スーパーリーグの万能選手ヤルキモノ。
トップメタであるベロリンガに一方的に有利なだけでなく、チルタリスやマリルリを追い詰めるスペックも有しています。
そんなヤルキモノですが、厳選をする上で意識をすべきことはあるのか?
という事についてまとめました。
是非参考にしてみてください。
相手ポケモンの個体値は基本SCP1位と呼ばれる最適個体を基に抽出します。
守備特化個体・攻撃特化個体が居ることも考慮して下さい。
ブレイクの計算に関してはポケマピさんのシミュレートを参考にしています。
対戦シミュレートに関してはみんポケさんのシミュレーターを参考にしています。
ブレイクについて先に知りたいという方はこちらの記事もどうぞ。
ヤルキモノの厳選
ヤルキモノは技1の最高性能カウンターを持っているポケモンです。
そのカウンターが2ターン技という事で、ブレイクすると恩恵が多大なので是非突きとめたいところ。
さらに、ノーマルタイプでのしかかりというウェザーボールと同性能の超高性能技が打てるのでカバー範囲がとても広く非常に汎用性が高いです。
その強さは特に特殊ルールの時に発揮されやすく、厳選を重ねておきたいところですね。
ヤルキモノ・カウンターのブレイク
まず攻撃面から見ていきましょう。
ヤルキモノ・カウンターの主なブレイク対象は下記の通りです。
- SCP1位シャドウラプラス【4012件】
- SCP1位メルメタル【3790件】
- SCP1位タチフサグマ【3775件】
- SCP1位ドクロッグ【3775件】
- SCP1位ヤミラミ【3775件】
- SCP1位レジスチル【3775件】
- SCP1位バルジーナ【3448件】
- SCP1位ダーテング【3111件】
- SCP1位プクリン【3035件】
他は極端に難易度が高かったり、ヤルキモノが超攻撃特化になってしまったりと難しいところが多いです。
では試しにこの中でブレイク最難関のプクリンをブレイクしてみましょう。
あまえるの逆ブレイクもされないため期待が高まります。
これが。
こう。
あれ?変わってないな??
実はプクリンに対してはHPが3下がるだけで対面結果が丁度悪くなるらしく、ブレイク側の最適個体値でも結果が変わらないという事なんです。
蓄積したカウンターのダメージ貯金がHPの分水嶺によって帳消しにされる珍しい例ですね。
個体値も【2・6・7】だし、プクリンを考えるのはあまり意味が無さそう。
また、対ダーテングも基本楽勝なのでここも耐久性能を落としてまでブレイクする意味は無さそう。
バルジーナもブレイクしている方が基本有利、シールド0枚同士の対面結果が逆転し勝利するという嬉しい結果もついてくるのですが、凄まじく差がついてくるわけじゃありません。
さらに、バルジーナをブレイクする状態だとヤルキモノの耐久自体に不安があります。
というわけで今回はムキムキヤミラミとその他をブレイクする視点を作っていきましょう。
3775件ラインですね。
それがこちら。
さて、ここから更に必要数値を絞っていきます。
ヤミラミをブレイクできると、相手が緑ゲージで収まっていた対面が黄色ゲージまで詰められる様になったりと、殲滅速度の面で利点がとても大きいです。
防御力視点
まず覚えておきたい点として、ヤルキモノはSCP1位の場合HPが147です。
で、下記の様な対面結果もあるのでHPは144以上を確保したいところです。
え、ムキマリに勝てるのか……。
ちなみにこの対面じゃれつくを三回打たれているので、単純にのしかかりとカウンターという技性能差で勝っているようです。
また、ヤルキモノは守備数値的にここを割らなければ大丈夫という指標が1つあります、エアームドですね。
結構遭遇率が高いので覚えておきたいポイントではあります。
とはいえ、攻撃力の高い方でも3237通りはエアスラッシュを抑えられるので、普通はブレイクされないです。
【10・0・15】の様な形の個体は要注意ですのであしからず。
ちなみに最大級に硬いヤルキモノはこちらです。
何気にマッギョからのダメージが減ります。
ただ、防御だけを意識した個体にする意味は殆どないですけどね。
マリルリに勝てるヤルキモノ
前述したように最低限のHP144を確保しつつ、ヤミラミやレジスチルをブレイクする能力を持たせてあげたいところ。
とすると、厳選ラインはHP.
というわけで個体値ランクチェッカーの研究用に移動しました。
ではこの中のトップの【0・11・6】を試してみましょう。
おしい、3発目のじゃれつくで丁度落ちてしまい、のしかかりが間に合いません。
というわけで、ヤミラミへブレイクができる+ムキムキマリルリにシールド二枚張り貼りで勝てるという条件から抽出し直しました。
結果として【2・8・14】【2・9・13】【0・4・15】【0・5・13】【0・6・12】【2・10・12】などが該当。
【2・8・14】の欠点としては、レイド産アローラガラガラのほのおのうずに確定でブレイクされている。
カイリキーやユキノオー、【15・15・15】のヤミラミに確定でブレイクされている。
という点が挙げられます。
この内カイリキーとユキノオーには元からブレイクされやすいというのも憶えておきましょう。
ただ、それ以外に目立った被ブレイクが無く、HPも1位個体よりたったの1ですが多い為現実的な耐久値がほぼ変わらないと言えそうです。
ヤルキモノの厳選の結論
ではヤルキモノ厳選の結論です。
ヤミラミやタチフサグマなどの頻出ポケモンにブレイクをしつつ、ムキムキマリルリにシールド2枚同士の場合ギリギリ勝てる個体を必要とするならば。
【2・8・14】【2・9・13】【2・10・12】のいずれか。
マリルリに勝ち筋は無くてもいいが、ただ現実的なブレイクが欲しい方は【0・11・6】【2・15・6】のいずれか。
純粋にムキムキマリルリに勝ちたい、少しでも削りたい。
というのであれば、SCP順位通り【1・15・15】【0・12・14】【1・13・13】などの型を。
取っていくと良いでしょう。
防御力を下げるというのは、場合によってそんなに影響がないだけであり相手によってはブレイクされやすく、こちらがブレイクした分の恩恵が低くなることを意味します。
それらの可能性も加味した上で、上記の様な個体値が来た時に自分のヤルキモノは○○と××のシチュエーションには強い。△△には弱い。
といった結論が持てるように意識しましょう。
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