz……
ウェイテッドブランケットとは?
ウェイテッドブランケットは、プラスチックの粒子などを詰め込んだ重さを付けた掛け布団です。
睡眠中に体にある程度の重さを与えることで、より眠りが深くなると言われています。
元々睡眠障害を伴う自閉症の子供に使用すると、睡眠の質が改善し、体調改善につながることが挙げられ、一部の使用者からは絶大な支持を得ています。
なお、科学的な根拠はあまりなく、重さをつけると繭に包まれているようになり、安心感を与えられるのではといった内容が語られて開発を勧めている現状です。
圧迫感を安心感と捉える人は一定数居る様で、これは他の動物にも見られる傾向です。
繭というと、胎児への原点回帰とも取れますが、そのあたりが関係しているのかもしれませんね。
万人に効果があるわけではなく、使用者によって効果の享受が変わります。
また、起きている時に使用して効果を得る場合もあります。
圧迫感を求める体質の子供に、特に効果が高いというのは言わずもがな。
狭いところに入りたがる猫に最適なのかな……?
睡眠の質を改善? 実際の使用感を語る
ウェイテッドブランケットの効果は、その『深い眠り』にあります。
とにかく重いです。
掛け布団を毎回仕舞う習慣のある人には伝わるかもしれませんが、7キロの布団というのは結構な重さの領域で片付けるのが億劫になります。
何故毛布の用途のものをこれほどの労力を払って片付けなければならないのか……。
また、使用の為に広げる時にも、一気にバサッとではなく、『パタン。パタン。パタン。』とゆっくり広げていかなくてはなりません。
1つかみで感じる重量が数百グラムですからね、毎回ペットボトルを掴んでいるようなものです。
「これはやはり重すぎでしょう」と思う事もしばしば。
でもその為の重いお布団そこは我慢して、広げて使うのです。
当然といえば当然ですが。
で、更に問題がありまして。
別に、眠りが快適になってないんですよねぇ。
なんでだろう?
原因はいくつかあると思うのですが、大きな原因は寝相かなと。
とにかく僕は布団をはねて『暑い』と思ってしまう体質なので、重さ云々以前に、途中でふっとばしてしまうんですよね。
ふっとばすだけならいいけど、その時の勢いで掛け布団が折れちゃって。
この場合は一片の重さが結構ありますから、折り重なるとものすごい重量になるわけですよ。
それこそ本当にペットボトル抱いて寝てるの? くらいに。
これが原因なのか、特に眠りが深くならないんですよね。
ハネては起き。
かけ直し、重い。
少し起きて、再度ちゃんとかけ直す。
重さには慣れたけど、そもそも起きてしまう。
浅い眠り。
を繰り返し続けます。
これを解消するために買ったはずなんだけどなぁ。
しかしながら、特に寝苦しいなどの症状はありません。
重たいは重たいのですが、不快な重さというわけではなく、ただ重たいだけというか。
我慢できる重さだし、別に良くも悪くもない。
だけどこう、数日使ってみて、期待したのとなんか違う。
というのはあります。
レポートによると5%程度の人は、これを使うと逆に不安感が高まって眠れなくなるらしいので。
当たり前ですが、閉所恐怖症の人には逆効果なので、その自覚がある人は購入を検討しないでください。
危険です。
あと体ができていない幼児もダメですね、できれば中高生位からをお勧めします。
構造
このウェイテッドブランケットはプラスチックの重りが寄らない様に、各マスを区切ってプラスチックを詰めています。
私が扱っているのが14×10で140マスあります。
7㎏と表示されていますから、1マス50gの大量のマスを持った布団になります。
勿論マスが大きいと、中に入っているプラスチックビーズの偏りが激しくなり、不快感が上がるので、こういった構造で縫製されているわけです。
ちなみに表面は耐久性がありスベスベ。
手触りはものすごくいいのですが、やはり7㎏って結構重い為片付けるのは一苦労です。
ちなみにウェイテッドブランケットというくくりでは3㎏~15㎏程度まで重さの幅があり、単純に重い方が良いという人も居るようです。
私の場合はこれ以上重くなったら「正直無理!」って感じです。
使い心地と保温性について
この重量の他に類を見ないタイプのお布団ですから、その保温性はざそかしあるだろうと想像する人も多いことと思います。
実際にほのかに温かいのですが、『通気性ではない何か』で温度は一定に保たれており、適度に快感です。
暖かくもなく、詰めた苦も無くただただ重いのです。
感覚的には秋〜春までの幅広い使用期間を確保できそうな構造ですが、初夏~夏は日本の気候的に厳しそうです。
値段と郵送されるまで
今回は大体6000円くらいだったのですが、標準的には4000円弱の価格帯から存在し、高いと2万円を超えます。
重くするために原材料が増えるのが一つの原因でしょう。
あと寝具は結構値段ピンキリなので、コレっていう値段基準が無いのも要因ですね。
実は発送されるまでの期間が長くって。輸入品だったので大体7週間くらい。
一応国内品も探したのですが、その時頼めるものにはなかったので、国内ではそんなに流通してないのかな?
といった具合の珍しさです。
何ということでしょう、購入を検討したのは春なのに、陽気はすでに夏です。
ですので、この厚みのある布団を快適に使える季節ではなくなってきているのも厳しい点なんですよね。
逆に冬が楽しみなんですが。
肝心の睡眠の質の改善に関しては途中でも触れましたが、まだまだ実感はありません。
時間がかかりそうです。
吾輩は使用者である。
正直6000円の実感は、まだない。
購入を迷っている人には、ギャンブルであることを伝えたい。
だって、寝る癖なんて千差万別で人それぞれだから。
興味が出たら、下のリンクから調べてみてくださいね。
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