部下の退職の兆候 事前に見せる行動から、不満が募り切る前に解消!

仕事術・自己研鑽

退職の兆候があからさまに見て取れる同僚、部下に対して
此方がしてあげられることはなんでしょうか?

答えは、何もありません。
ただ、そこに行きつく前に環境を整えれば、まだ違う結論も出せる様になる
というのが今回の記事になります。

レッドランプに行きついてしまったら、個人の力で状況を覆すのは難しいですが
「助けて!」
という発信なら、まだ助けられるかもしれません。

状況の改善は今後の自分への為にもなりますので、是非助けを求める人には応じてあげたいものです。

はむらいと
はむらいと

黙って居なくられちゃうと、残った方もショックだからね…

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部下の退職の兆候はモチベーションの低下と行動で見よう!

この項目では、部下のモチベーションが下がった際に現れやすい傾向について触れています

部下の愚痴のペースが変わったら要注意

見出しのままですが、要点を記するなら以下の通りです。

・愚痴が増える
・増えた愚痴が減る


愚痴が増えるというのは苦しいのでパンッパンになって制御不能になっている状態。
愚痴が減るというのは誰とも話したくない、もしくは誰にも頼りたくないという無気力な状態。

つまり、平常ではないという状態ですね
どちらの状態でもストレスが自分の中で消化しきれない状態になってしまっているので、
ストレスを吸収するものが必要です

愚痴が多いのであれば
上辺だけではない共感、ただし慰めなどは要りません
私も同じ風に思っているという共感です

愚痴が少ないのであれば
この場合、当人が欲しいのは一人の時間です
ケータイで言うと飛行機モードレベルの拒絶です
他人がワーワー言っても始まりません。

そして一週間、一ヶ月と続く様であれば
当人の中では最早退職のカウントダウン宣告の様なものです

このSOSサインを逃さないようにしましょう。

・愚痴が増減して1週間ほど続く様なら要注意!そして、まだ間に合う!
・逆に何もしてないのに愚痴が減ったらヤバイ!

遅刻が増えた 休暇申請が多くなった

遅刻が増えるというのは朝起きれないという事ですね。
お仕事日の朝に起きれないのは、現実的に
「行きたくない」

【現在の責任】or【現在の責任感】を上回っているから起きる現象です。


元々真面目で遅刻をしなかった人が
遅刻ゾーンに入るというのはなかなかありえません。

ワーキングタイムが決められている以上
始業時間から連携が発生するのは当然です
一人が遅れることによって業務が滞るのは至って自然な流れです。

しかし、それらの責任を跳び越して自分のモチベーションを優先するとなると
かなりマイナス方面へ補正が掛かっていることは想像に難くないです。

休暇申請は
申請タイミングと内容により、かなり意味合いが変わってきます
先の予定に対して入れてくるというのは前向きです
【予定をつくろうとしていますから】

しかし、当日の欠勤連絡が増えた場合はどうでしょう
遅刻以上に気力を食べられてしまっていますよね。
ここで気を付けたいのは休暇申請をしている人がどっちに寄っているかです

すなわち
休暇を使おうとして申請しているのか
とにかく、会社に来ない為に申請しているのか


これは結構わかりやすい指標だと思います。

・元々真面目な人は遅刻の相対回数で見えてくる
・休暇申請は当人がその休暇をどう使おうとしているかを観察・推察する

自身の不要論を展開する

これは当人が周りから辞める為の承認を取りに行ってる状態ですね
これも結構重症です。

要するに、会社に既に居場所が無いので、出ていきたいと訴えているのと完全に同じです。
度合いによって違いますが
「自分がいる意味が無い」
といった内容の言葉を繰り返す様になったら、大分重症です。

言葉にすることによって、本人の脳みそにも刷り込まれていってしまうので
一刻も早く止めなければいけませんが
既に共感するフェイズを超えています。

はむらいと
はむらいと

解決方法としては、存在理由を与えるしかないのですが…
そもそも責務でつぶれかかっているので
遠からず壊れてしまう…

・自分の不要論を展開する人間は本当に崖っぷちまで追い詰められている

不安不満を解きほぐす手段!

