ハイパーリーグのデオキシスは弱くなったのか? 環境考察

Pokemon

短期間に大量のレイドをこなすことでしか完成しなかったデオキシスのMAX個体。

ハイパーリーグにそれを投入できることが、一種のポケモンGO環境プレイヤーの証です。

そんなデオキシスも復刻当時はズルズキンに有利なエスパーとしてみんなのあこがれの一体でしたが、最近の環境を見るとあまり活躍しているという印象がありません。

そこで、何故ハイパーリーグのデオキシスが弱くなったように見えてしまうのかについてまとめていきたいと思います。

まさかここまで追いつめられていたとは……。

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クッションとしての性能はデオキシスの真骨頂

デオキシス

まず先にデオキシスの強い点を確認していきましょう。

なんと言ってもかくとうじゃないのにカウンターが搭載されているという点が強いです。

カウンターのポケモンは欲しいが、かくとうタイプは採用したくない。

また、通常耐久力の低いかくとうタイプの役割を耐久力の高いポケモンで代用できるという処に非常に魅力があります。

そして自己デバフを考えない場合御三家技よりも強いサイコブーストをタイプ一致で打てる点も見逃せません。

エスパー技であり、かくとう技との相性補完もよくこれだけで技範囲が広いと言っても差し支えないところがあります。

引き先としても優秀で、デオキシスを不意に投げられるとテンポ的な間ができます。

役割がカビゴンと同じくクッションそのもので、後追いが完璧にできるポケモンでないとチャージしたデオキシスを追うのは困難になるからです。

加えてサイコブーストが10ターンでチャージ完了となる為、上手く小出し連打することで苦手な相手からエスケープすることもできます。

耐久が高く、小回りが効き完全な耐性も違いないという点でとても優れたポケモンなのです。

苦手なゴーストが増えている

逆に最近デオキシスが逆風となっている理由を考えてみます。

まずそれらの情報を明るくするために、ハイパーリーグのデオキシスの苦手度ランキング。つまりあててはいけない相手を順番に羅列していきましょう。

個人的な見解と感覚です。

  1. シャドークローギラティナ・アナザー
  2. オーロット
  3. ブルンゲル
  4. パンプジン
  5. ギラティナオリジン
  6. りゅうのいぶきギラティナ・アナザー
  7. ラグラージ
  8. ゲンガー
  9. クレセリア
  10. バークアウトアローラベトベトン
  11. バルジーナ
  12. ドラピオン
  13. デンチュラ
  14. シャドウニドクイン
  15. ニドクイン
  16. シャドウドラピオン
  17. フシギバナ
  18. ガラルマッギョ
  19. ブラッキー
  20. ピクシー

2021年12月時点でこれだけの苦手が居ます。いや、多いわ。

見ての通り、技1が単純にカウンターとなっている為ゴースト系とすこぶる相性が悪いです。

デオキシスが抱える問題点としては基本的に等倍のポケモンには強いものの、環境上で以下の様な要因による弱体化が懸念されています。

  • ゴーストタイプの増加
  • かみくだくの強化及び所持ポケモンの台頭
  • ゴースト増加によるあくタイプ技の増加

さらに、HPの多いハイパーリーグではスーパーリーグの様なサイコブーストで無理やり勝つといった方法があまり使えず、相対的にスーパーリーグの時よりも毒タイプのポケモンに弱くなってしまっています。

例えばニドクインに対してのサイコブーストは40%程度しかダメージが通らず、もし当たった場合打ち逃げ以外の選択肢が存在していません。

また、この後ギルガルドが実装された場合などもかなり相性が悪く、加えてあいては人気ポケモンであるという超絶不利な環境が待っていますので、また環境によりデオキシス淘汰が進むことが懸念されます。

デオキシスの技はどちらが良いのか

デオキシスを採用する時に悩むのが技構成です。

サイコブースト・いわなだれ・10万ボルトからの選択となるのですが、エスパー技の通り自体はそこまで悪くない為、ほぼサイコブーストは確定と言えます。

次にいわなだれと10万ボルトをそれぞれ考えると、まずいわなだれの方が圧倒的に発動が早いです。

ゲージ消費量が45と55なので、カウンターのチャージ量である7を考えてもいわなだれが優勢。

ひこうには両方抜群で、ダメージ効率もそれほど変化はありません。

一撃は当然10万ボルトの方が火力が出るものの、小回りを要求される場面も出てきます。

とすると、誰にあてるか?

が重要です。

たとえばいわなだれであれば、ほのお・むし・こおりに抜群を取れる様になる為ファイアローやアローラキュウコンに対して有利になります。

10万ボルトはみずタイプが対象となる為、ニョロトノやブルンゲルに対して有効ととることができます。

対象範囲とゲージ消費の頻度などを考えると基本的にはいわなだれに軍配が上がりそうです。

しかし、ほのおポケモンやアローラキュウコンの処理を他のポケモンに任せられる場合は、10万ボルトも採用価値があるという事ですね。

また、はがねに対しても10万ボルトが等倍ダメージになるので、環境にはがねポケモンが増えてくる場合は10万ボルトの方が動きやすくなるでしょう。

こちらはYoutuberのここ丸さんの動画ですが、こちらの中ではみずに打点を持つ為に10万ボルトを採用されています。

スペックは高いのだが

というわけでハイパーリーグの現状におけるデオキシスの考察でした。

SCPが高く、技性能とタイプ補完に恵まれている反面、単エスパーの弱点がもろに出てしまっています。ハイパーの特殊リーグでは活躍が高そうに見えますが、ゴーストとあくが増えている昨今のリーグではその耐久力が逆に足を引っ張る事になっていくかもしれません。

とはいえポテンシャル自体は高いものがあるので、仕事はまだまだキッチリこなせます。

焦らず良い相棒が見つかるようにリーグと睨めっこをしていきましょう。

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