カントーイベントのうちにこの考察は必要という事で、フシギバナのブレイク調査になります。
通常スーパーリーグも一週回って色々なポケモンが増えてきました。
レジスチルをチラホラ見かける様になったり。
やっぱりトロピウスが減ってなかったり。
ガラルマッギョを何処でも見かけたり。
チャーレムが増えたり。
得手不得手はありますが、やはりハードプラントが強い事。
ブルンゲルやニョロトノなどの新勢力を見れる事でフシギバナには需要があると思います。
ですので是非このチャンスに好みの個体を厳選して下さい。
技構成:つるのムチ・ハードプラント・ヘドロばくだん
なお、同様にカントー御三家であるリザードンのブレイクについては下記記事をご参照ください。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
ブレイクについて先に知りたいという方はこちらの記事もどうぞ。
ブレイクするだけじゃ怖い? 知らないと損する厳選の落とし穴→
スーパーリーグのフシギバナ
ではフシギバナのつるのムチが誰にブレイクしているのか。
そして防御特化に利点はあるのかを確認していきましょう。
攻撃視点:スーパーリーグブレイク
スーパーリーグで対面上重要なのが。ヤミラミの攻撃力を超えているか?というのが一つの課題として挙がってきます。
ヤミラミとフシギバナは攻撃力が似ており、基本はフシギバナの方が高いもののヤミラミは大きく分けて三種類の個体ベースが存在している為、先制を取ったり取られたりするのです。
ヤミラミとの対戦はゲージ技の打ち合いですから、基本攻撃力が高い方が有利というわけですね。
この【15・14・15】というヤミラミが恐らく存在している中で一番攻撃力の高いヤミラミです。
この数値を超えることが、一つフシギバナの選択目安になります。
その攻撃力の値は、大体ですが数値が横並びならヤミラミを追い抜けると言う者です。
1つ参考にしてみて下さい。
その他、旧1位個体のマリルリにつるのむちをブレイクする個体が存在します。
が、旧1位を使っている人は既にほとんどおらずこれ自体は全く意味がありません。
念の為マリルリへのブレイク個体上位は下記です。
攻撃が突出して高い事。
残りの片方が低いことが主な条件ですね。
ここまで防御能力を下げるのであれば、ブレイクを無理にする必要はないのでは?
そもそも環境に居ないですしね。
他にはアローラガラガラへのブレイクなどもありますが……。
結果が分かる事もないし、これまた耐久力が下がるのでそこまで必要でもないかなといったところ。
防御視点:スーパーリーグブレイク
防御特化フシギバナに関しては現実的でない被ブレイクが多く、こちらは特に意識する必要がないです。
ねんりき勢のダメージを1抑えたところで変わりはないですし。
その他は非常に薄い線。
相手がSCP1位のシャドウカイリキーでこちらが0・15・1の様な個体でないと意味がないといった感じ。
というわけで防御特化はSCP順位通りで大丈夫。
ちなみにSCP1位は【0・14・11】です。
ハイパーリーグのフシギバナ
ハイパーリーグは効果的な攻撃側のブレイクが2つだけあります。
それが、一部のシャドウラプラスとエンペルト1位へのダメージ向上です。
これらはかなりパターンが多い為、相当な量が出ます。
もちろん防御特化個体にはブレイクできないのですが、それでもそこそこ数が居るなと言う処を突きつつ。
さらにブラッキーのバークアウトを抑える個体を選出。
両者を合わせて攻撃力の最低保障と耐久力向上を目的に見ていきましょう。
こちらです。
記載が漏れていました、上のラプラスはシャドウです。
ブレイクできるのも【10・15・15】の様な守備力【147.32】以下の物をシャドウ計算した物になります。
さて、ブラッキーとの有利不利で言うとシールド二枚を貼れば勝てます。
ただし、フシギバナのSCP1位などはそもそもシールド無し対面だとブラッキーに勝てます。
この違いは、イカサマのダメージや残HPが変わる事にあります。
ですので実はここに示している【5・15・15】は最適個体ではありません。
真の最適個体は。
【5・15・12】【4・15・11~14】です。
この数値に調整することによってまずイカサマのダメージを抑えられます。
これらが上記で紹介したつるのムチブレイクと下記に示す対面が維持できる守備力とHPバランスを維持しています。
シールド数 | 勝敗 | 備考 |
0枚同士 | 〇 | お互いに最適CCT |
1枚同士 | × | |
2枚同士 | 〇 | お互いに最適CCT |
たった5通りではありますが、個人的にはこれらがSCP1位の上に君臨する個体です。
すくないですね。
HP寄りの個体であればもう少しあるのですが、結構防御が下がってしまう為非推奨です。
正直奇跡の個体ですが、ブラッキーは絶対的に出張ってくる可能性が高い為これらをしっかり吟味できると美味しいかも。
という感じです。
【長い追記】
エンペルトもブレイクしない方が良いのではというご指摘を頂きました。
ブレイクしない方がいいこともある🤔 pic.twitter.com/oFeULgc0qw
— モルボル (@morbol_) February 24, 2021
ブレイクした分8ターン(ダメージを考慮すると実際は7ターン)決着が早くなっており、その分ゲージを貯められないという事ですね。
そこで、ハードプラントをダメージ調整してみましょう。
つるのムチ4回×ダメージ5以内に落ちる安全な値を考慮するとダメージ調整は【11~20】の間に収めるのが良さそうです。
さらに調整したい幅としては、この場合エンペルトの最後のターンのHPが【3】という事で。
18足してしまうと21になり危ない可能性が出てきます。
ですので幅は絞って【11~17】の調整幅に。
当然相手のHPにも依存しますから、例えばHP寄りの個体なら不味いです。
という点を考慮していくと【11~14】くらいのダメージ調整幅が良いかと。
ハードプラントのダメージは大体【81】ですから【67~70】になるように13~17%調整すればいいわけです。
で、草のスワイプでその数値になるのが、19/23個取得した時。
おおよそ86%のダメージになります。
これ以上取得しないと逆にたきのぼりで落されてしまいますので調整した意味がありません。
また、これは同時着地時。
さらに差込みや同発を考慮していないシミュレートになりますので、狙ってやりすぎると普通に負けます。
安全圏を考慮するなら、スワイプ2残し程度を狙うと良さそうです。
後追いであればフルスワイプで良いです。
危ないので。
フシギバナのブレイクポイントまとめ
というわけで、スーパーリーグ用はSCP通りの順位。
もしくはムキムキマリルリをブレイクする個体を。
ハイパーリーグでは推奨した5つの個体。
用意できなければSCP順位通りという事になりました。
スーパーリーグ用
【SCP1位 0・14・11】>【15・15・1】>その他中途半端なやつ
ハイパーリーグ用
【4・15・14】>【4・15・13】>【5・15・12】>【4・15・12】>【SCP1位 1・15・14】
ブレイクは目的をしっかり持つこと、そして防御特化や攻撃特化などは数値上無視していることを念頭に使用していきましょう。
是非是非フシギバナ厳選をして新環境で使ってあげて下さいね。
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