これを書かないと意味がありませんね、兆候が見えたら慎重に実行してみてください

ヒントは本人の愚痴に溢れている!

愚痴を言ってくれていると救いがあります。
当人が遠慮しているにしろ、本音にしろ
解決したい部分の質は見えているのですから。

・人の悪口ならその人を見たくない、そのやり取りをしたくない
・業務に対する文句なら、携わっている仕事が合っていない
・時間に対する文句なら、目の前に当人より仕事をしていない人間がいます


これらは基本的にそれぞれの項目の理想とのギャップがあるから出てくるものです。
「あの人あんなに怒鳴らなくてもいいのに」
「なんで向こうの部署とこっちは仕事量が一緒じゃないんだ」

などなど、どうしても物差しの対象ができてしまっています。

解消できるレベルなのか
見えない様にしていくのか
判断して取り払ってやる必要がありますね。

モチベーションが下がった相手に「一緒に頑張ろう!」 はNG!

「俺も辛い、一緒に頑張ろう!」
「みんな頑張ってるんだ、君だけのわがままを聞くわけにはいかない」

このあたりはスーパーNGワードです。


当人が辛いというオーラを出しているのであれば、
それは当人の判断基準です。辛いんです。
他人がどうこうは関係ありません

悪戯に刺激してはいけません。

一番欲しいのは
「今日は早く帰ってゆっくり休んで」
「ケータイも全部通知気にしなくていいからね」
といった、仕事を忘れられる内容ですよ。

仕事が嫌なんですから
仕事内で解決しようとしないで
プライベートな時間を大切にできる様にしてあげるのが先決です。

本人が苦しんでいる仕事は与えない!

逆に仕事内のポジション取りで解決しそうなら、剥がし方・与え方を慎重にすれば
モチベーション回復の望みがあるかもしれません。

まず、タスクの種類が積みあがってしまっているなら、即刻8割がた剥がして集中させましょう
そして、なるべく接触を最小限にすることで、作業の中断ストレスを失くします
こうすると、自分のタスクに対して自身の承認が創りやすい状況となるので
徐々に 仕事に対して前向きになってきます。

逆にタスクが一種類しかないのに苦しんでいる場合は量がおかしい可能性もあります。
同じ部署内で、仕事の量が偏ってはいないでしょうか?
周りとシェアして平均化できないでしょうか?
必ず窓口にその人が必要でしょうか?といった確認をしていきましょう。

対人で悩んでいる場合は、そこの接触機会を失くしていく事が重要です。
クライアントなら、担当を変えたという事でなんとかなりますが
社内の人間だとそうもいきません
相手にも話しかけさせない様に配慮を設けるべきですね。

とにかく原因の様な物を一回徹底的に排除してみましょう!

すぐ効果が表れるとは限りませんが
原因の切り分けにはなるかもしれません。

とにかく、ストレスオーラを発している人間にはさりげなく環境を変える手を差し伸べてやるのが重要なのです。

まかり間違ってもかまいすぎてはいけません。
構いすぎると恩義を感じて余計悩みを抱えてしまいます。

はむらいと
はむらいと

触るか触らないかのバランスがめっちゃ難しい…。

心にとげが刺さりまくっていると思って慎重に撤去すべし

心臓にグサグサグサーって
色々なダメージソースが刺さっているところを想像してください。

助けようとする側は、それらの刃を撤去しに行くピンセットの様なものです。

無駄に刺激しない、いろいろな方向から揺さぶりをかけない
必要であれば一気に引き抜く。

それくらい慎重にやれて、初めて人のストレスは取り除けるというものです。

そして、効果はすぐには現れません
チームリーダーには運営が求められています。
しっかりと取り組んでいきましょう。

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