恋愛でも仕事でも、その効果は絶大!
これがあればあなたは2倍も3倍も魅力的に見えるかも!
というウィンザー効果のお話をしていきます。
情報の強さ弱さは『印象』に左右されやすい。
同様に、心理学ハロー効果の回でも触れていますが、情報本体の信用性よりも効果が高いのは『誰が言ったか』。
そして、『どう伝わってきたか』が重要です。
内容よりも他の要因が情報の信頼度を上げる
重要よ
恐ろしいのは人の機能かな
ウィンザー効果はこの『どう伝わってきたか』に関する項目となります。
それでは行ってみましょう。
ウィンザー効果とは その起源
ウィンザー効果とは何かの情報を得る時に、本人からその情報を聞くよりも第三者から情報を得た方が、その情報の信頼度が増す。という事を説明したものです。
ウィンザー効果の起源は下記の様に創作から来ています。
米国生まれの 作家アーリーン・ロマノネス(1923~2017)による『伯爵夫人はスパイ』(講談社、1991年)(原題:The Spy Went Dancing)に由来すると考えられています。作中で、ウィンザー伯爵夫人が「第三者の誉め言葉がどんなときにも一番効果があるのよ、忘れないでね」と言ったためです。
引用元:STUDYHACKER
信頼性というのは、自身の発信ではなく、その客観性のある状況に由来します。
これは、発信者自身の一次的な情報よりも、他人の目を通した後の情報の方が信頼性がある。
と我々が本能的に気付いているからです。
まずは例を見ていきましょう。
やはり強い! 実例に見るウィンザー効果
早速実例を確認していきましょう。
あなたは、Aさん・Bさんどちらの『内容』をより信用することができますか?
まずは本人視点
A「私はとても正義感が強くおかしい事にはおかしいとハッキリ言う人間です」
続いて第三者視点
B「Aさんは正義感が強いのよ、おかしい事にはおかしいってハッキリ言える人ね!」
多くの人はBの『話』の方を信用できると思います。
正義感なんて自分で言うなんて胡散臭いですからね。
Aさん本人から正義感云々と話されても全く信じる気が起きません。
しかし、Bさんの話を信じてAさんは正義感が強いと思うはずです。
もう1つ例を出します。
どちらの例が、より良さそうに聞こえるでしょうか?
C「うちのラーメンは何処にも負けない味だ、全国で修業した俺の集大成だからな。どこにも負けない」
D「あのお店は日本でも指折りの美味しさよ、全国をラーメン巡りをした私が何度もリピートしちゃうもの」
話が全国区に広がり、それぞれの体験談であろうが、やはり後者の『第三者の感想』の方が信憑性が増します。
一人称では信頼性に欠けるというのが、何となく見えてきて、そして実感できたのではないでしょうか。
こういった信憑性には
「第三者がわざわざ嘘をつく筈がない」
といった心理的な作用が関係しています。
情報発信者が本人の場合は、嘘をつく場合に多大なメリットを享受できる可能性があり、そのことが言動を疑わせる一因となります。
しかし、第三者が情報源となる場合は、そういったメリットの享受が無い為、信憑性が高まるのです。
これを派手にやりすぎると、化粧品を過剰に宣伝して叩かれるインスタのインフルエンサーのようになります。
商品が売れると得をする。つまりメリットを享受できるので、信頼性がガクッと下がるからです。
これを多数の覆面で補い信頼性を上げる方法が『口コミ・利用者の声』というものですね。
仕事も恋愛も戦略? 噂話の威力
もちろん仕事や恋愛についても効果は絶大です。
あなた自身の能力や魅力を、相手に自分から話すより確実に伝える事ができます。
ただ、狙って発揮するなら協力者が必要ですけどね。
狙って活用する場合口裏を合わせる必要がある
ってことね、実に汚い!
まぁ戦略の1つだから…
上手くあなたの魅力を伝えてもらおう
「あの人って優しくて素敵よね」
「彼今フリーらしいけど、あなたは狙いに行かないの?」
など、具体的な良さや、行動を促す言葉を流してもらうのは重要です。
恋愛にウィンザー効果を使う
ウィンザー効果で上手く恋愛を発展させるには、協力者と意中の相手との信頼性が重要です。
例えば、あなたを過剰に持ち上げる人が居るとしても、
全く信頼の無い人と、意中の相手の親友では情報の価値が違いますよね。
ここでも『誰が言ったか』が重要になってくるのです。
まず成功させる行動のポイントとしては
・あなたの魅力をさりげなく伝える
・あなたの魅力を2回、3回と回数を重ねて伝える
・意中の人に信頼されている人間に協力を仰ぐ
・できれば意中の相手と同性の相手に協力してもらう
城の攻略にはまず周りから崩す。といった感じでしょうか。
ちなみに、同性の方が情報の信憑性が上がります。同性なので、その視点で客観視している、という信頼性が高くなる為です。
逆にやってはいけない事は
・自分から広めて欲しい魅力を口走る
・過度に使いすぎない
・協力者が自分から見て信頼性が置けない場合は行動しない
この様に、墓穴を掘るな、といった感じですね。
冷静に考えれば当たり前のことです。
よく周りから固めろって言うしね
そういうこと…?
最終的な意味合いはきっと
このウィンザー効果の狙いと同じことなんだろうね
また、仕事の評価というのも、噂を充てにしている事が多いです。
「E次長は部下の話を聞いていると信頼が厚い、来期は昇進もありだな」
といった具合です。特に仕事は一人の価値観では判定が難しい為、より多くの噂話を収集しようとする側面があります。
つまり、人に良く思われればそれだけ認められるのが早くなるというわけです。
これは、実務よりもある意味重要な事ですね。
曖昧な情報に右往左往しない心
人が情報を信じるメカニズムって、結構曖昧なんですよね。
それは今までの経験であったり、本能的に備わっている物であったり。
権威性であったり、周りからの洗脳であったり。
情報を全て信じるなとは言わないけど、
変な情報に騙されるのももちろんだめよ
情報の信憑性が良くわからない時は触らないのが一番
自分が情報を見る時は出どころだけではなく、内容自体の精査を。
自分がウィンザー効果に乗っかる時は、積極的に協力者を見つけて、さりげなく立ち回りましょう。
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