今回はあわの弱体化したマリルリで状況不利が発生してしまう。
ちょっと不思議な対面。
本能的に受け入れられない多面の調査をおこまいます。
主役は、画像にも示されているヤルキモノ・ヤミラミ・チャーレムです。
マリルリはこの子達には有利な筈でしたが、何が起きたのでしょうか……。
あわ弱体化前、最強時代のマリルリの記事はこちらです。
あわ弱体化マリルリの対面調査
それでは早速検証です。
今回のマリルリは『8・15・15』という旧個体値で測定を行います。
新1位の方が強いのですが今回は「旧マリルリをこれから先も使うべきか?」が主眼ですのでこれによって測定を行います。
なお、検証に登場するヤミラミとチャーレムもそれぞれ1位の個体が変わっていますが、こちらはそれぞれ旧1位をCP1500付近にした状態で測定します。
詳しくは各項で。
では見ていきましょう。
技構成:あわ・れいとうビーム・じゃれつく
ヤルキモノ
かくとう以外なら何とでもそれなりに戦えるヤルキモノ。
カウンターとのしかかりが優秀でかなり高速で技が飛んでくるので、対面死守の相手はシールドを貼らざるを得ません。
そのヤルキモノとマリルリの対面がこちら。
シールド数 | 勝敗 |
0枚同士 | 〇 |
1枚同士 | 〇 |
2枚同士 | × |
負けてるじゃんマリルリ……。
シールド2枚必須とはいえ……。
嘘でしょ。
ちなみにシールド1枚同士の対面もヤバいです。
マリルリのHPが5しか残らないんですよ。
誰かで2.3回ほど殴ってから追えば、シールド1枚の状況でもヤルキモノが勝ってしまうんですよねぇ。
ちなみにこれ所持技がハイドロポンプでも、ハイドロポンプをシールドされてしまえばマリルリは敗色濃厚。
つまりヤルキモノはシールドを貼るのがド安定。
もはや不利対面では?
というレベルのヤバさ。
ヤミラミ
旧1位の15・15・15の個体で検証してみましょう。
大丈夫、ヤミラミはあくタイプだから。
フェアリーのマリルリが絶対有利。
そんな風に考えていませんか?
シールド数 | 勝敗 |
0枚同士 | 〇 |
1枚同士 | 〇 |
2枚同士 | 〇 |
よかった、勝てましたね。
そう通常であれば問題無いのです。
ヤミラミ側は重たいおんがえしを連発するしかないので。
ではなぜこの対面が問題なのでしょうか?
それがこちら。
この状態になるには2つの条件があります。
- マリルリがハイドロポンプ型である事
- ヤミラミの一回目がイカサマで、それにシールドを貼る事
勿論未だにマリルリが有利な事には変わりません。
それは保証されています。
しかしこの対面、あと追いはもしかしたらできないカモ。
だってこの時点でヤミラミのエネルギーが45溜まってますからね。
はい、今まで優位だったはずのこの対面も駆け引きが生まれています。
この対面は旧1位同士から新1位まで激しく結果が変動する為、一概にこうすればマリルリ有利。
という例がありません。
じゃれつく無しでもれいとうビームを連打してシールドを2枚貼れば勝てる。
と思うかもしれませんが、それができない個体値もあります。
相手がどの個体値を繰り出してくるかは半年後には完全に運になっている筈なので、既に絶対有利な対面とは言えなくなりました。
チャーレム
チャーレムは測定が難しいポケモンです。
理由は簡単で、XLの飴によって種族としての強さが増してしまった事。
そしてそれに伴い1位も入れ変わってしまったことです。
今回は旧1位を1495までドーピングします。
これでも実は520位とそこそこ高個体です。
シールド数 | 勝敗 |
0枚同士 | 〇 |
1枚同士 | 〇 |
2枚同士 | 〇 |
はい、さすがにフェアリー対かくとうなのでマリルリが勝ちましたね。
チャーレム側は基本的にサイコキネシスを連打しているだけなので、本体の性能差とタイプ相性でマリルリが抑え込めるようです。
でもこれよく見て下さい、チャーレム側のエネルギーが51まで溜まってるんですよ。
もしあと一発カウンターが入っていたと仮定すると、マリルリでチャーレムを追えなくなるんです。
それを体現した図がこれ。
シールド数 | 勝敗 |
0枚同士 | 〇 |
1枚同士 | × |
2枚同士 | × |
これは、チャーレムの一発目グロウパンチにマリルリがシールドを貼ってしまったら。
という仮定の結果です。
グロウパンチで攻撃力ががった時、カウンターのダメージも1上昇しています。
しかしそこ自体が問題ではないのです、結局フィニッシュはサイコキネシスによるオーバーキルなので。
問題はこの2体の関係が、SCP1位の順位に近づくほど複雑になっていくという事です。
マリルリがグロウパンチにシールドを貼ってしまった時、チャーレムの勝利がググっと近づくのです。
最早マリルリは後ろからチャーレムを追えるポケモンではなくなってしまいました。
正直カウンターの性能が驚異的すぎて追いついているところがあり、驚いています。
そしてハイドロポンプ型では当然のように更に不利になってしまいます。
ここはむしろチャーレムの強さをほめたたえるべきでしょう。
マリルリがはっきり弱体化している
マリルリが意外と弱くなっているこの状況、正直驚きを隠せません。
というわけで今回は、ヤルキモノから見ると後追いが有利になり。
ヤミラミとチャーレムは、先に場に居ると勝てるかも。
という内容をお送りしました。
この他にもトリデプスとの対面では、純粋にハイドロポンプを持っているかどうか?
で勝敗が決まるなど、マリルリの弱体化はかなり顕著です。
以前のように過信して臨むことはできません。
最早不利対面が増えてしまった旧怪物なのです。
10万ボルトが他のデオキシスやミュウ、スリーパーなど等倍で殴れそうと思ってもマリルリ絶対不利な状況もかなり増えてしまい、最早これは引退勧告か?
と言わんばかりの弱体化です。
しっかりバランス調整に貢献していますね。
というわけでかなり意外になってしまったマリルリの対面をお送りしました。
私もちょっと引き先マリルリは考えないと駄目かも。
マリルリに悩まされている方はこちらを参考に是非上記三体の育成を検討してみてくださいね。
コメント