検索ボリュームという言葉を聞いて、そもそも検索ボリュームって何?となったりしていませんか。
ブロガーが記事を書く上で、検索でどうやって記事までたどり着くかという事を考えないことはありません。
検索ボリュームはその指標の様なものです。
今回は検索ボリュームとは何かについてと、検索ボリューム0のクエリはどうするべきかについて書いていきます。
ボリュームと競合性さえわかれば
書く必要のある記事かどうかもわかるしね
また、この記事を読む前に細かい用語がわからん!という方はこちらをご覧ください。
ブログ系用語一覧
>> ブロガー向けジャンル別用語一覧 意味を簡単に解説します
検索ボリュームとは
検索ボリュームとは月間の自然検索数の事。Google、Yahoo!、Bingの様に検索エンジン毎に集計されています。
国内の検索エンジンの大部分はGoogleシェアの為、基本的に検索ボリュームと言えばGoogleの検索結果を指しているのが通例です。YahooはGoogleエンジンを採用していましたが、昨今オリジナルのアルゴリズムを入れて差別化を図っています。
検索ボリュームがどの程度かを知る事で、将来的な検索流入のMAXを知ることができます。
例えば『A』という単語の検索ボリュームは月100万件だとすると、1位の平均クリック率はおおよそ20%なので『A』の検索から来る流入は20万件前後となるわけです。
もちろん他のキーワードもとの兼ね合いもありますし、偶にクリック率40%近い常識を覆すような謎のクエリもあります。
このボリュームから逆算することによって、サイト全体の検索流入をどう狙い上積みしていくか、それらを計算する上で土台となる指標なのです。
キーワードについてはこちら
>> キーワードとは何か ブログ初心者が戸惑う意味を徹底解説!【具体例】
検索ボリュームの見方
検索ボリュームの見方は、Google広告のキーワードプランナーという専用ツールを使うのが一般的です。
Uber suggestの様な独自のツールもありますが、Googleと結果が異なる為、どれを重視するかは個々人の好みによります。
キーワードプランナーの利用方法について記載します。
- Google広告にアクセスしてログインする。
- 上部のアイコン(スパナ)から『キーワードプランナー』ツールを立ち上げる。
- この画面の右側『検索のボリュームと予測のデータを確認する』をクリック。
- 予測したいキーワードを打ち込む
- 2語以上のキーワードの場合はスペースを空ける。
- 改行するとそれぞれの結果を表示できる。
- 『開始する』で測定開始。
- タブの中から過去の指標を選択。
- 一カ月単位の指標が確認できる。
- 見るべきは検索ボリュームと競合性。
- 広告出稿をしている場合、この図がかなり細かく表示されます(有料ユーザー)。
こうしてキーワードプランナーの過去の指標を調べれば写真の様に、検索ボリュームを見ることができます。
必要な検索ボリュームのうち競合性が低く、検索数が多い物を狙うと良いとされ、立ち上げたばかりのサイトでは、特に10~100といった小さいボリュームで1位をとっていく事を目標として良いでしょう。
イキナリ1000~の大型キーワードを狙っても、基本的に上位勢に勝てないので読まれることがありません。読まれなければ順位も上がらず、結果的にサイトの評価も上がらないので書き損になってしまいます。
現在のサイトの実力に会ったキーワードを模索するのが重要です。
キーワードを簡単に取得する
キーワードを検討する場合、一々キーワードプランナーに手打ちで入れていたのでは手間です。
そこで、キーワードを一気に取得しコピペできるサイトがあります。
goodkeywordです。
このサイトでは中央の検索窓に単語を打ち込むと、関連キーワードを取得して表示してくれます。
右側のGoogle.co.jpからコピーという処で全てのキーワードをコピーして、キーワードプランナーに張り付けるだけで一気に複数のキーワードボリュームを調べることが可能です。
他にもツールはありますがgoodkeyword→キーワードプランナーのコンボで十分です。
是非試してみて下さい。
検索ボリュームの無い記事も書く候補?
検索ボリュームとは、検索クエリ(キーワード)に対するネット上での検索数のことだと書きました。
当然ですがボリュームが高いほど誰かが欲しており、誰かの目に触れる可能性も増えます。しかし、ボリュームが高いほど沢山のライバルが参入する為、上位を採りづらいものでもあります。
超激戦区ですが『ラーメン』に特化しているブログを運営していると仮定しましょう。
この時に、どんな内容の記事を書くかを検索ボリュームを見ながら策定すると、自然検索の流入数が上がりやすいです。
例えば『ラーメン』という単体クエリの検索数は月間で400万件オーバーなのに対して、『ラーメン』+『近く』では1万5千件前後まで絞られます。
ちょっと具体例を表にしましょう。下記が例題の検索ボリュームです。
クエリ | 月間検索ボリューム |
ラーメン | 約400万件以上 |
ラーメン 近く | 約15000件 |
ラーメン 渋谷 | 約4500件 |
ラーメン 餃子 チャーハン | 約100件 |
ラーメン 近く 餃子 | 計測不能(0に近い) |
ラーメン 渋谷 餃子 | 計測不能(0に近い) |
ラーメン 渋谷 近く | 計測不能(0に近い) |
クエリに関する掘り下げはこの記事では取り扱いませんが『ラーメン 渋谷 餃子』あたりは検索ボリュームが0でも書く候補に値するというのが私の結論です。
何故なら、具体性があるから。もちろん、余力がある事前提です。
繰り返しますが余力があり、かつネタが枯渇している場合はアリという事です。
あなたのブログで『渋谷区・港区でオススメのラーメン店10選』や『渋谷のここが上手かった!サイドメニューの美味しいお店』などを書く時に、内部リンク先の濃い記事として成立する可能性があるからです。
また、検索ボリュームが無くても自身がSNSと連携させておけば、検索流入以外からも来る可能性があります。
万一検索需要が出た時には、あなたの記事が1位になっている可能性が高いからです。逆に『ラーメン 近く』といったワードは狙っても何の役にも立ちません。
『近く』などの距離を示す単語は、検索位置によって順位が大きく変動します。
記事として成立させるなら、『新宿西口から徒歩7分以内のオススメラーメン』などの、具体性を帯びたタイトルで構成しなければいけません。
このタイトルであれば『新宿 ラーメン』『新宿 徒歩 ラーメン』『新宿 近く ラーメン』などのクエリに自然に引っかかる可能性が出てきます。
『近く』は狙わなくても獲得できる可能性があるんです。ラーメンでは無理ですけどね。魔境ワードなので。
この様に現在自分のサイトが置かれている状況、自身が必要としている、もしくは訪問者が必要としている情報かどうかなどを加味した上で、記事にする内容を決めていきます。
是非、自身とサイトに合ったキーワードを見つけて記事を書いてみて下さい。
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