ポケモンGOがポケモンシリーズの世界大会に含まれる。
正式なeスポーツ競技化を狙っているなど色々な話が出ていますが、SPAさんの記事でその問題に触れている者がありましたので、私も少し考えを騙ろうと思います。
SPAの記事のライターの方はレジェンド達成者らしいです。
元記事はコチラ→
Twitterではかなり盛り上がっていて各々感想を述べてらっしゃいました。
いやぁ。
社会(もしくは会社もしくはナイアン)に一石を投じないと無理でしょこれ。
ポケGOはユーザーストレスが高い
記事中では下記の様な項目で、対戦ゲームとして成り立ちが無理だという点が語られています。
- バク・フリーズ・遅延について
- そもそものゲームにバトル性が無かった
全面的にこの意見は正しい見識だと思います。
まずこのゲームにおいては何度も何度も書いている通り遅延が凄まじいです。
昔のゲームでは対戦する筐体自体が同じなのでゲームが成り立っていました。
ラグが発生したらお互いにラグが発生しているという事ですからね。
もしくは、本家ポケモンの様にターン制を取り入れ、通信によるロスをほぼ無くしたものでした。
こういう形式であれば公平性が担保されて対戦は成立します。
しかし、FPSやポケモンGOのゲーム性ではテクニック以前に通信環境や本体機器のCPUなどの差が如実に現れます。
遅延に悩まされたままでは、全く勝負にならないというのは自明の理で、公平性を全く欠く様な競技は競技として成立していません。
すなわち、eスポーツにはなりにくいという事になります。
私なんか、今季遅延でレジェンド諦めてますからね。
一番遅延が発生していたのはシーズン2ですが、一番不平等なのはシーズン9だと思っています。
そして2つ目。
ポケモンGOはそもそもコレクションゲームだという主張。
ポケモンGOはリリース時凄まじくオブジェクトがありませんでした。
野生湧きは今より少なく、同じポケモンしか湧かず、そもそもポケモンのフィールド滞在時間も少なく。
たった3つしかない野生湧きの個所に1時間ごとに通う様なレベルでやる事のないゲームでした。
たまたま家に野生湧きがあったら、1時間毎その時間にアプリを立ち上げるほどでした。
方や現在は歩けばいくらでもポケモンが湧いており、イベントに左右される物のいつでもポケモンを集めることができるようになっています。
そして、レアと非レアの分け方はあからさまにGOバトルリーグと連動した調整が成されています。
- タブンネやアンノーンの様な元からレアな枠。
- ガラルマッギョやズルッグの様なレア+GOバトルリーグエース枠
- アサナンやマリルなどのGOバトルリーグでエースとして使えるサブレア枠
- そしてその他といった感じです。
ここに季節イベントなどが絡んできて自然わきが調整されている感じです。
本質的にはレアポケモンとの遭遇を楽しませるところはありつつもあからさまにバトルしよう向けにシフトしたのは、それがお金になると踏んだからなのか、もともと本家が対戦ゲームであったからなのか。
真相は分からないですが、大きくシフトしたことは確かです。
そしてこの変革に耐えられないプレイヤーがバトルを嫌いになるという側面も当然あります。
遊び方はユーザー次第で勿論自由なのですが、ナイアンティック側が大きくバトル寄せに舵を切ってきた為、既存プレイヤーのコレクション進捗があおりを受けた形ですね。
そうしてかなりのプレイヤーが現在ストレスを受けている様な形に落ち着いています。
つまり、そもそもゲームとして運営バランスが極端なんですよね。
多分、フォトプレイヤーが一番このゲームを楽しんでいると思います。
彼らの写真は素晴らしいです。
e-SPORTS化には不向きな理由の掘り下げ
で、結局競技にし辛い理由としては下記のような理由です。
- 膨大な捕獲と育成準備と拘束時間
- 地域限定ポケモンの存在
- 通信・処理速度の落差
これらの不公平性や弊害を取り除けない限りは少なくとも健全性を推す競技としては成立しないというわけです。
実力と運が関わるのは全ての競技に共通する事でしょうが、ポケモンGOの対戦においては、1に通信・2に携帯性能。
3.4が無くて5に努力ですからね。
全く戦える環境に無い方というのも多くいらっしゃいます。
実際GBLの人口はマッチングの遅さを見ても明らかに少なくなっていますし、それはストレスによるゲーム離れによるものだと推察することができます。
こうしたまず対策すべき土台を対策したのちに、やっと立候補できるような。
そういったものではないでしょうか。
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