今回ハイパープレミアのランク9チャレンジに成功しました。
このパーティなら立ち回りがよくわからなくても、そこそこ勝てるというのができたので紹介致します。
勝つ為に簡単な手段は、環境から消えてしまったポケモンの対策を『外す事』です。
今回紹介するパーティは『水が増えている事』『フシギバナが極端に減っていた事』を鑑みて組まれています。
それらを見つけ、安定して勝てるパーティを探し続けて潜る日々です。
2400~2500レート帯について
今回はデンリュウ軸のパーティを紹介致します。
レート2420~2527において、驚異の50戦34勝。
10セットで負け越し1回限りの超安定パーティです。
現在のハイパープレミアの環境の2500帯は元ランク10が多く完全に書く上に挑む形になっていますが、それでもこの新パーティは2500帯になっても勝率6割をキープできています。
なお日程は前段の通りフシギバナの数が減少していた為、初日のレート2400帯で3セットで15戦13勝。
2日目フシギバナが再び増えたレート2481からスタートし、5セットで25戦15勝。
3日目の2セットで10選6勝となります。
感触としてはフシギバナ初手は処する手段がほぼ無く、裏がよほど有利でないと負け濃厚。
一番きつかった試合は、フシギバナ+シャドウカイリキー+デンリュウといったパーティ構成でした。
このパーティは前回2300帯で勝率71%を誇ったパーティがゴチルゼルを初手にしていたのですが、デンリュウの流行+初手格闘の減少により、勝率が振るわなくなった為新たに考案したパーティです。
レート帯が2300から2400に変わった所為もあるかもしれませんね。
デンリュウ軸パーティ紹介
ではデンリュウを軸に据えたパーティ紹介に入っていきます。
デンリュウ自体が苦手なポケモンがそこまで多くないので、何かしら仕事をやってくれるのが特徴です。
また、りゅうのはどうときあいだまの技威力がそこそこ高い為、エネルギーを溜めた状態で下げると相手にプレッシャーを与えられるのも心強いです。
【デンリュウ】
- ギャラドスと代わる代わる初手を担当
- 個体値【1・9・11】
- SCP順位180位
- 技構成【ボルトチェンジ】【りゅうのはどう】【かみなりパンチ】
- エンペルト・ギャラドスを対策
【カビゴン】
- クッション・掃除役
- 個体値【1・0・4】
- シャドウ
- SCP順位1265位
- 技構成【したでなめる】【のしかかり】【ばかぢから】
- 他2体の苦手を担当
【ギャラドス】
- デンリュウと代わる代わる初手を担当
- 個体値【12・12・2】
- カイリュー・ラプラス対策の特殊個体
- SCP順位2046位
- 技構成【りゅうのいぶき】【アクアテール】【かみくだく】
- りゅうのいぶきで殲滅が基本
デンリュウは単純にSCP順位の高い個体で、りゅうのいぶきを覚えている物を選出。
きあいだまの場合は立ち回りが変わってしまう為、今回のギャラドスと微妙に合わないとの判断です。
カビゴンはハイパーリーグにおいて低個体値シャドウ>SCP1位ノーマルだと判断し、出撃できるシャドウカビゴンを選出しました。
意図せず1265位は結構ヤバいですね。いいカビゴンが欲しいです。
ギャラドスは理想個体のラプラスやカイリューにいい勝負ができる様になる調整個体です。
HPが下がっていますが、そこはご愛敬。
ラプラス戦はそこまで違いを実感できません。
SCPやブレイクについては下記の記事で特集をしています。
デンリュウ軸立ち回り
このパーティの立ち回りは、『デンリュウを水・飛行にぶつける』『残り物はカビゴン先生にどうにかしてもらう』という二軸で考えます。
『誰が相手でもそこそこ戦える』という三匹が集まり、それを狙った細かい技構成をしています。
相手プレイヤーは小技である『のしかかり』『アクアテール』そして『かみなりパンチ』にシールドを貼る事をためらい、一枚の腰て敗北することもあります。
そして最終的には残った対面を『シャドウカビゴンでなめまわして勝つ』といった対面が非常に多いです。
基本的にはデンリュウが対面をコントロールし、フシギバナやラグラージを呼び寄せます。
もしうまく連れたらフシギバナにはカビゴン、ラグラージにはギャラドスを当てたいところ。
これでそれぞれデンリュウが苦手なキャラを処理していきます。
