使えないと思った部下と上手く付き合う! 相手の成長を促す術!

仕事術・自己研鑽

つけててかなり酷いタイトルだなーと思いました。
でも正直心の中ではこうなっていることが多いです。

その度に
「これではいけない、何か適材適所がある筈」
と考える様にしています。

部下でなくとも、後輩を持つと、仕事を教えることになるなるかも知れません。
なので、結構全年齢に年中通用する悩みであると考えています。

毎年毎年春になると色々なタイプの新入社員や、春でなくても中途採用で新しい人と出会うなど職場では色々なケースで人と接する機会が多いです。

裏技という事もないですが、相手の能力をうまく引き出すには、
相手の苦手をコツコツ解消してあげることです。

今回は僕が今まで仕事で付き合ってきた中で、能力の偏った人が部下となった時に、改善した事例をいくつか紹介してきたいと思います。

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本当に使えないのか? まず分析をする。

何でも原因を分解してみる。特に仕事は原因がわかれば進む。

個性的な部下、後輩が入ってきた時に、3カ月経ってもその人物の仕事が不足していると貴方が思う原因は何でしょうか。

・速さが足りない
・正確性が足りない
・仕事を覚えきれていない


恐らく主たる原因はこの辺りではないでしょうか。
これらは原因が何であれ事象としてまず捉えてください。
このうち複数該当するとちょっと辛いですが、解消ができないわけではないので
まず自分なりに分解、分析をしてみましょう。

次に、これらの状況を作ってしまう点を考えてみましょう。

・自分勝手に判断する
・人の話を聞かない
・注意力が足りない

・責任感が足りない
・鬱っぽい


誰でも大小抱えていますが、恐らくこれらの複合、蓄積、積み重ねなどではないかと思います。
貴方が問題を解消したい相手はこのうちどれくらいを抱えているでしょうか。

僕が一番手を焼いた子は、赤文字部分全部を抱えていました。
全て解消しきったとはいいがたいですが、自己学習の重要性に気づいたことで、赤字の傾向は段々と薄くなってきました。

どんな相手でも調べさせる癖をつけると周りの負担が減る。

昨今の教本だと
「疑問はその場で聞け」と唱えているのが多いですが、僕の場合は少し違います。

疑問が自分で解けないと判断できる場合は聞け!

です。

同じじゃん。と思うかもしれませんが少し違います。

疑問が自分で解ける場合は往々にしてあるのです。
例えばUnityのコードを書いていて、バグが出たら、エラーコードをGoogle先生に張り付けて聞くという手段があります。

ネットの発達した昨今、相手の時間を奪ってまで聞くというのは結構な愚行なのです。
勿論口頭の方が速いですし、相手の教え方が上手いとついつい頼ってしまいがちです。

しかし、まずそこを一旦構えて、調べさせるという事を覚えさせてください。
相手が甘え体質になるのを防いだり、
貴方の時間を過剰に奪う事を防止できたりします。

そして、調べるという事は聞くという事に対して、パッシブからアクティブに行動が変わっているため、知識の定着率が段違いです。
是非、アクティブに動くように指導して下さい。

ただ、調べているふりをして、ネットサーフィンをしていたら。
もちろん引っ叩きますけどね。

文字通り引っ叩いて、
パワハラにならない様に注意しましょう。

相手の一番苦手をフォローする。自分の経験になるのが一番の旨味!

相手の一番苦手が、自身のフォローできる分野とは限りません。
しかし、相手の一番の苦手を見極める眼とそこに挑む自分を鍛え上げてください。

そして、相手の苦手を見つけたらそれを解消する知識を、心理学でも実務観点でも調べて、自分の知識にしてください。
自身の血肉となり、部下の弱点を補えて一石二鳥です!

相手の一番苦手を早期に見極めることで、その後のフォロー方針を決めることができます。
また、仕事がどこ是とん挫しそうかなどを事前に把握することができます。

完全に最初から丸投げにしてあとから
「そこでつまっていたのか!なんで言わないんだ!」

などと声を荒げる三流上司にならないようにしましょう。

相手の質問回数を制御するのも大事。

僕は指導する時に相手に質問する回数をあらかじめいう事があります。
つまり、「質問」というカードをここで切っていいかを考えさせるんです。

前述までの、甘えさせないや学習をアクティブにすることを目的としています。
人は制限が無いとどこまででも甘える生き物なので、その辺を理解して取り組める様に、やや制限を指導側としては入れる必要があります。

ちなみに、質問がどんなにくだらない、低レベルだと思っても必ず真摯に対応してください。
相手が何でつまっていて何が難しいかなど、指導側には関係ないのです。
苦しんで質問してきているのですから、それを解消できない様では指導者失格です。

ふとしたきっかけで覚醒することがある! でも下地があってこそ!

僕が最も手を焼いた子が、覚醒したきっかけは
自分よりできない中年が職場に現れた事でした。

たぶん、その中年の方が仕事を放棄する様や、周りに頼りきりになる姿に自分を重ねたのでしょう。
今までは
若年だから使えなくても社内のマスコットで生きていけるやろ

と思っていた節がありましたが。

あの中年が自分の20年後の姿か…!

と恐怖した様で、僕とその子で決めたルールを一週間後には頑張って守る様になり、
明らかに仕事の質が向上しました。
僕もTOPへの報告であの子は変わったと報告できる様になりました。

勿論きっかけはその【壮絶な20年後】だったのですが
本人の方から
「先輩が毎日言っていたことはこうならない為だったんですね、これからはもっと考えて行動します」
と言ってきたので、やはり表面上効果が乏しくても、根気よく指導すること自体は良い事なのだと実感したエピソードでした。

まとめると
・どんなものでも調べさせる癖を付けろ
・部下の苦手をフォローしろ
・無駄な指導はない、表面化しなくても経験にはなっている。

ですね。

如何だったでしょうか?
本日は相手が成長する第一歩を押し出してあげる為の方法となりました。
こういう手法は、これからもどんどん書いていきたいと思いますので、読んでいただけると幸いです。

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