大きい物は有利で、強い者は有利です。
味方が多い方に味方は増えますし、勝率のいい選手にファンは増えます。
でも弱い立場の人を応援したり、スポーツ選手で言うといぶし銀の活躍をする選手を応援する人も居ますよね。
でも、大多数は、多い。大きいが正義なんです。
基本的に強者にファンが付くようにできてるんです。
スポーツだって基本的に一番優勝回数の多いチームのファンが、巨大な集団になってませんか?
今回は、そんなバンドワゴン効果についてのお話です。
バンドワゴン効果とは 具体例を出して解説
バンドワゴン効果(バンドワゴンこうか、英: bandwagon effect)とは、ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。
「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車であり「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味である。
引用元:wikipedia
ライベンシュタインの心理学
>> ヴェブレン効果とは ソシャゲ課金者の優越感と無課金者の必要性
>> スノッブ効果とは マイノリティの心をくすぐるマーケティング
支持層が多いと新たな支持層を生む
バンドワゴン効果とは、人気商品の様な多くの人から支持を得ているである物事が、さらに指示を高めていく現象を指しています。
早い話が、流行っているから更に流行る。
といった状態です。
wikiの引用には勝馬に乗るという表現をされていますが、幾つか例を紹介します。
・ある化粧水を有名な女優が使っていたというので、更に売り上げが増した。
・いつのまにか、今年優勝しそうなチームのファンになって応援していた。
確かにこれはよく見る現象ね…。
どのスポーツでも、新しい王者とか翌年ファンが増えてるの結構見るよね。
同調行動でもあるわよね?
心理学の用語は親戚とか多いからねぇ。
ちなみに社会が安定するほど同調行動が増えるらしいよ。
要するに最適化だね。
【サクラ】はちっちゃいバンドワゴン
行列を意図的に作る。
というのもバンドワゴン効果の一例です。
要は待ちの数を上手く操作したり、サクラをつかったりですね。
飲食店に例えると
- 行列(サクラ含む)ができている
- 行列ができている店は美味しいに違いない
- 行列が長くなる
- 行列のできる店として有名になる
- 更なる集客となる
といった感じです。
飲食店に限らず可能ですが、人を動員するというのは新たな客層を惹きつける事と変わらないのです。
サクラの場合は、ちょっと確証バイアスを操っている状態とも言えます。
良さそうに見える→良さそう→きっと良い
といった感情の揺り動かしです。
乗ったほうが良いバンドワゴン
こうして書いていくとバンドワゴンが何か力づくの制圧のようにも見えますが、バンドワゴンに乗っかる事でメリットを得られることがあります。
例えばスマートフォンを買う時に、聞いた事もない社名の製品を買ってエラーが出てしまったとします。
あなたはどうにか検索して、エラーを回避しようとします。
しかし、その機種は有名でなく、エラー事例や解消事例が少なくて、そもそも治し方が検索しても出てこないのです。
方や、有名なスマートフォンのシリーズならどうでしょう。
5chに専用スレが立っていたり、症状別のQ&Aがすぐ見つかったり、治し方を扱っているサイトが出てきたりと情報が豊富です。
バンドワゴンに乗って製品を選んだ場合は、こうした事例の多さに助けられる場合が多いのです。
入り口としての効果が高い
バンドワゴン効果は集客の入り口としては効果があり、一過性の物であれば勝ちを呼ぶものでもあります。
例えば、選挙戦などは事前に「○○陣営優性!」とアナウンスしてしまえば、世の中の支持率を操作できる可能性が高いです(だから報道には責任が伴うのですが…)。
とくに、元々有名な人が選挙に出馬する場合、こうした状況がすぐに反映されます。
元々有名→有利→有利な方に投票しよう→俄然有利。
と、票が集まりやすいのはこの為です。
選挙などの一時的な強さで勝ててしまうものは、一旦そこで結果が一つ出てしまっているのでそれでもいいのですが…(ヨクナイケド)。
集客はそういう風にはいきません。
一度集めたお客さんの定着を狙って、今度は大きな利益に結び付けていくのが重要です。
バンドワゴン効果はあくまで入り口としての物であり、その後の長期的な戦略とはまた違うものです。
これ1本でどうこうではなく、あくまで合わせ技で何かに使用できるものだと思ってください。
また、自分が効果の方に誘われそうになっている時は、一旦冷静になって本当に必要な物かどうかなどを考えてみて下さい。
特に流行り物の購入の時は気を付けてくださいね?
真逆の効果も存在する
真逆の効果で【アンダードッグ効果】というのも存在します。
アンダードッグとは負け犬。
つまり弱者を指しています。
バンドワゴンは強者の金魚のフンの様な効果、アンダードッグ効果は弱者への同情の効果です。
良し悪しではなく、二つとも効果として存在するので、極端な状況になった時は思い出してみましょう。
どちらかの心理的効果が働いているかもしれません。
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