出し勝ちがら負ける事例 後追いできないポケモンに役割を持たせる危険

Pokemon

今回はやってしまいがちな。

このタイプのポケモン入れたから対策はばっちりやろ!

の勘違いを正していきたいと思います。

実は、ほのおタイプであるからといって、くさタイプに勝てるとは限りません。

エスパータイプだからと言ってかくとうタイプに勝てるとは限りません。

しっかりと戦況も考えて、採用するポケモンに役割を持たせてあげてください。

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後追いできない事例を覚えておく

バクフーン

後追いできないポケモンで、役割対象を追うような構成を組んではいけません。

「役割対象を追えないってどういう事?」と思った方、どういうことか詳しく説明します。

まず言葉の定義をしていきます。

後追いとは、相手の交代に対してこちらのポケモンで追跡をかける事。

例えばこちらがゼニガメ、相手がヒトカゲの場合普通相手はヒトカゲよりゼニガメに対して有利なポケモンに交換してきますよね。

例えばフシギダネとか。

そのフシギダネに対して、こちらがほのおポケモンやひこうポケモンで追っていけると有利です。

つまり、こういった状況が後追い。相手の交代からワンテンポ遅れて対応を行っていく事です。

次に役割対象。

単純にみずポケモンはくさポケモンやいわポケモンへ役割を果たす。

と言った意味合いの言葉です。

要するに特定の対象に対して有利な状況にあり、その対象を『役割対象』と定義しています。得意な相手と言い換えてもいいでしょう。

この、役割対象に対しての後追いが成立しない場合がある。

こういった状況はご存知でしょうか。

例に出してみましょう。

下記はハイパーリーグです。

ハードプラントを2回シールドした後、ヘドロばくだんを食らって余裕綽々で3回目のブラストバーンを打っているところです。

実際はもうちょっとシャドークローを貯めた方が良さそうですが。

まぁ、フシギバナがどんな選択をしても勝てないよ。といった組み合わせですね。

次は同じ対面でスーパーリーグを見てみましょう。

同じくハードプラントを2回シールドした後、ヘドロばくだんを食らって。はい、そのまま倒されていますね。

どうやら3回目のブラストバーンが間に合わずに倒されてしまったようです。

はい、同じシチュエーションでもリーグによって耐久力に違いがあり、役割を果たせない場合があるという。

初歩の初歩の例となります。

要するに、技の回転数はほぼ同じ、お互いに技を1発食らったら致命傷。

という状況であれば、当たり前ですが場に先に出ている方が幾分有利になります。

つまり、タイプ相性では勝っているのに後追いが成立しないのです。

これはシャドークローバクフーンだからこうなるというのもあるのですが、パーティを組む時にやりがちな「対草ポケモン枠として炎を置いてるから大丈夫だろう」という単純な思考は絶対にやめてください。

上で示した様に、実際は後追いでその能力を全く発揮できないという事があります。

出し勝ちから総崩れしてしまう

上記で紹介した様な『後追いができない組み合わせ』を勘違いしたままバトルを続けると「初手に出し勝った」→「後追いも完ぺきだった」→「なぜか途中でひっくり返されて負けた」というループに陥ります。

出し勝ちを勝てない様なパーティを組んでいると確実に勝率が下がっていく為、レートを大幅に下げてしまう可能性があります。

つまり、出し勝ちをきっちり守る事が、まずGBLを戦う上で最低限求められる構築なのです。

紹介したシャドークローバクフーンの様な自身のタイプダメージソースがゲージ技になっていて技1ではないというポケモンは、そのタイプのポケモンとして後追いが成立する性能か、役割対象にちゃんと有利が取れるのかを慎重に考えねばなりません。

もし後追いが無理な性能や組み合わせであれば、そのポケモンをそのタイプのポケモンとしてカウントし、信頼するのは無理でしょう。

上記の様なシャドークローバクフーンをスーパーリーグで使うのであれば、もう一体フシギバナに強いポケモンが欲しい処です。

少なくとも、ラグラージ・シャドクロバクフーンのような組み合わせで「後追いフシギバナにも対応してる」とは考えないでほしいのです。

何度も言いますが、この様な一見勝てそうだけど実は後追いはできない。

といったポケモンは結構いて、当たり前ですが耐久力の足りないスーパーリーグで特に組み合わせとして多く、さらにSCPが低いポケモンが該当しやすいです。

エレキブルがニョロトノを追ったとして勝てると思いますか?

思わないですよね。

こういった日頃の「多分大丈夫だろ」を減らして「勝てないんだな、もう少し追及してみるか」

と考える癖がつくようになればもう一歩勝率を上げることができる様になるかもしれません。

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