突然ですが、ホリデーカップでシシコ(CCCO)が流行りそうでして。
注目されているのがここぺりGOさんが生放送内で勝ちすぎてというのが発端です。
切り抜き解説も上がっていますねコチラ。
元からメタポケモンとしては強いのでは?
と上がっていたのですが…。
何せね。
進化前ポケモンって心理的に育成しづらいので、誰も手を出さなかったという。
私も特集でビーダルが対策になるのでは?
とオススメしていますが、それよりも敷居が高いです。
そしてビーダルとコンセプトは全く同じです。
ノーマルタイプと主流に対する耐性を用いて、仕事人として相手を蹂躙していくタイプ。
まさに暗殺者。
シシコは通常のポケモン(ノーマルタイプ)でありながら、”強い 相手に 立ち向かう時ほど たてがみが 高温になり 全身に 力が みなぎるのだ“(ほのおタイプ)ということで。
立ち位置が完全に志々雄(CCO)じゃん。
名前も所有技も似ています。
CCCOとCCO。
- Secret Sword 1 焔霊(ほのおのキバ)
- Secret Sword 2 紅蓮腕(ニトロチャージ)
- Secret Sword 3 火産霊神(かみくだく)
ほら。
完全にボス格ですわ。
技を打つ時はこう叫びましょう。
「シークレットソウドトゥー、グーレンカイナァー」と。
というわけで今回はホリデーカップにおけるシシコの特集です。
シシコ(CCCO)の強さ
シシコの強さは、このホリデーカップにおいて最大限に発揮されています。
それは、ゴーストのトップメタとなってしまったユキメノコにとても強い事です。
ちなみにアローラガラガラとユキメノコの2匹を合わせるとなんと全体での選出率が60%を超えています。
これは私の手元のメモ調べですけどね。
ちなみに全てのゴーストポケモンに対して強く出れるヤミラミは今回全く見ません。
理由は不明ですが、バルジーナも少ないのでもう少し流行ってもよさそうなのに……。
というわけで、シシコにとってとても仕事がしやすい環境なのです。
対ユキメノコ
ユキメノコと対面したら、二体突破の可能性も出てきます。
その圧倒的性能格差はコチラ。
この通りシールド差1枚でも楽勝です。
じつは、次のターンにゆきなだれを打たれてしまうのですが、同時着地ではこのぐらい差が開くほどにタイプ相性の差が出てしまっているのです。
むしろシシコ側は技を打たずにユキメノコの相手をしたほうが安定するまであります。
そして後続に改めてニトロチャージかかみくだくかを選択していくと。
非常にえげつないですよね。
ちなみにこのユキメノコのシミュレート、わざと攻撃力の高いシシコを置いていますがSCPの高い個体で攻撃を下げても結果は同じでした。
対アローラガラガラ
最後に対アローラガラガラについて考えてみましょう。
ホリデーカップにおいて常に中心にいるアローラガラガラ。
技範囲が広く無傷で止められるポケモンがほぼ居ません。
シャドーボーン+だいもんじ型というのも登場して、最早手が付けられない状況に陥っています。
このアローラガラガラに対してシシコはどうなのでしょうか?
実はシシコのSCP順位がかなり高かければシールド1枚同士、ないし0枚同士で勝つことができます。
これはカエンジシにはできない芸当で、最後にギリギリかみくだくの2発目が入るという物。
まさに技の差の勝利というわけです。
その他
その他このレギュレーションでよく見るポケモンには下記の様な種類が居ます。
くさタイプであるナットレイ、フシギバナ、シャドウウツボット。
こおりタイプであるアローラサンドバン、ユキノオー。
数少ないはがね枠としてエアームドとレアコイル。
当然これらには一方的に有利なダメージレースを展開していける為、大得意です。
チャンスを生かしてガンガンニトロチャージを積んでいきましょう。
シシコの得意なポケモンが並んでいれば、シシコだけで二匹を食っていく事も可能です。
CCCO様は最強なのです。
シシコの弱点
はい、トップメタを蹂躙する魅力たっぷりのシシコですが、当然弱点もあります。
というか弱点が大きいからこそトップメタに大きな役割を果たせると言えるでしょう。
育成コスト
シシコの弱点として挙げられるのはまず、育成コストがべらぼうに高い事です。
シシコのMAXCPが元々そんなに高くないので15・15・15のマックス個体でもLv.44まで成長させる必要があります。
これはXLの飴88個分です。
そして言わずもがな順位の高い個体では296個必要で、これは恐らくですがシシコ実装から毎日平均4時間以上ポケ活をしていないと集まっていないんじゃないかな。
という感じの数です。
無理ですね。
平日も含んでるから。
ちなみにレベル40から44までに必要なほしの砂の数は88000。
40から50にすると25万必要です。
技開放のコストは10000ですが、おおよそほしの砂を30万以上ぶち込み、さらにXLの飴をあらかじめ準備しているプレイヤーでないと使いこなせないというわけです。
役割がはっきりしているので苦手なポケモンには勝てない
シシコは役割がはっきりしすぎている為、根本的に対面不利という物に話すすべなく敗北します。
例えばドラゴンタイプやあくタイプで堅いポケモンなど、シシコの攻撃力を真っ向から受けられたり。
チルタリスやバルジーナなど、常連の堅いポケモンにはやはり勝てませんよね。
そして、みずタイプやカウンター族にもあっさりやられてしまう事。
一応水らしい水は、あまり居ませんがビーダルや水鉄砲型ランターンとラプラスが環境にウロウロしています。
ペリッパーも極少数ですが居ますね。
カウンター族は現在ホリデーカップではヤルキモノとタチフサグマが居ます。
シシコはカウンターで不利をとっている上に、回転率も負けているのでかなり辛いですね。
また、主力技のSecret Sword 1 焔霊(ほのおのキバ)は著しくチャージ効率の悪い技で、チャージ量が2ターンで5しかありません。
消費エネルギーの45以上を貯めるのに18ターン掛かってしまう為恐ろしく回転率が悪いのです。
ただし、18ターンなので基本的には効率の良い技の2発目よりは前に技を打てるという事。
つまり下記のような回転になります。
- ゲージの半分くらい貯まる処で相手の軽い技が飛んできて
- こちらのゲージがようやく貯まって打てる
- 直後に相手の軽い技2発目の準備が完了し打たれる
3が来る前にもし相手を落としきることができれば強いですが、基本的には等倍対面は全て不利に近いでしょう。
このことから、シールドは最低一枚シシコに残す立ち回りが必要です。
そして得意ポケモンとは真逆にマッギョ、ホルード、アローラゴローンなど、天敵が多く存在します。
実は環境には諸刃の剣なのです。
特殊レギュレーションでワンチャン
ゴーストが主流であったり、もしくはくさやむしが主流であったり。
そういったレギュレーションの時に、ノーマルが出場可能枠に入っていれば、またシシコの活躍の場面が来るかもしれません。
今回のホリデーカップの様にシシコを活かすには、各パーティに居るアローラガラガラ対策をアローラガラガラで釣るなどして残った所にシシコをぶち込んでいくというギミックが必須です。
パーティ内にほのお対策が2匹も居る事はかなり少ない為、このギミックが生きると言っても良いでしょう。
普通に使うと出し負け対面が多くなる為ピンポイントで盤面を操作できるポケモンと組ませて上手くシールドを残しつつ立ち回りたいところです。
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