個体値厳選で使ってはいけない個体値がある【PokemonGO】

Pokemon

個体値厳選をしている時に、この個体値測定のツールを使って「この子一桁順位だから強そう!」とメチャクチャ嬉しくなることがあります。

が、落とし穴が一つ。

ポケモンが持っている個体の中には『順位1位の完全下位互換』というのが少なからず存在しています。

今回はその完全下位互換について、例を交えながら紹介していきます。

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完全下位互換とは

この記事で言う個体値の完全下位互換とは『SCP1位の個体値よりもただ弱いだけの個体』を指しています。

可能性としては下記の様な状況が挙げられます。

全てSCP1位よりも。と付けて読んでみてください。

  • 攻撃力が欠けているだけ
  • 防御力が欠けているだけ
  • HPが欠けているだけ

という事になります。基本的には能力値1項目の話ですが、2項目に跨っているパターンもあります。

例えば、計算上スーパーリーグの適正個体値が【1・15・15】というポケモンが居ると仮定します。

このポケモンは【1・15・15】という個体であった場合CPが1500ピッタリでした。

しかし、近似で下記の様なCPが居るのです。

  • 【0・15・15】CP1496
  • 【1・14・15】CP1497
  • 【1・15・14】CP1497
注意

これは今回のお題を語る為の極端な例です。似た様な個体値・種族値でも最適個体が【0・12・15】というケースもありますから、そもそも【1・15・15】が最適という解釈に無理がある可能性もあります。あくまでも解りやすくする為の仮初の数字です。

この『1位より数値が低いだけのもの』が完全下位互換となります。

数値上の関係か完全下位互換は、ハイパーリーグで現れやすいなと個人的には思っています。

また、例外として最適個体値よりHPを1下げた物は『HP実数値が同じ』場合もあります。

有名どころだとファイアローの【15・15・15】と【15・15・14】は、ハイパーリーグにおいて全く同じ戦闘力となり、持っている方を使えばいいだけというものになりますね。

ステータス画面上のCPは現れていない小数点も計算するので差が現れますが、運用上は全く変わらないといわけです。

完全下位互換の例

フレフワン

では実際に完全下位互換の例を確認していきます。

解り辛いので実際の対面で見ていきましょう。

完全下位互換

こちらはハイパーリーグのフレフワン。

1位9位
個体値6・15・145・15・14
攻撃力149.97149.13
防御力138.24138.24
HP201201

この様に一方が攻撃力だけ低い一桁同士となります。

このフレフワン、例えば毛色が違う18位持っていたら9位の方を育てる気になりますか?

ちなみにその比較表がこちら。

1位9位18位
個体値6・15・145・15・147・15・14
攻撃力149.97149.13150.35
防御力138.24138.24136.99
HP201201201

下位の利点って攻撃力が上がりやすい為ミラーで勝ちやすくなることが一つある筈なのですが、この9位はただただ1位よりステータスが不利になっているだけで、利点が一つもありません。

18位は防御が下がっているものの、攻撃はしっかりと1位を上回っている為これが役に立つシチュエーションもあるでしょう。

フレフワンはこの様な完全下位互換とも言うべきステータスがとても多く、結構悩ましいのです。

1位9位11位14位
個体値6・15・145・15・145・14・146・14・15
攻撃力149.97149.13149.57攻149.97
防御力138.24138.24137.81防137.40
HP201201201201
1位よりも攻撃が低い攻防両方低い防御が低い

実はこういった隠れている完全下位互換というのは、思ったよりもたくさんあるのです。

だから、よく調べもせずに上位の順位だからと安易に育成をするのはちょっと待つべきなのです。

とはいえ、特に防御やHPは実戦ではほぼ差が出ないという事もありますので、神経質になりすぎるのもただただ疲れるだけなのですが。

「何処まで妥協できるのか?」というのは自分の中で持っておいた方が良いですね。

完全下位互換の調べ方

当然ですが、1位の完全下位互換は1位の近似でしか成立しません。

なので、1位の数値に近しい物を見ていくのが手っ取り早いです。

私の判断としてはポケマピさんのブレイクポイント計算ツールにアクセスします。

例は引き続きフレフワンです。

まず、調べたいリーグを選択してとポケモンを入力します。

次に、パターンが一個しかない物にチェックを入れます。

右側に都合よく三つありますね、どれでもいいので1つチェックを。

そうすると下の様に4096件ヒットと出ます。

要するに順位の全パターンが見られる様になるのです。

で、そのままクリック。

すると順位がずらっと出てきます。

kここえこ※先ほど9位と紹介してた個体が、こちらでは10位となっている

まず単純に個体値のどれかが1位より欠けていてレベルが一緒であれば確定で劣化です。

特にレベルからの判断がしやすく、レベル→個体値→HPという順にみていけば、1位の単純な劣化である個体はすぐに見つけられます。

この中で言うと6位・9位・10位がそこに該当します。

また、一概には言えませんがCPがリーグ適正値より10程度離れている場合もまず疑った方が良いでしょう。

その個体より完全上位がどこかに存在している可能性が高いです。

ファイアローや上記の9位と10位の例の様にHP実数値が全く同じでCPのみ劣化している可能性もあるにはありますが、用心に越したことはないです。

他の方法でもこういった個体値劣化を見つけることはできますが、私の場合ここでついでにブレイクポイント個体値のアタリをつけたりしますので、ここで確認をしています。

今回は数値を1単位で気にする人向けの上位下位の話でした。

ただ、育成を躊躇して勝利機会を逃してしまうのも勿体ないので妥協点はどこかで見つけてさっさと使い心地を試してみるのもアリですね。

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