新しく実装された、ドラゴン使い待望の毒タイプドラミドロ。
ドラゴンの救世主とも言えるポケモンで、特殊な技範囲と特異な複合タイプにより新しい強さを発揮します。
最強クラス。
というのには厳しいですが。
役割を相当特殊な形で分割できる、非常に面白いポケモンと成っています。
ドラミドロの基本データ
さて、待望の実装。
ドラミドロの基本データを見ていきましょう。
タイプとSCP
ドラミドロはどく+ドラゴンのかなり珍しい組み合わせを持つポケモンです。
他にこのタイプのポケモンはアーゴヨンとムゲンダイナだけ。
というわけで現実的にスーパーリーグに出られる【どく+ドラゴン】はドラミドロだけになります。
ドラゴンでありながら、フェアリーと戦えるかも?
というのが最大の強み。ドラゴンファン歓喜。
最大CPは2694で、限界突破すればハイパーリーグでも運用可能。
ハイパーリーグ最大SCP2597。
スーパーリーグ最大SCP1553。
細い体格の割に防御寄りの数値で可愛いですね。
スーパーリーグのMAXSCPはほんの少しだけ耐久寄りで、ミュウとアローラキュウコンの間位のSCPです。
タイプが珍しい為、比較対象のポケモンが居ないというのが最大の採用メリットでありますが、それだけに専用パーティを組む必要がありそう。
ドラミドロシフトや。
所有技と回転率
そんなドラミドロですが、所有技はちょっと水ポケモンチックです。
見た目通り海藻類なので、こんなところかなと。
意外ですが、どくづきは習得できません。
みずてっぽう、アクアテール、ハイドロポンプとみず技が3つもあります。
技名 | 威力 | Eチャージ量 | E消費量 | タイプ |
みずでっぽう | 3 | 3(1ターン) | ー | みず |
ようかいえき | 7.2 | 5(2ターン) | ー | どく |
ドラゴンテール | 10.8 | 10(3ターン) | ー | ドラゴン |
アクアテール | 50 | ー | 35 | みず |
げきりん | 132 | ー | 60 | ドラゴン |
ダストシュート | 156 | ー | 75 | どく |
ハイドロポンプ | 130 | ー | 75 | みず |
採用第一候補はドラゴンテール・アクアテール・ダストシュートの構成でしょう。
3タイプ詰められたうえで、技1に打点があり、かつ高速回転するアクアテールが打てます。
タイプは違いますが、リザードンの様な動きが可能ですね。
ダストシュートは重いですが、フェアリーやくさポケモンを一撃で持っていくほどの威力がありますので、まさに最後っ屁の一発として最適です。
また、みずでっぽう型にしてでんきとくさに耐性のある水枠としての運用も、レギュレーションによっては面白そうです。
ランターンがその型で暴れることもあるので、あながちおかしくはないかもしれません。
ドラミドロのダストシュートは一発でフェアリーを駆逐できる為、非常に強力です。
ドラゴンテールのチャージ効率もそこそこで、プクリンのれいとうビームが貯まる前に決着をつけられます。
くさタイプにもめっぽう強く、くさ技を二重耐性で受けきれるため相手によっては手も足も出ません。
また、フシギバナであればみずでっぽう型でも勝つことができます。
天敵はマリルリやガラルマッギョなどのポケモンです。
マリルリは単純にダストシュートしかダメージソースにならない上に、回転率で負けているので勝てません。
はがねポケモンも主要技のドラゴンテールが通らない為、厳しい戦いとなります。
また、格闘ポケモンというかカウンター使いとは技スペック差でやや不利という事があります。
ですので繋ぎに出てくるチャーレムなどは基本的に不利と考えなければいけません。
下のズルズキンも意外な結果です。
いまひとつなのにここまで追い込むズルズキン強くない?
実はヤルキモノにも不利だし、ドクロッグも危ないんですよ。
まぁ、ドクロッグはどろばくだんがあるのでしょうがない。のか?
逆に御三家ポケモンには基本的に勝つことができるので、その点は重宝しますし相手のフェアリーを釣り出すギミックが必要であればクッションとしても活躍ができます。
ガラルマッギョ・ドラミドロ・チャーレムの様な構成とかですね。
この例はこなゆきアローラキュウコンに極端に弱いですけどね。
ドラゴンマスター的視点
ドラゴン縛りでプレイされているTRIPんのシズさん。
ドラゴンポケモン縛りという事は、フェアリーにほぼ打点が無いのでそもそも技1で確実に仕事を遂行できる方が理にかなっています。
というわけで、シズさんのドラミちゃんはなんとようかいえき型になっています。
何はともあれフェアリーを突破できればぐぐんと勝利が近づく点を考慮すると、通常使い道の無い技にも使い道が出てくるという事が解ります。
【軽いめまいが ドラミちゃんを おそった!】
冗談はさておき、役割を破壊できるわざとタイプ相性というのは統一パーティを組んでいる時に非常に重宝しますね。
つまりかくとう2枚にようかいえきドラミちゃんを挟んでも同じ機能を果たすのか……。
というわけでシズさんの注目の動画はこちらです。
是非ご覧ください。
最終戦の……おっと、あとは動画で。
クッションとしての役割的強さがミソ
紹介した様にみずでっぽう型による水枠運用・ドラゴンテールによる御三家駆逐型。
そして技性能は低いけどドラゴンやかくとうを補助できるようかいえき型。
と3つのタイプの運用が可能であり、非常に面白いポケモンとなっています。
ヤミラミやペリッパーなどのクッションの代表格の様なポケモンには、技構成の関係上勝つことが難しいですし、クッション性能としては一段低いかもしれません。
しかし、ドラミドロが苦手なポケモンは大概トリデプスが得意であったりと相性補完相手を見つけるのも楽しいそうなので、良い個体のクズモーを捕まえた人はぜひ試してみてください。
また、技のスペックで基本はSCP重視で所持しておいた方が良いポケモンだという事も頭に入れておきましょう。
種族SCP的には育てても全く使えないという事のないポケモンですので、砂を投入して新しい構築を考える価値はありそうです。
リーグを楽しくしてくれそうな、非常に期待のできるポケモンです。
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