正面から来た人とお互いに道をすれ違おうとして、同時に同じ方向に避けてしまう現象。
よくありますよね?
そして再度避け様とすると反対側でバッタリ。
計二回以上繰り返してしまってとても気まずい。
これは連続回避本能と呼ばれる動作から来るもので、とても正しい反射行動です。
知っている事で相手との『二度目の接触』を避けることはできますので、まずどういったげんしょうであるか。
そして、簡単にこれらの対応策も併せて掲載します。
何にでも名称や説明があるのって地味に凄くない…?
言葉は無限大
中々思い出せないあの現象の名前、知ってるとちょっと物知りかも?
勿体なくて引っ込みがつかない
>> サンクコストバイアスとは もったいなくてやめられないの理由
論点のスリ替えが酷い
>> ストローマン論法とは 議論が平行線を辿る卑怯戦法の対処法
道端でお見合いしてしまう現象
道端で高度なフェイントを互いに掛け合い、『お見合い状態』になってしまうこと。
この現象は『連続回避本能』という用語で説明が付きます。
連続回避本能とは、ぶつかるという危機的状況の時に、同じ行動や動作を嫌うもの。
つまり、直前の行動で二人の歩行者がぶつかる方向に行こうとした場合に、同じ方向に避けて再度お見合いをするというのは極めて普通の行動なのです。
通常は危機回避の為相手や周囲を観察して得た情報から回避行動を行いますが、連続回避本能では本能で『同じ行動を取りたくない』と思ってしまった反射が優先されてしまいます。
この辺にまだ人間の動物的な何かが残っているようで、面白いですよね。
逆を突く心理学を紹介
こういった直接行動とは、全く逆の心理学もあります。
人は自分のやった過去の行動に、正当性や論拠を求めます。
つまり、一度やった行動はある程度貫いて行動したいのです。
でないと直前の行動を正しいと証明できなくなるので。
それらを表しているのが一貫性の原理です。
>> 一貫性の原理 心理的に貫いてしまう縛りとはなにか?解放しよう
連続回避本能の対処法
連続回避は本能的な事ですが、知っていれば回避できます。
というか思い返したら自身でやってました。
って事でシチュエーションを交えて書きます。
ちなみに前者はオススメしますが、後者はオススメしません。
動かない
連続回避は行こうとした方向と同じ動きをするのが嫌で逆に動くものです。
その時ピポットの様に元の位置に戻ってから再度逆方向へ動く為、一拍間があります。
あなたが『動かない』という選択をピシッと取っておけば、それを見つつ行動した相手がそのまま横合いから抜けてくれるというわけ。
実はこれが一番簡単です。
あわせて、相手の進行方向にスッと手を添えてられるともっとわかりやすいです。
私の様な面倒くさがりにはこれが一番合っていますね。
1度かち合ったら、その場から動きません、相手に抜き去ってもらいます。
広ければ二歩分飛んでしまう
横へ半歩踏み込むから、大体同じところで『お見合い』になってしまうのです。
であれば最初から二歩分踏み込んでしまうのも一つの考え方、
つまり最初に避けた方向にさらに進むのです。
もし、自分から見て右に避けていた場合次の選択肢は戻るって止まるか、左に行くかという処ですが、さらに右に行ってしまうのです。
少なくとも正面の相手は大きく踏み込んでこないので、一応回避自体は可能。
ただ、踏み込むという為が必要ですし物凄くカッコ悪いので、驚かれて以降やってないですけど。
オススメしません。
あと、道幅が狭いと成立しない上に、スクランブル交差点のようなところでもできません。
うん、良いところが無かったですね、コレ。
美マンモスと連続回避本能で、お見合い状態になる確率を誰か計算してくれないかな?
0じゃね。
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