ハロウィンカップではエアスラッシュバルジーナが強い。
今までバークアウト型しか使用していなかった私も、この事実に驚きました。
断言します。エアスラッシュバルジーナはこのリーグに適しています。
今回はその理由を少し掘り下げていきます。
万能さアップ!エアスラッシュ
今回のハロウィンカップではあく・どくの複合タイプが蔓延し猛威を振るっています、そのお陰でドクロッグの活躍の場も増えているわけですが、そうした偏りの中で更に強さを見せつけているのがバルジーナです。
普段はバークアウトを使って万能の立ち回りを見せるバルジーナですが、それははがねタイプなどが蔓延している通常のリーグの話。
このハロウィンカップではバルジーナをエアスラッシュ型にすることで、様々なポケモンへ対応が可能になりました。
エアスラッシュを採用するだけで下記の様なメリットがあります。
- バークアウトでは落ちない微妙なHPの相手を起点にできる
- あく・どくタイプへ強く出ることができる
- 有利不利がはっきりしなかったズルズキンに圧勝
- タチフサグマやバルジーナミラーでの打点上昇
- ドクロッグへの打点上昇
- フェアリータイプへの打点上昇
などなど、とにかく仕事の範囲が広いのです。
普段はガラルマッギョやトリデプスが居る為バークアウトの方が広く使える場面が多くありましたが、今回はひこうタイプを軽減する敵が少ない点が功を奏し、バルジーナが暴れまわっています。
特にマリルリに対しては、技2さえ打たれなければお互いに等倍ダメージとなる為慌てることが無くなりました。
バルジーナを使用していてズルズキンを後から追えるという点も非常に魅力的です。
場面場面で相手が交代してきた時に「あ、これバルジーナで追えるな」という場面が非常に多いので、凄まじく安心感の持てる運用が可能です。
引き先としても優秀で、基本的にはフェアリーに追われない限りは何等かの仕事をしてくれます。
耐久力が高い為相手がしびれを切らしてゲージ技で仕留めてくれる場面も多々あり、後続の起点を作るのにも一役買っている至れり尽くせりな状況なのです。
バークアウト型から変更したデメリット
バークアウト型から変更するデメリットは簡単には下記の点です。
- 技回転率の低下
- ユキメノコへの対応力の低下
- ヤミラミへの絶対有利が揺らぐ
- ゴーストタイプへの打点減少
まず、技回転率ですが、バークアウトがつばめがえしやイカサマを4→3→4→3という回数で打てていたのに対して、エアスラッシュは5→5→5→5と必要回数が変化しません。
技の出は遅くなっていますが、通常技の攻撃力は上がっているので差し引きが微妙なところです。
ヤミラミに対しては、イカサマを早めに打てた方が選択肢が広がる点、またバルジーナの後追いが遅れてしまった場合に二発目のおんがえしが間に合う可能性が増えてしまっている点がダメなポイントになります。
同じくゴーストタイプに対しては、技の回転速度の観点から攻撃力が下がってしまっていると言わざるを得ません。
メリットと比較すると比較が難しい処ですが、このレギュレーションではデメリットよりもエアスラッシュを使う恩恵の方がはるかに多いので、しっかりこの辺りは線引きをしていくと良いでしょう。
バルジーナを誰と組ませる?
今回バルジーナと組ませて面白いポケモンの一匹が実はマリルリです。
この組み合わせではでんきタイプやどくタイプの攻撃が一貫してしまって居るものの、お互い耐久ポケモンの為苦手なポケモンに対してもシールドフル活用で長期戦を仕掛け、サイクルを崩したりという事が可能です。
この二匹を組ませて面白い点は、タチフサグマやヤミラミ、ズルズキンに圧倒的に有利になる点です。
これらのパーティも今回のレギュレーションでは頻出となっていますから、どの位置からでも対応できるというのは非常に魅力的です。
特に、毒が増えているのにもかかわらず、実際はそこまで苦戦していないマリルリはやはりあくタイプキラーとして非常に優秀なポケモンとなっているので、その点も踏ませて組み合わせたパーティを運用してみるのも面白いでしょう。
さらに、この二体を組ませることで三体目は色々なポケモンを自由枠として運用できる。
といったメリットもあります。
パーティ編成の練習にも、実戦の起点作り練習にも使える組み合わせとなっています。
まったく同じパーティでも化ける可能性がある
バルジーナ入りのパーティを使っていて勝率がイマイチだった人も、もしかしたらこの期間だけバークアウト型からエアスラッシュ型に変えたら勝率が上がるかもしれません。
エアスラッシュへの変更はそれほど大きな効果を生みますので、まだ使用した事が無いよという人は食わず嫌いをせずに是非技変更を試してみてください。
普段とは違った意味でバルジーナの耐久力の凄さを実感できる様になりますよ。
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