突然消えてしまう人達 ネガティブな状態は何故爆発するのか

心理学・人間関係

突然職場に来なくなったり。

あるいは昨日まで大丈夫だと思っていなのにいきなり離婚を切り出されたり。

本人ではない周りからすると「え?」と思う事が、突然起こる事があります。

昨日まであんなに元気だったのに。

何か予兆は無かったのか。

おかしい、何か今までこぼしていたのとは違う原因が……。

などなど、考えたくなることは沢山あります。

しかし、原因は理解できないままです。

実はそれは常人とは違う思考回路があります。

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リミットはある日突然来る

ネガティブ思考。

あるいは、それに近い人たち。

ストレス発散が得意な人には信じられないかも知れませんが、私を含むこの人たちはストレス発散がとてつもなく下手です。

物事の責任や代償を自身に全て向けてしまう癖を持っており、ある日突然限界が来ます。

また、突然リミットを迎えることに関しても有名なフレーズがあります。

『女性の離婚へのポイントは積立式』

この様なフレーズを聞いたことはありませんか?

解釈は少し幅があると思いますがおおよそは字面通りの意味で、それまでのマイナスが積み重なって突然離婚届を持ってくる。

といったような意味合いです。

男は忘れっぽく、女性はダメだった点を覚えてい易いだとかいろいろ言われる事があります。

この例えのキモは『積立式』という点です。

ストレスで突然消えてしまう人も、先に話した通りこれと似たようなことがあると言えます。

つまり、ストレスが詰みあがって詰みあがって、いつの日か爆発するのです。

発散することができない

こうした突然爆発してしまうタイプは、ストレスを発散することができません。

正確には、発散したとしても『極短いその場しのぎ』であったり『10減って欲しい処が0.1しか減ってない』など。

ほぼストレス発散をすることが無いのです。

発散できている様に見えてその一瞬、表面上の話でしかありません。

常にため込んでため込んで、いつかストレスの袋がパンパンになるまで、その圧力は増し続けているのです。

酒で忘れる。

遊んで忘れる。

そういった事では解消されない特性がここにはあります。

覚えているという言い方が適切かどうかは微妙な位置ですが、ストレスは名前の無くなった堆積物として常に積み重なっており、ちょっとやそっとでは吹き飛ばされません。

あんなにストレス解消の遊び場を用意したのに。

盛り上がったのに。

など、全く関係ないのです。

そもそも一人でいるのが好きな人間も多く、例え家族でも一緒に居ると息がつまっている場合もあります。

事を起こす直前はわからない

これほどストレスを溜めやすい性質ですが、爆発寸前の行動や傾向としてはどうでしょうか?

大きな行動の前の兆候で察して止めることはできなかったのかと、事後の議論で上がってきます。

が、これはできるケースとできないケースがあり、今回は兆候が分からないケースについて記載していきます。

例えば退職などの事を起こす直前程、以前より精神的に回復したようなそぶりを見せる人が居ます。

これは退職でもその他の行為でも似たようなところがあります。

単純に『方針が決まったから』です。

例えば退職にしろ、離婚にしろ。

『するべきではない』と悩んでいたらそのもやもやが周りに漏れますよね。

しかし一度「しよう」と決めてしまえば、それに向けての具体的な行動に踏み出します。

やることが明確なほど人間は行動をし易いし、振る舞いにも出るので必然落ち込んでいた時よりエネルギーが出ている様に見えるのです。

まるで、回復したかの如く。

そうです。

方針を転換したという全く別の回復の仕方をしており、別に現状を上手く克服したわけではないのです。

別の路線へ舵を切っただけ。

「辞める前に何かわからなかったのか。手立てはなかったのか」という事がどれだけ的外れか。

もう回復手段などその土壌には無かったのです。

理解は不可能

ネガティブがポジティブを理解できない様に、ポジティブがネガティブを理解することも非常に無理があります。

そもそも別の生き方をしているのですから、できなくて当然なのです。

別の解釈がある。

ということ。

ストレスの解放条件が非常に難しい事。

そういった状態がある事を理解していれば、いきなり退職者が出ることも不思議ではなくなるはずです。

突然消えた人は、本当にその人の中で限界になって消えたのですから。

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