あなたはやる気、枯渇していませんか?
コンテンツが多様に存在する現代人の生活は、報酬系と呼ばれる脳内の刺激側弱くなっているのをご存じでしょうか。
生活の質が向上し、容易に快楽を有する目的を達成できる様になってしまった結果、ちょっとやそっとのご褒美では脳が喜ばなくなってしまったのです。
え?
生活の質の向上は良い事では?
ところが、これが良い事だけではないのです。
報酬系の刺激が弱くなると、脳の活動が委縮してやる気の元となる物質たちの精製も弱くなります。
ど、どうなるの?
刺激を求め無くなった脳はやがてやる気を出すことは無くなり、あなたの行動力はどこかに消え失せてしまうという事です。
狩→食→寝。の様に本能に根差した生活ではなくなってしまった為、また便利さが度を越してきた為に我々は個々の人間として欲望が低下してしまっているのです。
では、減ってしまったやる気はどう回復させればいいでしょうか?
今回はそんなやる気の元物質、ドーパミンを出す方法を見ていきます。
ドーパミンをコントロールする
やる気の元であるドーパミンを上手くコントロールして、私たち自身にやる気を出させるためには、何故ドーパミンが放出されるのかを知っていなければいけません。
興奮物質であるドーパミンをコントロールするのに、我々はタイミングを定める必要があります。
そのタイミングを作るのに最も適しているのが『目的の達成』です。
よく「成功体験を積み重ねて自信を付けろ」とか「大きな目標の間に小さな目標を作れ」といった筋道が語られますよね。
これは目的達成を難しすぎず、かと言って簡単すぎない位置に配置していく事で、その作業自体が快楽であると認識させ、やる気をブーストさせるテクニックです。
極端ですが【問題集を10ページやり切る度に甘いものを摂取してもよい】というご褒美を与えるとします。
最初はあまりやる気がしませんが、目に見える設計によって段々と報酬が目的になってきます。
またその状況が進むと、報酬の手前の達成の瞬間自体に快楽を感じる様になり、問題集を説くこと自体にやる気が出る様になります。
注意点としてはこのやる気出るシステムを作っている時に、自分へのご褒美量を変えない様に注意してください。
クレスピ効果によって、自身のやる気が上下してしまいます。
あなた自身がやる気の出る報酬を設定することによって、物事に対する集中力や継続性。
そしてやっていることそのものを好きになる力が働きます。
是非、自分に対する行動のご褒美を設定してみましょう。
ドーパミンを食事から摂取する
ドーパミンも物質ですから、当然元となる必要な栄養素や関係物質があります。
ドーパミンの伝達に作用するのがタンパク質です。
この内、タンパク質に含まれるアミノ酸に幾つか関係物質が含まれている為、アミノ酸配合を確認できるものを積極的に摂っていきましょう。
フェニルアラニンやチロシンがドーパミンの伝達に関係しています。
もう一度確認すると、タンパク質の中のアミノ酸の中のフェニルアラニンやチロシンがキモです。
アミノ酸入りの飲み物
アミノ酸入りの飲料としては子さんとして有名なエネルゲンが上げられます。
元々持久力をキープというコンセプトを基に作られている上に、老舗の大塚製薬製造のため非常に信頼性が高いです。
飲み物迷うな、と思った時などはとりあえずエネルゲンを探してみるのはいかがでしょうか。
運動前、運動中が飲むのに適しているタイミングなので、之から動くぞという時は試してみましょう。
出社前に購入してデスクで飲みながら仕事する使い方もアリですね。
また、商品名にアミノを関するアミノバイタルも有名です。
こちらは実は味の素製造で、こちらも品質に信頼のおける商品になります。
さらに、ビタミンB12は疲労回復効果もあり、エナジードリンクの主成分として表記されている事も多い物質です。
エナジードリンクに含まれる多量の糖分は急激な摂取と見なされ体調の乱高下がくるので、基本的にこの項ではお勧めしません。
やる気の出る音楽を決める
音楽を流すという状況を作るのは、一定のやる気を引き出すためにとても効果的な手段です。
音楽を聴くとドーパミンが出るというのはカナダのマギル大学の研究論文でも発表されていて、それ自体に非常に力がある事が語られています。(原文コチラ)
好きな音楽を聴いている時に、人々はゾクゾクと興奮する感覚に襲われそれが活力に変わります。
即ち、やる気が湧いてくるのです。
これは実際にMRIで、脳の動き測定し得られた結果で。
『そろそろ好きなフレーズに入る』という時や『実際に好きなフレーズに入った』時に興奮状態に陥り、脳が活性化したと言われています。
ランニング中に音楽を聴くランナーや、格闘技などの入場曲に好きな曲を指定するのは実は理にかなっていたという事になりますね。
やる気は作り出せる
作業の効率化、ルーティン化が進む一方で脳の刺激が少なくなってしまっている時、我々のやる気は低下の一途を辿ります。
これらを打破する為、自分の好きなシチュエーションを意識して環境を整える。
自身に一定の報酬を与える。
という動作は、この後の自分自身の活力の為に非常に重要な事です。
どうすればやる気が出るか。
調子のいい時はどんなシチュエーションであったか。
あなた自身で考えてみると、やる気のない時期も良い方向へコントロールできる様になるでしょう。
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