表題の1/3は日本語を読めない。
というのがちょっとTwitterで話題になっていたので、記事を確認。
これはどの程度の事について読めないと書かれているのか?
と言った事について考えていきたいと思います。
ちなみに未読の方はニュースの元記事をどうぞ。
リンク先飛んでもいいけど、必ずこっちに戻ってきてくださいね?

初歩的な事務作業もできない
記事冒頭では、初歩的な事務作業もできない人が沢山居る。
といったような内容の表現が入ります。
これは一部の話ではなく、なんと世間全体での話だというのです。
記事中では『知能』のバラつきを『学力』で隠蔽している、と表現しています。
つまり、学力は本質的な知能を表す指標にはなっていない。という表現ですね。
仕事をしていると年に何回か、本当に何もできない人と遭遇することがあります。
例を挙げるとキリがないのですが
- 指示書があるのになぜか見ないでオリジナルの手法で頓珍漢な作業をする
- A~Zまで指示してようやく動くが、A~Yまでを忘れてしまう
- 経験者枠で採用されているのに、実は実務経験がないと初日に暴露
- パソコンの付け方がわからない、電源を引っこ抜く
絶対みなさんも遭遇した事があると思います。
面接って嘘つけるんで、まぎれるんですよ一定確率で。
ここが社会の怖い処なんですが、まじでこういったどう生きてきたらここまで職歴ロンダリングができるんだって人、本当に居るんです。
話が逸れましたが、記事中ではさらにこう語られています。
【1】日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない(正しく読解できない)
引用元記事
【2】日本人の3分の1以上が小学校3~4年生以下の数的思考力しかない
【3】パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない
【4】65歳以下の日本の労働力人口のうち、3人に1人がそもそもパソコンを使えない
なんか、パソコンを使えるだけで上位1割に入るそうですよ。
信じがたいですが。
そして、これらの観点では日本人は先進国では一番まともで、世界平均で見るともっと多くの人が思った以上にこれらの事をできないのだとか。
マジ統計なんでしょうか。
米国で行われた実験が基礎になっている
記事中にありますが、この『仕事ができないという』基準は実験が基になっているようでして。
渡された課題をクリアできる能力でないと、仕事を遂行できる能力だと判定されません。
結局その基準を満たしている人が半分も居なかったというわけですね。
このテストの統計自体はちょっと古いのですが、こういった仕事上の能力テストなどは、大手だとリクルートなども提供しています。
他にも大証色々な企業が提供しており、たまに入社テストなどで使っているところもあります。
基礎学習レベルの物から、計算、果てはIQテストの様なモノまで入っており、ある程度の人物をふるいにかけられるようなテストです。
これについてはやったことがある人とない人に結構別れそうですね。
文章を正しく理解できない人は多い
目の前に書いてる文章を正しく理解しようとするのは、実は思ったより難しいという課題が浮き彫りになりました。
まぁ、結構この手の記事は毎年結構見るのですが。
そして、大半の人。
というか恐らく99%の人は『自分は正しく文章を読めている方に入っている』と思っているという事です。
実際意味不明なかんしゃくを起こす人も、クレーマーも、あるいは全く仕事のできない人も。自分は理知的で冷静だと思い込んでいるモノです。
そして人間には認知のバイアスがかかっていますので、結構自分に都合の良い情報しか取得できない様になっています。
こうした背景により、現実で書かれている内容と脳での解釈の乖離が起こっているのかもしれませんね。
会議での発言を避けたり。
積極的に仕事を取りに行かなかったりしているうちに、こうした能力は失われているのかもしれません。
なるべくコミュニケーションを取り、悪い方の割合に自分が入らないようにしたい物です。
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