たまに、絶対不利対面を捲れました!
って情報が流れてきたり、動画になっていたりしますよね?
絶対不利対面、どう見てもパーティ負け。
そんな超不利対面、ひっくり返る事が本当にあるのでしょうか?
簡単な例を見て実際に確認していきましょう。
絶望なパーティ負け
まず、今回例にとる為の双方のパーティを確認します。
相手:トリデプス・バルジーナ・ヤミラミ
自分:アローラキュウコン・デオキシス・チャーレム
こちらです。
はい、これもう思いっきり負けてますね。
到底勝てる要素が無いのですが、本当に逆転できるのかしら……。
通常の展開
まず通常の展開を考えます。
こちらは初手の超出し負けに対して、デオキシスを。
相手はヤミラミかバルジーナを投げてきます。
この場合はバルジーナである可能性が高いです。
それは、単純にヤミラミのおんがえしを含めた攻撃の方が貫通力も汎用性も高い為、フィニッシャーとしてふさわしい行動がとれるからです。
まぁ、どちらにせよ不利は変わりません。
ここで、デオキシスの対面を取られ。
残った方をアローラキュウコンで処理し、相手のトリデプスに合わせてこちらも二体目のカウンターを投げるも、結局負け。
というわけです。
完璧なパーティ負け。
ぐぅの音も出ません。
逆転方法
このパーティに対してこちらの逆転方法は単純です。
トリデプスをどちらかのカウンターで削り切る事。
これだけ。
他にまともな方法なんかありません。
つまり、トリデプスとこちらのカウンターを対面させることが最低条件なわけです。
ここで何が必要かというと、対面の取り返しです。
つまり、二手目のデオキシスを投げた時に、相手の引き先を倒しきれるかどうか?
が最も重要。
さて、では重要な二手目の対面を見ていきましょう。
まずデオキシス対バルジーナですが、シールド差1枚でデオキシス側が勝つことができます。
条件はバルジーナ側が2回いわなだれにシールドを貼らない。
ということです。
この対決、デオキシス側としては基本的に相手のイカサマを3回受けることになります。
しかし、イカサマ1発であれば耐えることができるのです。
相手のイカサマの3発目の方が早く飛んできますが、直後にこちらのいわなだれも3発目が打てます。
相手が悠長してシールドを貼ってこなければデオキシス側がギリギリ勝利することができるのです。
しかし対ヤミラミだとどうでしょうか。
キツ…。
たまに相手のトリデプスが有徴してカウンターを多めに仕込めたため、ヤミラミに勝てそうな場面もあったりしますが。
6ターン以内に追ってこられると基本勝てません。
差込みとかで有利不利は突いたりしますが。
なので、まずバルジーナを相手が投げそれを突破するが第一条件となります。
そうすると、シールド0枚対1枚の状況ですが、対面をそっくり返せるのです。
次にトリデプス側もヤミラミ側も、バルジーナに対して残ったデオキシスを倒そうと思うと、攻撃が6発必要です。
ただし、ヤミラミは現在攻撃力の高い個体しか存在していない為デオキシスをブレイクしています。
従って、ヤミラミは12ターン(10ターン)。トリデプスは18ターンの攻防となります。
この時10ターン生存できるのであれば、デオキシスは最後にサイコブーストを放つことができます。
さて、この時フィールドに残るのは下記のような状況のどちらかです
- ほぼイカサマ1発分の貯まったヤミラミHP残り70~76%+シールド1枚。
- 次で技の貯まるトリデプスHP残り60%+シールド1枚。
こちらは以下の状況です。
- シールド0枚
- HP満タンの初手アローラキュウコン
- HP満タンの2体目格闘枠
さて、ではこちらがそのヤミラミのシミュレートです。
念のためシャドークロー1回分多くしています。
状況はカウンター5発とサイコブーストを受けたと仮定したHP98+エネルギー48という状況から。
おんがえしをアローラキュウコンにあててもシールド枚数0枚同士のまま突破されてしまうというわけです。
このあと、格闘枠とトリデプスの対面を造れば勝てます。
逆も見てみましょう。
こちらのトリデプスも1回分エネルギーを水増ししておきました。
こちらの状況はカウンター8発+サイコブースト1発を受けた想定から、HP80+エネルギー56からスタートです。
それでもこんなもんです。
この後元気いっぱいのアローラキュウコンとチャーレムでシールド1枚のヤミラミをタコ殴りにするから結果は見えて居ますよね。
以上が見た目だけ見ると絶対に負けるパーティ戦。
の逆転解説となります。
つまり、2番手同士の結果をシールドを投げ切ってでも変えてしまうのです。
初手が有利の場合は逆転させない
以上の結果を踏まえていかがでしょうか?
初手に出し勝った側は如何に対面を守ることが重要であるか、ご理解いただけましたでしょうか。
こういった筋がある事を知っていれば、出し負けた側は二番手対決で無理やり対面を取る事。
これが絶対的な逆転手となるのです。
私はたまにパーティ負け回数と結果をツイートしていたりしますが、こうした細い勝ち筋を拾って逆転している過ぎません。
いわば、相手の判断ミスによる勝利です。
勿論実戦ではお互いに三体目のポケモンが見えていない為、シールドを枯らされたから負けた。
という場面も出てくるかもしれません。
重要なのは不利な側が【どうするレ場状況を打破できるか】を常に考えてその筋にもっていく方法を知っているかどうか?
なのです。
ここの知識を一つ持っておく。
パーティコンセプトとして特定条件下ではまくり筋がある。
という風に構築しておけば、細い勝ち筋を拾う事ができる様になるかもしれませんね。
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