初手のポケモンに役割破壊技を持たせるのが良いのではないかという仮説

Pokemon

パーティ構築というのは色々な説、検証、考察、裏付け等々で進化をしてきました。

ですがパーティ分類というのは基本的には大まかに決まっていて、そこの基本形から外れることはありません。

あとはそのパーティがどれだけ苦手ポケモンに対する対応策を持っているかで、総合的な勝率が変わってきます。

苦手なポケモンをあえて全く無視するのか。

それとも対策を持たせたうえで勝率を下げない様にするのか。

あなたが使っている初手は、苦手なポケモンに対応できる技を持っていますか?

今回は勝率を少しでも上げる為の初手の役割破壊について考えていきます。

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基本的なパーティの種類

基本的なパーティの方は下記に当てはまると考えていいです。

  • ABC
  • ABB
  • ABA
  • AAA(例外)

アルファベットは凡そパーティ内での役割やタイプを表しています。

例えば【くさ・ほのお・みず】であれば【ABC】に。

例えば【くさ・みず・みず】であれば【ABB】に。といった具合です。

同様に【どく・あく・あく】もABBですし【あく・どく・どく】もABBです。

この様に、大まかな役割がどう違うかを表しているのがアルファベットで表現される構築タイプです。

Aの裏にはAの弱点を補完するような、Aと相性補完のいいBを置くのが基本となります。

相性補完の良い例

  • ラグラージ+エアームド
  • ニドクイン+タチフサグマ
  • トリデプス+ウツボット

代表的なのはこの様な感じで、出てきた順番に限らず裏には高確率で補完の取れたポケモンが居るという事です。

【ドラゴン・みず・ゴースト】の様な補完のよくわからないタイプのパーティもABCに分類されます。

無理やりですが。

どっちかというとABXみたいな感じですね。

ちなみにAAAみたいなパーティはほぼ機能しないのですが、あえて言うなら。

技1のタイプが全部違うタイプ統一パーティとか。

あまえる族×3とかそういったところでしょうか。

御三家の混じった水・水・水などはあってもおかしくないですね。

弱点が共通している為、勝ち越せるかはわかりませんが。

役割破壊技とは

カイリキー

役割破壊技とは、本来タイプ相性で不利なポケモンに対して有利な技タイプを持っていて、盤面をひっくり返せる可能性のあるものを指します。

例えば代表的な例で言うと。

  • カイリキーのいわなだれ→ひこうタイプに強い
  • カイリキーのしっぺがえし→エスパータイプ・ゴーストタイプに強い
  • クレセリアのムーンフォース→あくタイプに強い

複合タイプに応用すると、カイリキーはいわなだれでゴーストタイプ持ちのユキメノコを返り討ちにできる可能性を秘めている為、非常に汎用性が高いという事が解ってきます。

カイリキーとユキメノコはどちらも一撃必殺ですが、どちら側から見てもいやな対戦相手だという事がよくわかる一幕です。

僅差でユキメノコの方が有利ですけどね。

こういった、持っている技の中でもダメージが優秀で苦手な相手を吹っ飛ばせる可能性があるものを総称して役割破壊技・役割破壊技持ちと表現されています。

初手に役割破壊技を持たせる優位性

ベトベトン

では本題である初手に役割破壊技を持たせるという事について考えていきましょう。

例えば、原種のベトベトンを用意します。

ベトベトンは持っている技こそ少ない物のタイプにバラつきがあり全体的にはとても使い勝手がいいです。威力は少し足りないですが……。

技1:どくづき 技2:かみなりパンチ 技2:あくのはどう

ここで注目したいのは、どくタイプはゴーストに半減されてしまうのでどちらかというと不利です。

しかし、あくのはどうを持っている為ベトベトンと相対したゴーストタイプもシールドを貼らざるを得ないのです。

回転率があまり良くなく、特に技性能的にもかみなりパンチの方が微妙なのですが、それでもプクリンやピクシーを抑える毒タイプの役割と、みずタイプ・ひこうタイプ・ゴーストタイプを追い込める技構成。

もちろん、エスパータイプ相手にも戦えるポテンシャルを持っています。

まぁ、ねんりきでゴリゴリ削られちゃうんですが。

で、倒せる可能性があるというのがとても重要なんです。

例えば、ベトベトンとスリーパーが初手同士であったら逃げますよね。

例えば後ろのタチフサグマとかに。

そうすると、プクリンに追われるわけですよ。

自分:ベトベトン→タチフサグマ

相手:スリーパー→プクリン

こうすると、タチフサグマが倒された後、ベトベトンでプクリンを討ち取るわけですがその工程で戻ってきたスリーパーにあくのはどうが打てるんですよね。

ベトベトンはそこそこ攻撃力が高いので弱点技を打たれたスリーパーはたまったもんじゃありません。

そうして、出し負けているのに3体目勝負に持ち込むことができる状況というのを作る事ができるのです。

この場合、例えばタチフサグマがダストシュートのふり+ベトベトンのあくのはどうでシールドを2枚剥がせる可能性もあります。

相手の後続次第ですが、こちらの3体目+シールド1枚VS相手のスリーパー+3体目シールド0枚という状況で、出し負け→完追いの状況でもまだまだ十分勝機はあるのです。

初手の役割はまくりの為のコントロール

初手に選出するポケモンは、出し価値率が高いのが当然一番いいのですが、後続の相性補完の良いポケモンと組んだ時に相手のパーティを崩壊させられるような役上己破壊技も同時に持っていると、ただそのタイプ特有の動きだけではなく他の役割も持たせることができます。

パーティの機軸を作るのは最初にお互いの情報を与える初手ポケモンです。

その為、色々な役割を持つことができる様に技タイプが多彩なポケモンに目を向けて見ると良いでしょう。

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