ポケモンGO流行技の変遷とブラフの有効性の考え方

Pokemon

今回は技に関するちょっとした考え方のまとめです。

普段技を受ける時に何を考えればいいのか。

自分で選ぶときに何を考えているのかを書いていきます。

スポンサーリンク

れいとうビームとバブルこうせん

ブルンゲル

持ち技の変化の中で、一番大きくスタンダードが変更されたのはこのポケモンではないでしょうか。

ブルンゲルです。

私もそうだったのですが、実装初期ではシャドーボール+れいとうビームという型が一般的でした。

れいとうビーム採用の利点は単純で、カイリューやチルタリスといったドラゴン・ひこうタイプに二重で弱点を突ける点と、本来苦手な草タイプに対しても役割破壊技となる点です。

これらの理由から、一回技が打てれば仕事になるブルンゲルはそこそこ重宝されました。

しかし、環境が移り変わり特にハイパーリーグでは少し話が変わってきます。

毒タイプとフェアリータイプ両方を見れるはがねの重要性の見直し。

さらに、その鋼タイプをもったガラルマッギョの育成が完了し採用者が激増。

ドラゴンはやや姿を減らしてしまった事で、れいとうビームに利点が生まれにくくなります。

そして代わりに採用されたのがバブルこうせんです。

確定で相手の攻撃力を一段階下げるという点と、シャドーボールより消費ゲージが15も少ない点からブラフ性能が高いという結論に行きつきました。

特にハイパーリーグでは生存ターン数が増える為早めにバブルこうせんを打つことでスーパーリーグよりも展開が有利になる事もしばしばあり、採用率が上がっています。

こうして環境の調整と研究が進んだことにより、ブルンゲルが持つれいとうビームとバブルこうせんは採用率が完全に逆転してしまいました。

りゅうのいぶきとドラゴンテール

カイリュー

ドラゴンテールはダメージ強化+チャージ量減少。という調整をシーズン8開始と同時に行われました。

するとどうでしょう、りゅうのいぶきのダメージ効率を超え、チャージ効率は同等と一見りゅうのいぶきの上位互換技になってしまいます。

事実、ドラゴンテール型のカイリューが環境にかなり増えてきました。

りゅうのいぶきとドラゴンテールを比べられるポケモンはカイリューやギャラドスが居ますが、カイリューの方は通常の技マシンで変更の為に「性能が高いなら取りあえず使ってやろう」といった傾向にある様です。

しかし、りゅうのいぶきとドラゴンテールでは行動にかけるターン数が違う為、りゅうのいぶきの方が強いパターン。そして同様にドラゴンテールの方が強いパターンが存在するようになりました。

技性能が上がった=強くなる。という単純な事ではないのです。

もちろん、りゅうのいぶきを3回打つとドラゴンテールの性能に近しくなります。

しかし、以下のようなパターンが存在します。ここではわかりやすくする為りゅうのいぶきのダメージを『4』とします。

  • りゅうのいぶきダメージ『4』ドラゴンテールダメージ『11』
  • りゅうのいぶきダメージ『4』ドラゴンテールダメージ『12』
  • りゅうのいぶきダメージ『4』ドラゴンテールダメージ『13』

1例ですが調べて見ると似た様なことは起こります。

要するにポケモンAに対してドラゴンテールのダメージは『11』になるが、ポケモンBに対しては『13』となり増えるといった感じです。

これは、りゅうのいぶきが1ターン技の為に相手の守備力の多少の上下ではなかなかダメージ変わらない程度の攻撃力しかない。

反対にドラゴンテールは元々のダメージが大きくなる為、振れ幅も大きくなるという事です。

1ターン技には他のターン技には無い独自のメリットがある為、単純性能でどちらが強いという判断はなかなか難しいですが、威力が3倍だからダメージも3倍。といった、単純な計算式になっていない事は意識してみてください。

ロズレイドのマジカルシャイン

こちら題目ではロズレイドのマジカルシャインとしていますが、ゲンガーのきあいだまでも、タチフサグマのはかいこうせんでも構いません。

要するに、採用率の低い大技の事です。ポリゴン2のはかいこうせんとかソーラービームとかね。

これらを撃たれて、対象のポケモンが一発で吹っ飛ばされてしまう。

例えば自分のカイリューがロズレイドのマジカルシャインに吹っ飛ばされてしまった時、こう考えたことはありませんか?

「次からシールドを貼るようにしよう」と。

この考え方は結構難しくて『本当にその技の採用率が高いのか?』という点を考えねばなりません。

例えばシールドを使う基準は『想定技を受けた時のダメージが高いか』『相手のゲージ消費量から見てお得かどうか』『戦局を左右する技なのか』と言ったところで判断されます。

なるべく『この方が勝率が高くなるだろう』という処で貼るのです。

ですから例えば想定外の大技を受けたショックが尾を引きずって『この局面ではシールドを貼った方が良い』というのを『このポケモンの大技にはシールドを貼ろう』と単純に置き換えてはいけないのです。

それらの採用率が低い大技は、事故です。

当然大技を警戒すべき局面だと判断してシールド貼りを成功させるのであれば、意味はあるのですが。

毎度毎度この状況で貼るのか?となる場面では盲目的にシールドを使ってはいけません。

そうなった場合トータルの勝率が落ちてしまいますからね。

ブラフの歴史は、環境・流行・研究そしてこれらの積み重ねによるものです。

土の行動がより安定して勝率を出せるのか。

これを突き詰めていきましょう。

コメント