エレキブル記事第三弾。
現状エレキブルを活かせるのが『ハイパープレミア運用』+『シャドウ化』という非常に限られた条件です。
そう思っています(強調)。
なので今回は、ハイパーリーグにおける対してのシャドウエレキブルの強さを見ていきましょう。
エレキブルの紹介
火力特化オバケにシャドウの力を乗せたらどれだけのポケモンに圧力をかけていけるのか。
それを体現しているのがこのポケモンです。
環境トップのペラさに、一撃必殺のワイルドボルトで相手のパーティを引っ掻き回します。
困ったことにシャドウ化しないとそこまで火力が出ずに、戦場に立つことすらできないほど貧弱なのです。
やはりバトルは耐久力ゲームなんですね。
というわけでこのポケモンをハイパーリーグで使うにはシャドウ化必須。
以降はシャドウの数値を記載していきますよ。
推奨技:でんきショック・れいとうパンチ・ワイルドボルト
シャドウエレキブルのハイパーリーグ対面
では早速シャドウエレキブルの気になる対面を見ていきましょう。
大体この辺りを把握しておけば十分です。
ちなみに数値上・シミュレート上は本当に弱いので、過度に期待をしない様にしてください。
あとワイルドボルトの防御力低下が激しいので、タイミングはかなり弄ってます。
カイリュー
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | 〇 |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇(×) | × |
いきなり問題が発生しました。
2枚同士のノーマルカイリューに勝てるパターンなんですが。
1位と7位しか成立しません。個体値が【1・15・15】もしくは【0・15・15】のエレキブルです。
で、この結果から言えるのは、カイリューが少しでも攻撃に振っていると、二枚同士対面は結局カイリューが勝つという事です。
ドラゴンクローのダメージが1あがればいいので。
見ての通り、技範囲的には完全有利対面です。
れいとうパンチ一発で確実に仕留めることができるので、非常にわかりやすいのですがカイリュー側にゴリ押しされるとあっさり逆転されます。
カイリューのエネルギーも推定四発分貯められてしまい、非常に立て直しが難しい局面となります。
カイリューを釣り出す動作としては面白いのですが、ここまで差の開く負けを喫すると試合自体にはかなりの確率で負けてしまうでしょう。
シールド1枚以下でほぼ同時に対面するのが鉄則です。
あと、シャドウカイリューの方が苦手ですね。
ファイアローもシャドウカイリューの方が苦手でしたが、カイリューは今後シャドウがスタンダードになるかも。
フシギバナ
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
予想通りというか全敗ですね。
エレキブル側の勝利条件はれいとうパンチを2発あてる。
ですので、シールド差が1枚無いと勝つことはできません。
ハードプラントとれいとうパンチには発動差が1回あります。
蓄積すると1回分の差になるかも?
と思われるかもしれませんが、これが結構そうもならないです。
エレキブルが先に場に出ており、フシギバナが追うのが相当遅れない限りはシールド同数で突破することはできないでしょう。
ラグラージ
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | × | × |
1枚同士 | × | × |
2枚同士 | × | × |
まぁ、みず・じめんに勝てるわけナイアン。
回転率も同等かラグラージが早いという始末。
とくに語るべき事はないですが、マッドショットのチャージが楽になってしまうのでワイルドボルトよりれいとうパンチ優先で。
ただし、一発あたりはワイルドボルトの方が入ります。
ギャラドス
シールド数 | ノーマル | シャドウ |
0枚同士 | 〇 | 〇 |
1枚同士 | 〇 | 〇 |
2枚同士 | 〇 | △ |
楽勝だと思うでしょ?