デンリュウは耐久力がそこそこあり、くるくると対面を変えてクッション役も兼任できるため、非常にタフな存在です。
そうしてシャドウカビゴンにシールド1枚を残す様に立ち回ります。
シャドウカビゴンはカウンター族が苦手なので、HPを大事にしてなるべく守ってあげる立ち回りで運用していきましょう。
シャドウカビゴンの耐久力では、御三家技であるハードプラント、ブラストバーン、ハイドロカノンは基本的に対面上2発受けることができません。
シールドが1枚あればいい勝負ができますが、無いと一方的に負けてしまいます。
なので、後半に相手シールド1、こちらのシールド2でシャドウカビゴンが動けるようになっているのが理想です。
また、パーティ全体で基本的にブラフ技を打つような立ち回りはせず、有効打を正直に打っていきます。
ただし、デンリュウだけは最初にボルトチェンジ5発分を貯めてしまいたいです。
これは『きあいだま』をもっているのか『りゅうのはどう』を持っているのか相手をかく乱する為です。
同様に、必要があればギャラドスも『げきりん』や『ハイドロポンプ』を持っているふりをします。
こうして相手の思考を乱しつつ、小技でくるくると交代を繰り返すと、相手がシールドを使う場面が無いまま優位に戦闘を進めることが可能になります。
ただし、何度も言っていますがこのパーティは総じてフシギバナが苦手です。
頼みの綱のカビゴンですら、正面から殴り合ったら負ける始末。
ですから、フシギバナと会った時は全員で叩きのめす様に立ち回らなければいけません。
逆に言うとフシギバナ対策を切っても良いという環境に適した構築になっていますので、初手フシギバナが出てきた時点で、実は結構詰んでます。
初手考察
このパーティは初手をギャラドスにするか、デンリュウにするかが環境によって変わります。
私も実際今回の集計元となる先の35戦はギャラドス初手、残り15戦をデンリュウ初手で使用しています。
レートなのか流行りなのかが中々判断が付きませんが、時間が経つにしたがってギャラドスが苦手な相手が増える様になりました。
カビゴンはあくまで引き先の1つであり、今回のパーティでは初手として機能させ辛いところがあるのでギャラドスかデンリュウかといったところを考えなくてはなりません。
初手の対面有利不利を考察していきましょう。
ギャラドスは技1に優秀なりゅうのいぶきを採用していますが、タイプ一致ではない為、等倍同士のダメージレースで負けやすいのが特徴です。
等倍技のアクアテールは刻む為の技であり、ダメージを取りに行く技ではないところが辛い処。
デンリュウは絶対的な不利というポケモンが少ないのが特徴です。
苦手なカイリューもりゅうのはどうで処理できる可能性が残っている為、無神経に浮いている場合は撃ち落とすことができます。
ただし、環境に居る草ポケモンは性能の良い技を皆が所持している為できれば対面したくないところ。
いつも言ってますが、環境は生き物なのでそこら辺を考察したいところですね。
あくまでデンリュウ軸ですので、外すとしたらギャラドスをフシギバナが見れる何かに変更するといった感じでしょうか。
カイリューやリザ―ドンは安直ですが強そうです。
ただ、こちらはシャドウカビゴンをクッション役としている為ある程度体力寄りのポケモンの方が良さそうな気がしますね。
デンリュウ軸はあり
デンリュウは環境に強力な水タイプであるエンペルト、ギャラドス、ラプラス。
人気が高く採用率もそこそこあるリザードンも飛行タイプとして弱点を突け、流行りのドンカラスにも強く出れます。
さらにカイリューとは同等の勝負をし、きあいだま搭載であれば他の相手にもスキを突いた戦いができるなど、非常に見れる範囲が広いです。
耐久力もそこそこある為、立ち回りによっては1.5匹落とすことも可能などかわいい顔して可能性に満ちたポケモンです。
他の電気ポケモンはボルトチェンジを使いこなせるほどの耐久スペックが無かったのですが、ハイパーリーグのデンリュウだけはボルトチェンジを上手く使いこなしています。
水は常に環境に居るので、仕事ができるデンリュウの需要は一定存在し続けるでしょう。
あなたも騙されたと思ってパーティに組み込んでみてくださいね。
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