カントーカップに予想外の出来事が起こっています。
余りにも突出したポケモンが居るとそこに合わせて変化する情勢ですが、なんと。
プクリンとピクシーのあまあまコンビが見当たりません。
正確に言うとノーマル複合でベロリンガやカビゴン、ゴーストタイプに強いプクリンは居るのですが、ピクシーとあまえる型アローラキュウコンというのが消滅しています。
今回はそんなカントーカップの最後まで続きそうな状況を考察していきます。
フェアリーが居ない
一番重要な点、冒頭書いた通りフェアリーが居ません。
本当に居ません、本当に1セットで一匹見る紙内科のレベルで全く組み込まれていないのです。
確かにニドクインやゴルバットを入れる事に何のためらいもないところまで、両者が強化されている為、単純に毒タイプが増えることは予想されました。
そして、その環境に呼応するようにひっそりとフェアリーが姿を消してしまったのです。
正直予想外でした。
余りにも役割対象が居ないのです、どくタイプから見て。
ここまでフェアリーが姿を消しているとなると、あえて毒タイプを使う理由も減ってきます。
何故でしょうか?
理由は後述するアイツが増えているからです。
スリーパーは増えた
アイツとはすなわちコイツのこと。
どくタイプ対策の為かスリーパーは爆増しているようです。
ねんりきと通りの良いかみなりパンチの組み合わせで大抵のポケモンと互角に戦う事ができる為、その辺を考慮して最初からスリーパー主体の布陣を組んでいる人が多く、また適当に指しても強いを体現しているようです。
スリーパー自体は技が豊富で、きあいだまやシャドーボールを打つこともできる為
また、スリーパーの役割対象であるかくとうが少ない点も見逃せません。
かくとうタイプの役割対象であるこおりタイプは若干存在しているものの、そもそもエスパーと毒の多い環境ではかくとうタイプにはやや厳しい環境に映ります。
そんなこんなでかくとうタイプも最初から少ないのではないかと推察されます。
そして、これらすべてを見ることができるスリーパーはやはり環境の中心と言えるでしょう。
スリーパーをまともに相手できるポケモンは貴重なので、ニドクインの代わりに環境トップに居座る様であれば、やはりその対策も必要になってきます。
スリーパーが増えるとミュウも増える?
スリーパーが増えた場合、天敵となるシャドークロー持ちの万能エスパーであるミュウも今後増えていきそうです。
ミュウであればなみのりを所持している為ニドクインを相手にできるだけでなく、高威力のワイルドボルトで等倍のポケモンを迎撃することも可能。
ミュウの天敵であるあくタイプがほぼ居ないカントーカップでは、ハマった時には抑えることが非常に困難で、主役として君臨するにふさわしい強さを秘めています。
技の回転も速くひっさつの威力があり、何より何を覚えているかわからないというのが大きな強みです。
ミュウ対策に少々あくタイプが居たところで、上手く立ち回られてワイルドボルトをぶつけられるのがオチでしょう。
ノーマルタイプがすくないカントーカップでは、徐々にこのように覇権が入れ替わっていくことが予想されます。
ベロリンガの恐怖
そして一週回って今回紹介した、ニドクインから始まる・スリーパー・ミュウの環境サイクルに対して誰とでも互角以上に戦う事ができるのがベロリンガです。
ノーマルタイプのしたでなめるというだけでスペック的には驚異で、さらにある程度硬めのSCPとのしかかり、パワーウィップを備えている為技構成も完ぺきに近いです。
ただ、今回思ったほど採用率が高くないのは育成するのがそ困難を極める所為か。
厳選が困難でそもそも育成素体を用意しづらく、飴XLも大量に要求。ついでにのしかかりはレガシー技なので、すごい技マシンスペシャルも必要になります。
それらの苦難を乗り越えることができれば、カントー最強の一角であるベロリンガで他のポケモンを蹂躙できるかもしれません。
私もベロリンガとは何度か対戦しましたが、何処で出てきても脅威ですね。
アローラガラガラやミュウにはまともに仕事をさせない点が非常にいやらしいです。
やっぱコイツ最強じゃないかな?
と思うほどに。
みずタイプとかくとうタイプが苦しいか?
スリーパーが増えても、ミュウが増えても、ベロリンガが増えても。
また、どくタイプが増えてもみずタイプとかくとうタイプにはやや厳しい状況が続きます。
今後のカントーカップは如何にこれらのポケモンと互角に戦えるかが重要になってきそうです。
もしかしたらミュウ先頭で、ノーマルポケモンに対応した戦法を取れる布陣が組めれば、汎用性の高いパーティができるかも知れませんね。
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