ホルード。
メチャクチャ強いですよね。
レジスチルと同等の耐久でありながら、HP実数値が高い為攻撃力の低いポケモンを封殺しやすかったり。
あまえる族全般とも渡り合える耐久力。
デオキシスに有利。
マリルリのハイドロポンプで倒れないなどなど。
屈指の耐久力で最後まで受けきり、逆転のほのおのパンチ・じしんで勝負を掴んでくれることの多いポケモンです。
今回はそんな超タフネスうさぎであるホルードの魅力を特集していきます。
単なるタイプ相性だけでは見えない魅力があります。
ホルードの基本データ
ではホルードの素晴らしいタフネスと偏った役割について解説していきます。
タイプとSCP
ホルードは大変珍しいノーマル・じめんの複合タイプ。
800種を超えるポケモンでも、この組み合わせはホルードのみです。
進化前のホルビーは地面を所持していません。
CPが凄まじく低く、出場推奨はスーパーリーグ環境のみ。ちなみに原作では特性ありきで活躍をしています。
SCPは先に書いたレジスチルと同等で、最大1782。
ガラルマッギョ・デオキシスを上回る耐久です。
HPも豊富で、ロックオンなどのダメージも通しづらく、最終局面でもミリ耐えする優秀な動きをいかんなく発揮します。
所有技と回転率
高回転のマッドショットを所持しているので、大変優秀です。
技名 | 威力 | Eチャージ量(その他) | E消費量 | タイプ |
マッドショット | 3.6 | 9(2ターン) | ー | じめん |
ほのおのパンチ | 55 | ー | 40 | ほのお |
じしん | 140 | ー | 65 | じめん |
はかいこうせん | 180 | ー | 80 | ノーマル |
技2自体は強すぎるという事も無いのですが、この耐久力から小まめに繰り出されるほのおのパンチは本当に脅威です。
ほのおとじしんで役割が被っている事も多いのですが、ホルードの攻撃力が良い感じに低くてうまく機能しています。
数値には現れないところでバランスが取れている感じですね。
このほかでんこうせっかとあなをほるも憶えます。
推奨技:マッドショット・ほのおのパンチ・じしん
マリルリが後追いしづらいタフネス
同じ耐久型のうさぎで、さらにSCPの高いマリルリ。
さらにみずタイプ持ちでホルードとは非常に相性が悪い。
悪そうに見えます。
が、お互いに戦ってみると、意外とそうでもない事に気が付きます。
対面結果は様々ありますが、
全てのシールドシチュエーションで似た様な結果になります。
圧倒的にホルードが負けていますが、エネルギーのチャージ状況をよく見ると着地がホルードの方が早ければじしんを打ち込めています。
それで勝てるわけではありませんが、シールドを同数使用させたうえで圧力をかけていくことができます。
そういう意味では。
○○・ホルード・○○
という構成から、ホルードをマリルリ釣り要因として二番手として投げる。
というのもあるかもしれませんね。
ホルードの苦手なポケモン
損なホルードですが、苦手な相手がかなり多いです。
タイプ的に言うと、みず・くさ・ひこう・かくとうが基本的に苦手。
みずとくさは言わずもがな御三家技による高速迎撃に抗う術がなく、ムシロマリルリよりも苦手。
飛行タイプに対してもホルード側が打点が無い為、みず・ひこう、もしくはドラゴン・ひこうの様な複合タイプには勝ち目がありません。
ただし、このなかでくさタイプだけはほのおのパンチの存在からサイクル戦で抗う事ができるかも知れない。
という可能性を秘めています。
環境で上位で特に相手をしたくない相手で言うと。
- フシギバナ
- メガニウム
- カメックス
- ラグラージ
- ニョロトノ
- チルタリス
- トリピウス
- フワライド
- ペリッパー
- こなゆきアローラキュウコン
などなど。
こおりポケモンとは弱点の突きあいですが、特にこなゆき型のAキュウコンは注意です。
ホルードの得意なポケモン
いわ・でんき・ゴーストには特に強いホルード。
苦手なメジャーポケモンも多いですが、
返り討ちにできるポケモンもなかなか多いです。
- デオキシス
- ガラルマッギョ
- トリデプス
- ベロリンガ
- ヤミラミ
- ゲンガー(ゴースト)
- アローラガラガラ
- デンチュラ
デオキシスはカウンターで弱点を突かれておりほぼ互角なのですが、デオキシスの技2ではサイコブーストしか打点が結局相手から仕掛けるという選択肢しかなく、かなりストレスを与えることができます。
また、この他あまえるエルフーンにも有利で、苦手ポケモンがいくつか禁止されているレギュレーションでは常に採用検討の余地があります。
ヤミラミはイカサマでそこそこダメージを受けてしまうので、キッチリ相手のシャドークローの回数を数えてしっかり落としていくことが重要です。
ゴーストタイプの技はノーマルタイプのホルード大好物なので、上手く受けきってチャージしてやりましょう。
実は互角なポケモン
ブルンゲル。
たたりめ型なら実は互角です。
ブルンゲル側が技2で一方的に弱点を突けるため、ブルンゲル有利と思われがちです。
しかしノーシールドでじしんを2発入れればホルードの勝ち(あわでは無理)。
シールドを複数使うとれいとうビームよりもじしんの方が回転率が上がっていき、こちらから盤面を変える手を使えます。
ホルード以外がブルンゲルに決定的に弱い場合は、そのままホルードで相手をする方が無難でしょう。
硬い
とにかく硬いです。
使う前は微妙対面も多くてそこまで強いかと思っていましたが、強いです。
圧倒的なタフネスからくる【泣きの一発ほのおのパンチ】が勝敗を分けることが多く、本当に最終局面で頼りになります。
恐らくその分水嶺はHP174~あたり。
これにより、圧倒的パーティ負けの窮地を脱して最後の技回転率の差勝てる試合が本当に多いです。
サイクル戦とはこのうさぎの為にあるような言葉ですね。
上位個体を拾ったら、是非育ててみることをオススメしますよ。
育成メチャクチャ大変ですけど、その価値があります。
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