今回はリトルカップの戦局が変わりそうな個体値について、あれこれ解説していきます。
特に重要なのはモノズのりゅうのいぶきのダメージが1上昇することです。
後述しますが、この個体にすることにより全てのシールドシチュエーションでドーミラーに勝てる力があるのがモノズです。
ソーナノとモンメンの所為で選出しづらいところもありますが、ドーミラーにあててしまえば必ず仕事を果たしてくれるので非常に悩ましい処です。
というわけで、数値の変動によって戦局が左右する対面を集めてみました。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
ブレイクについて先に知りたいという方はこちらの記事もどうぞ。
ブレイクするだけじゃ怖い? 知らないと損する厳選の落とし穴→
ドーミラー同士
ドーミラーは守備力が高すぎてブレイクする、されるという現象がほとんど起こりません。
ドーミラー同士でもそれは一緒で技の威力が全く変わらない為、HPが多い方が有利という状況が起きています。
ドーミラーの1位個体は5・15・15。
攻撃個体値が上がるだけで余計な負荷がかかります、そして脆くなっていきます。
これがドーミラー対面同士の関係が崩れる個体値です。HPが3落ちた時点でこの対面は負けとなります。
ドーミラー同士の対面で一番重要なのはHPの個体値が13~15であるかどうかという事です。
勿論攻撃力を上げてしまえば、その分均衡が崩れる為それだけでは済まなくなります。
そしてCP限界付近で最も柔らかい個体になると、この様な差が付きます。
ちなみにこのシミュレートはジャイロボールで計測していますがダメージが1しか変わらない為、ヘビーボンバー搭載で良いでしょう。
ドーミラー同士の対決に勝ちたいのであれば守備力とHP共に15付近の個体を選ばなければなりません。
モノズ
モノズはなんとドーミラーに対して、りゅうのいぶきのダメージが1ブレイクします。
まず通常のモノズ対ドーミラーを確認しましょう。
モノズ側はブレイクの無い個体では、ドーミラーにシールド0枚状況では押し切られていました。
しかし、ブレイクすることによってシールドが同数であれば必ず勝てる様になり、特にシールド2枚消費の時はHPが半分以上残るほどドーミラーを圧倒できます。
これはシールド1枚同士の結果で、一見ほぼ同じに見えますが残エネルギー量が変わっています。
これにより後続にも技を放つことが可能になっています。
ドーミラー側が一番厄介と思えるポケモンが、このブレイクモノズなのです。
しかもこの組み合わせはドーミラーを最良個体で見た場合でも3664通りあり、上位はこの様になっています。
モノズ側は3・10・11や5・14・14などの個体も居る為、特別に攻撃寄りの個体でなくてもいい為、たまたま持っている個体がそのものになっている可能性は非常に高いです。
ちなみに、ドーミラー側は最良個体=最も硬い個体でもある為、防御上昇によるブレイク失敗という事もあり得ません。
もし、モノズ側のブレイク&100位付近の優良個体を持っていたら、是非採用を検討しましょう。
主戦力として活躍してくれます。
ソーナノ
ソーナノは元々の入手経路が限られているという点と、交換による個体値厳選も容易ではなく有用なブレイクポイントというのも1つしかありません。
スカンプーへのカウンターブレイクは存在しますがこの様にヒット数が少なく、攻撃寄りの個体でないと発現しません。
そもそも厳選元がまずたまごであり、それを交換してまでやる人も居ない為、色々な観点からソーナノの攻撃の採用は見送っても良いでしょう。
無駄に労力ばかり積みあがってしまうます。
したでなめる勢
パウワウ、カビゴン、ヒメグマ、シャドウヒメグマなど。
主なしたでなめるポケモンによる有用なダメージブレイクはほぼありません。
どうでもいい組み合わせの時に発生余地があるくらいです。
なので、パウワウなども採用の場合は素直に防御とHPの高い1体を選ぶようにしてください。
特にパウワウはこごせるかぜの使用でも相手に選択を迫っていける為、長く居座る事が重要です。
ドーミラーはブレイクされづらい
ドーミラーはある程度守備力個体値があれば、非常にダメージブレイクをされにくいポケモンです。
ドーミラーの防御力を妥協した場合、ドジョッチのマッドショットがブレイクする可能性はあります。
しかし、ドジョッチ側もかなりがばがばな個体でないとこのブレイクは成立しない為、こちらも実際どの程度の割合で遭遇するかは何ともといったところです。
リトルカップでは基本的にモノズ以外のポケモンはSCP順位の高い個体を使うように心がけてください。
細かい対面の強みどうこうより、圧倒的支配力を行うドーミラーに照準を合わせてパーティを組んでいきましょう。
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