今季はブラッキーとピクシーの強化により環境が変わると思いきや、これらにはいくつか弊害がありました。
例えば格闘枠の研究が進みカイリキーが増えてきたこと。
また、飴XLを集めること自体が非常に難しい事など。
強化をし切れずシーズン4と似たようなパーティを使うトレーナーも、大分多かった様に思われます。
今回はそんなシーズン6で台頭してきた三匹のポケモンについて焦点を当てていきます。
環境に現れた新ポケモン
ブラッキー
予想通りブラッキーは現れました。
数は少ないですが、イーブイの飴XLがそれなりに集めやすいのでガチ勢の間で流行っているようです。
私はいつもの如く事前にシミュレートしてブラッキーは特に対策入れなくていいや。
自分も無理に使う必要はない。
と結論を出していたのでブラッキー論争に巻き込まれず。
むしろ出てきたら美味しく処理をしています。
正直巣にこもらないと作る事ができない為、現在余り有効に使われているとは思えません。
確実に使うならハイパーリーグの方へ行ってギラティナとカビゴンを標的にする立ち回りでしょうか。
ハイパープレミアと違い格闘枠と御三家が減る筈なので。
ただ別に弱いわけではないので、クッションに悩んでいたらもちろん検討の価値はあります。
思ったほど強くはないなというだけですね。
エアームド
エアームドって巣があるらしいですね。
何度か見たのですが。
正直そこまで強いとは思えないんですよね。
確かに弱点は少ないし、トリデプスとガラルマッギョのいないハイパーリーグでは明確に止められるポケモンが精々デンリュウくらいで。
でもこの子。
後追いしてくるカイリキーに負けるんですよ。
シャドウでもノーマルでも。
さすがにクロスチョップの無いネギガナイトやドクロッグには強いのですがなんというか非常に平均的な性能のポケモンがエアームドなのです。
明確に誰を止める為に使うか、を考えなければそんなに採用理由は無さそうです。
個人的にはドンカラスの方が強いとすら思っています。
エアームドが優れているのはどのシールドシチュエーションでもアロベトに勝てたり。
また、カビゴンののしかかりを軽減したりとクッションポケモンに強めに出れる事でしょうね。
ただ、上でも出した通りブラッキー対策のカイリキーについでに処理されてしまうのが非常に勿体ないですね。
エルレイド台頭
格闘タイプは当然多くなると予想できましたが、まさかコイツが台頭してくるとは思いもしませんでした。
確かに他の格闘全員に勝てますし、フェアリーに勝てないまでもダメージは結構与えられるから選択肢としてはあり。
しかも天敵のカイリューが激減してるし。
相変わらずフシギバナとみずタイプには強いし。
あれ、環境がエルレイドに追い風……?
問題のブラッキー対応ですが。
こんな感じ。
実際はブラッキーがもう2発バークアウトを貯められそうなので、もう少し悪い気もしますが絶望するほど悪くも無いかなという感じ。
ちなみにエルレイドから見るとシールド1枚ずつの対面が一番マシな結果が出るので、一旦この考察で十分だと思います。
エルレイド対ブラッキーのシチュエーション的な強みがもう一つあって、対面しないという事実です。
これは、ブラッキーが出し負けフォローのクッションで使わることが前提なのに対して、エルレイドは初手を選択した方が動かしやすいからです。
つまり、基本的に対面することがありません。
ブラッキーの弱点補完でかくとうに強いポケモンや、単純連射性能の高いポケモンが初手に配置されていると仮定すると、実はエルレイドは今季かなり対面が有利になっていると言えそうです。
ちなみにわたし、この35戦全て初手ギャラドスを使っているのですが、初手エルレイドは本当にきついです。
ギャラドスが同時降臨したエルレイドに勝つ為には、シールドが2枚必要でこの時点でかなり分が悪いです。
しかも基本的にギャラドス側からシールドを貼る選択をしなければならないので、やはり実質出し負けとなります。
エルレイドは7セットで7体初手に出てきており、後ろエルレイドは1体のみでした。
ブラッキーに合わせてよく絞られた戦略だと思われます。
ただ、二回ほどエルレイド+ゲンガーという構成を見たんですよね。
あれブラッキーとかアロベトどうする気なんだろう……?
と思いましたが、ブラッキーが出てくるのは多くても1日3回ほど。
対策を捨てるには十分な数なんですよね。
シーズン6はあえてブラッキー対策を捨てることで広く見れるパーティの方が良いかも。
このあとはフェアリーのターンが来るか
ブラッキーとエルレイドが台頭してきた為、総合的にストッパーとなるピクシーやトゲキッスの出番が増えていくでしょう。
特にピクシーはレベル上限解放の強化枠に入っていますので、興味を示しているトレーナーは多いはずです。
トゲキッスの利点はエルレイドのリーフブレードを貰わない事であり、逆にカイリキーやモジャンボのいわなだれにバツグンをとられてしまう事が弱点となります。
ここはピクシーと相互互換といったところ。
フェアリーに唯一対抗できる格闘枠としてドクロッグが定着し。
エルレイド使い達はドクロッグをねんりきで吹き飛ばす快感を忘れられないまま構築を強いられると。
そういったサイクルになりそうです。
とするとここら全般と戦えるほのおのうずリザードンとかは逆に強そうですね。
今期はもうちょっと同じパーティで潜ってみて、どこかで結果を晒したいと思います。
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