違うんですよ。
りゅうのいぶきの削り幅が意外と大きいんですよね。
なので築くと赤ゲージまで追いやられている事もしばしば。
全然美味しくないけどって対面です。
ちなみにれいとうパンチ連打が安定行動です。
ワイルドボルトだとギャラドスが二体吹き飛びます。
ピクシー
シールド数 | ノーマル |
0枚同士 | 〇(×) |
1枚同士 | × |
2枚同士 | ー |
ピクシーがSCP個体ではなく攻撃力に少し振っている個体だと全てのパターンで負けます。
もう何も考えずに負けます。
そして、あまえるだけで落されるのでこちらはシールドを貼る余地もないと。
あとは後ろのポケモンに任せましょう。
対面したくない案件。
キングドラ
シールド数 | ノーマル |
0枚同士 | × |
1枚同士 | × |
2枚同士 | × |
まずオクタンほうのデバフを引くと相手が相当有利になります。
なので、最初のワイルドボルトは電気ショック8発目直後に打ちたいです。
これでオクタン砲より早くワイルドボルトが打てます。
勿論相手の方が先に出ているとこれが成立しないので、タイミングを考えて打ってください。
どちらにせよ勝てる対面ではないので、一発を効率よく当てていきましょう。
ドクロッグ
シールド数 | ノーマル |
0枚同士 | 〇 |
1枚同士 | 〇 |
2枚同士 | × |
回転数がエレキブルの方が高く、楽勝かもと思われがちですがそんなことはなく。
でんきショック6発込み+ワイルドボルトでようやく落とせます。
どろばくだんの貯まりも6発でこちらを倒せますので、基本的にはドクロッグのどろばくだんに合わせえて1発目のワイルドボルトを。
シールドされたらお互いにシールドを消費。
そして2発目のワイルドボルトを打つことでドクロッグを落とすか、シールドアドバンテージをとるかという選択肢になります。
ダメージ表
対面表を考えると弱すぎますね……。
紹介している自分もビックリです。
実はタイプ一致のワイルドボルトとはいえ一撃必殺となるポケモンは少ないのです。
例えばドクロッグの項目でも解説した通りです。
というわけでシャドウエレキブルのダメージをちょっと比較していきましょう。
れいとうパンチのブラフの無駄さ加減もわかると思います。
条件:両者ともにハイパーリーグの最適個体
相手ポケモン | ワイルドボルト | れいとうパンチ |
カイリュー | 123(83.1%) | 144(97.3%) |
シャドウカイリュー | 148(100.0%) | 173(116.9%) |
フシギバナ | 67(41.9%) | 79(49.4%) |
デンチュラ | 89(56.3%) | 65(41.1%) |
ラグラージ | 76(42.5%) | 56(31.3%) |
カイリキー | 134(82.2%) | 62(38.0%) |
ファイアロー | 191(113.0%) | 55(32.5%) |
ブラッキー | 80(41.0%) | 37(19.0%) |
カビゴン | 131(52.4%) | 60(24.0%) |
ラプラス | 181(77.4%) | 21(9.0%) |
シュバルゴ | 112(79.4%) | 33(23.4%) |
ピクシー | 116(60.7%) | 54(28.3%) |
アローラキュウコン | 98(60.5%) | 28(17.3%) |
キングドラ | 103(66.0%) | 48(30.8%) |
ニョロトノ | 170(92.4%) | 31(16.8%) |
参考にカイリューのシャドウだけカイリューの直下に入れておきました。
これで他のシャドウ化した相手にどれくらい入るのかも察しが付くことでしょう。
ワイルドボルト自体の火力がどんなもんかと言うと、ノーマルファイアローのブレイブバードをわずかに上回っています。
意外と、一撃で落ちないもんですよね。
水ポケモンや耐久の低い格闘ポケモンなんかは、でんきショック込みで何とか落とせるといったところ。
ただし、ブラッキーにも40%以上のダメージが入りますし、耐性のあるラグラージにもやはり40%以上のダメージが入ります。
これを強いと考えるか、やはり弱いと考えるかは環境とパーティ構築次第といったところですね。
あとは、念のため特定のポケモンに対しては火炎放射を持っている振りをした方が良いかもしれませんね。
シャドウフシギバナ・ユキノオー・ドリュウズあたりは致命傷もしくはワンパン級のダメージになるので。
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