ポケモンGOではパーティを組む際に大まかに3つの役割が考えられます。
- 初手
- クッション
- エース
3体で編成される対戦なので当たり前ですが、これが結構重要で役割を明確にすることは対戦の勝率に直結していく内容になっています。
今一度確認してみましょう。
初手
最も重要なゲームコントロールにして、ジャンケン要素の第一です。
初手に求められることは単純で
- 流行に対して出し勝ちをし易いかどうか
- パーティ内の他のポケモンと相性補完が取れているか
という事になります。
出し勝ちをするという事は高確率で相手の二番手を見てから動けるということであり、ゲームコントロールにおいて非常に有利になるからです。
トランプをやっていて相手の手札のうち1枚をこっちだけ見ている様なモノですね。
また、初手の利点として自己デバフ技を任意のタイミングでリセットできるというのがあります。
自己デバフとはワイルドボルトやインファイト、ブレイブバードの様な技でデメリットとして自分のノウリョクダウンが付いている技です。
これらの数値は交代するとリセットされる為、強力な技をほぼノーリスクで繰り出せることがあるというわけですね。
- スーパーリーグ:ニドクイン、オーロットなど
- ハイパーリーグ:ファイアロー、ギラティナ・アナザーなど
- マスターリーグ:トゲキッス、ザシアンなど
比較的オールマイティなポケモンが初手を任される事が多く、出し勝ち率の安定を狙います。
打ち逃げが専門の職業ではないので、初手ドラゴンしか流行っていない状況になったら素直にフェアリーを突っ込むなど基本的な運用をしつつ、適切なポケモンに役割を与えていきましょう。
クッション
クッションポケモンの役割は『二番手』で、主に初手対面が負けていた時に使われる『引き先』です。
クッションに求められるのは『高耐久』か『追い辛い』という感じでなんとなく誰とでも戦えそうだったり、4ターン遅れると後追いが成立しづらくなるポケモンが多いです。
- スーパーリーグ:クレセリア、ヤミラミ、デオキシスなど
- ハイパーリーグ:カビゴン、ブルンゲルなど
- マスターリーグ:ルギア・カイオーガ・ミュウツーなど
追い辛いポケモンの代表格はマスターリーグのミュウツーなどで、少しチャージを許してしまうと天敵の筈のギラティナ・アナザーですら追うのを許してくれません。
シールドコントロール権がミュウツー側に移ってしまい、乱戦に持ち込むのに非常に優秀なポケモンです。
また、クッションポケモンをあえて初手に採用することで、後続のポケモンが何か目くらましをかける戦法も存在しています。
特にマスターリーグにおける初手ミュウツーは、大きな苦手がザルードやイベルタルくらいしか存在しておらず、他のポケモンには上手く致命傷を与えて退場できる為しばしば見かける戦法です。
エース
攻撃力の高い一撃必殺系のポケモンが採用されやすいです。
大体はシールドを2持てば相手2匹を倒せる可能性があるなど、貫通力の高いポケモンが配置されやすいです。
スーパーリーグにおいてはグロウパンチを積むという戦法も存在しています。
- スーパーリーグ:チャーレム、シャドウカイリキーなど
- ハイパーリーグ:フシギバナ、シャドウグランブルなど
- マスターリーグ:ドリュウズ、ホウオウなど
当然個別の役割対象のポケモンと対面させられる時は積極的に投げていきますが、盤面が互角の場合はエースポケモンにシールドを残す様に立ち回ります。
ちょっと耐久力低めのポケモンが多いのが特徴ですが、マスターリーグのドリュウズなどはシールドが2枚差でもディアルガを仕留められる可能性を持っている為、正に妥当な役割だと言えるでしょう。
3体目勝負となった時に、技性能でゴリ押しするポケモンが多いのも特徴です。
ホウオウもやきつくす+じしんでディアルガを飛ばせたりと、環境トップを意識することが多いのも特徴です。
どの役割でも使えるポケモン
特別に役割を持たせなくてもいるだけでチームの総合力を引き上げてくるポケモンがいます。
それが環境トップと呼ばれるポケモンです。
- スーパーリーグ:マリルリ、ガラルマッギョなど
- ハイパーリーグ:ギラティナ・アナザー、ラグラージなど
- マスターリーグ:ディアルガ、ギラティナ・オリジンなど
これらのポケモンは紹介した、初手に置こうがエースに置こうが全てで対応できるポケモンです。
もちろんそれぞれで完封されるポケモンがいますが、ある程度のダメージや爪痕は残せます。
これらの共通点としてはある程度SCP(総合力)が高く、技も優秀なものを持っていることがほとんどです。
タイマン力が高いと言い換えてもいいでしょう。
いわばクッションポケモンの上位互換のようなもので、追い詰められて交代したとしても相性によっては相手のパーティのうち1.5体程度を持っていくポテンシャルを見えています。
いいことばかり書いていますがこのオールマイティポケモンの弱点としては、常に環境に対策をされている可能性があるということです。
例えばマリルリであればくさポケモンやでんきポケモンが常に環境にいますし、マリルリと相打ちできるような相性のポケモンも常にいます。
もしくは相手もマリルリを入れているとか。
とにかく感情の中心にいるので、メタの対象になっているというわけですね。
ただ、そのまま単体パワーが強いので結局活躍してしまう割合のほうが多いという感じですね。
こういった環境の中心となるポケモンを二体以上編成すると、メタられやすいものの同時にパーティパワーでは負けづらくなるので、ある程度負け越しを抑えることができるかもしれません。
パーティの役割は細かく分けるといくらでも出てきますが、こういった内容を意識しながらパーティを組んでみることは勝率を高める上でも重要です。
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