女性のファッション、ステイタス、美しさ。
それらの強調として、存在している様に見えるハイヒール。
美しいですよね。
ハイヒールは、構造美として、ドレスコードの一環として、ビジネスマナーの一環として存在している節があります。
それ自体に美しさやルールを感じさせるものがあります。
しかし、あなたはハイヒールとうんこの関係をご存じでしょうか。
はい、あのうんこです。
うんこよね?
米に異なるって書く
そう、そのうんこ。
魅惑のうんこワールドへ、あなたをお連れします。
ちがった、ハイヒールの話だわ…。
ハイヒールとうんこの関係 汚物対策の起源とは
ハイヒールの起源を辿る
ハイヒールの起源説にはヨーロッパで誕生したとされる説が強く、その中に汚物回避の論があります。
1600年代、時のフランスでは下水道技術が全く発達しておらず、石造りで複数階の建造物が多かった土地では、地面に直接上から糞尿を投げ捨てるという習慣がありました。
その為頭より上は傘が。
膝より下は高さが必要だったわけですね。
ロングスカート衣装も多い時代に、裾にうんこが付いた、等とはやってられませんので、足元そのものに高さを求めたわけです。
厚底の靴ではなく、ハイヒールが流行した理由は、接地面が先端のみで汚物を踏む可能性が少なかったこと。
そして見た目の美しさからです。
そんなところで美意識を発揮するなら、元からトイレの構造を見直せ。
と突っ込みたくなります。
また余談ですが、これらの汚物浸食により汚染が進み、町ごと破棄したという都市伝説も残るほど深刻な問題だったのです。
実は土も泥もある土地だった
この、空からうんこが降ってくるという時期は、街道や街並みも整理されておらず、泥や土がむき出しの土地がとても多くありました。
その為、うんこが土に還ってるだけ。ということも言え、無理やり言えば土壌の肥料だったわけです。
白い石畳にうんこだったらメチャクチャ目立ちますが、土の上なら乾いたら土っぽいですよね。
また、そのころ窓からうんこ、空からうんこを取り締まる法律は少なくともイギリス、ドイツ、フランス、イタリアにはあったとされており、一応汚物が危ないものとしての認識はあったのです。
また、汲み取り人と言われる仕事も存在しており、その人たちは汚物を回収して回るのが生業でした。
そういうわけで勿論すべてが窓から捨てられていたわけではないのです。
妄想が広がりすぎますが、なんとかうんこパラダイスから生還できましたか?
要するに町としての秩序はあるのですよ。
そして、人口密集具合が大したことが無い為、出来た行為だとも言われています。
確かに東京でやったら地獄ですが、お隣が100m先だったら事情が変わるかも…?
パッテン説
パッテンは靴の上に吐く靴。
いわば靴の上着です。
ゲタの様にある程度高さがあり、靴本体を汚れから守る役目がありました。
このパッテンの伝わりが誤って解釈され、今日のハイヒールはうんこ対策説が広まったのだとする説があります。
パッテンは、形状的には便所サンダルそのもので、如何にも装着しやすい靴の上着といったところ。
下水道は発達していませんでしたが、こうやって対策をしていたんですね。
上流貴族のステータスだった
実は高さ自体に意味があり、身分の高いものほど好んで履いたとされています。
当時は男女問わず履かれており、女性だけのものになったのは今日、現代になってからなんです。
そういう意味ではセーラー服と似ていますね。
あくまで日本で見るとですが。
実は汚物対策じゃない?
ちなみに今回散々うんこの話をしてきましたが、実は汚物対策ではないとする声が本当は多いのです。
現代に続くハイヒールの起源の説はいくつかあり、定説は定まっていない。
- 紀元前400年代、アテネで、背を高く見せるハイヒールが遊女間に流行した。これは男性も履いていた。
- 15世紀からイタリア、及びスペインで、チョピンというファッション用オーバーシューズが貴族の女性や高級娼婦で流行する。
- 16世紀末に欧州で現代に続くハイヒールが生まれる。
町に溢れる汚物を避けるために生まれたといわれることもあるが、現代に続くハイヒールはファッション用であり、その起源は汚物を避けるためとは関係がない
引用元:wikipedia
実はこの様に、単純な『背を高く見せる』、『足を美しく見せる』などのファッション起源説がちゃんとあるんですよ。
そもそも、うんこ対策の靴とハイヒールは流れ的に全くの別物、とする説もあります。
パッテン説の誤読の様にですね。
うんこ説は面白おかしいのと、如何にもネットで広まりそうな言説だったから広まったと。
そういうわけなんです。記憶の片隅に入れておいてくださいね。
まぁ、いろんな事を水に流しましょう。
うんこだけにね。
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