シーズン4が開幕してから初日~4日目までの100戦で活躍した、初手スリーパーパーティを紹介します。
このパーティは勝率67%で明確な出し負けという展開も少なく、とても強かったので是非紹介したいと思っていました。
シャドウ2枚構築で、全員が切り札となり得る制圧力を誇ります。
紹介まで日程を空けた理由は、同じく別の強いパーティを模索していたという理由につきます。
現在の環境ランク8(ランク10の猛者たち)相手にも戦えるので、パーティに迷っている方は是非構築してみてください。
100戦の保証付きです。
解体した理由もシンプルで、この時丁度デンチュラとミュウが流行り始めて、不利になりかけていたからです。
案の定この後4日程度初手デンチュラが大氾濫して、このパーティにとっては非常に危うくなりましたので解体していました。
現在はデンチュラブームも収まったので、問題無く使えるようになっていると思います。
では早速パーティ紹介に移っていきます。
前期シーズン3でのスピアー軸パーティも一緒にどうぞ。
初手シャドウスリーパーパーティ紹介
もともと環境が読めなかったので、スーパーリーグのトップメタであるマリルリ。
そして、シャドウウツボットに出し勝ちできるポケモンが何か居ないかと探していて、思い至ったのがスリーパーでした。
スーパーリーグ環境においてはノーマルスリーパーは耐久に振りすぎており、勝負が遅延してしまったり、タイマー交代で相手を逃がしてしまいます。
シャドウスリーパーはその欠点を丁度良く補っており、ノーマルスリーパーより強いと判断して今回の採用となりました。
シャドウスリーパー
- 初手担当
- 個体値【0・10・14】
- 技構成【ねんりき】【シャドーボール】【かみなりパンチ】
- 初手対面で場をコントロールする
かなり上位のシャドウ個体です。
先に紹介した様にシャドウスリーパーはマリルリとシャドウウツボットに強いので採用しています。
その他、格闘枠やデオキシスDにも強く出ることができ、環境じゃんけんによってはかなり有利に立ち回る事ができます。
最も苦手なのはタチフサグマ。
ついでミュウやジラーチなどのエスパーなのに技がおかしいポケモン。
そしてブラッキーと大流行しているヤミラミです。
これらに対してはダメージソースがかなり乏しい、もしくは全くない為どうすることもできません。
この他トリデプスも苦手ですが、パーティ単位で補っているので鋼ポケモンはそんなに苦にしていません。
その辺りは立ち回りにて解説します。
あと、これも立ち回りで解説しますが、恐らくシャドーボールを外してほのおのパンチにしたほうが強いです。
アローラガラガラ
- 引き先担当
- 個体値【0・13・8】
- 技構成【ほのおのうず】【ホネこんぼう】【シャドーボール】
- 万能選手
このパーティの引き先、中継ぎエースとなります。
スリーパーが絶対勝てない、と思った相手が出てきたらとりあえず引き先として考えます。
役割はクッション+草+鋼対策であり、パーティ全体で重い後手マリルリやチェリムなどを相手する為に活躍します。
また、唯一通常技がヤミラミやミュウに通るのもアローラガラガラだけなので、そういった対面においても重要な役割を果たします。
特にこのパーティは苦手ポケモン全てをアローラガラガラで引き受けなければならない為、実はHP管理が重要なポケモンなのです。
シャドウカイリキー
- 切り札
- 個体値【9・13・7】
- 技構成【カウンター】【クロスチョップ】【いわなだれ】
- 控えのエース。最強の一枚。
ご存じシャドウカイリキー。
不利な対面も圧倒的攻撃力とクロスチョップ連打によってねじ伏せる、最強の切り札です。
シールド1枚持たせれば暴れまわります。
インファイトやばくれつパンチの採用に関しては、ミュウやアローラガラガラなどの、カウンターでダメージを入れづらいポケモンに打点を残さなければいけない為、技構成はこれで完成しています。
役割が近しいドクロッグでは、どろばくだん+ばくれつパンチ型なども存在しますので、見れる範囲が違うという意味では一長一短と言ったところです。
立ち回り
この項目では苦手な対面に遭遇した時に、どう立ち回っていくかを解説していきます。
対トリデプス
初手トリデプスは基本的にスリーパーのまま戦います。
こちらはシールドは貼らずに、スリーパーを捨てる立ち回りで追い詰めましょう。
やるべき事は「きあいだまを持ってるふり』をすることです。
きあいだまの消費エネルギーは75。
チャージ量12のねんりきを7発打ったら溜まる計算です。
その合間にスリーパーが落とされる事は無いので、落ち着いてエネルギーを貯めていきます。
かみなりパンチ2発分のエネルギーが溜まった時が合図です。
このきあいだまのふりで相手がシールドを貼ってきてくれたら、勝利がググっと近づきます。
基本的にはかみなりパンチを連打して応戦しましょう。
トリデプスに対してはシャドーボールの方がダメージ効率が良いですが、こちらの裏にはシャドウカイリキーが居るのでほぼ関係ありません。
この対面で相手が交代してくることはほぼないので、そのまま落とされたらシャドウカイリキーを展開してカウンターの餌にしてしまいましょう。
あとは裏の一貫性勝負となります。
初手トリデプスはトリデプス+草2枚という有名なギミックパーティがあります。
後続が草二枚だった場合クロスチョップが刺さっていき、アローラガラガラでほぼ勝利が確定するので、むしろこの構成は得意と言えます。
この様に、初手で負けていてもシャドウカイリキーの餌にしたり、アローラガラガラで一貫を作ったりしまえば勝てるので、その意味でもシールドは温存しましょう。
ちなみにトリデプス+デオキシス+草、トリデプス+マリルリ+草と言った変則パーティもあります。
その場合はかなり苦戦します。
対ブラッキー
初手降参案件①です。
カイリキーを対面させるしか手が無いのですが、裏からマリルリを出されるとその時点で詰んでしまいます。
また、アローラガラガラとスリーパーはブラッキーに対して与えられるダメージに大差がない為、ガラガラに引くのもほぼ意味がありません。
とすると勝ち筋はスリーパーを捨てるしかなくなるのです。
シールドを貼らずに、きあいだまのふりをしてかみなりパンチを連発しましょう。
後ろでカイリキーが貫通していることを祈ります。
第二陣でカイリキーを出した瞬間にブラッキーが引いてくる可能性もあります。
その場合は速やかに、誰が相手でもアローラガラガラを投げましょう。
カイリキーのHPを少しでも温存しないと勝ち目はありません。
対ヤミラミ
初手降参案件②です。
こちらのパーティ全体で、ヤミラミに有用な技が精々いわなだれしかない為カイリキーを対面させるしかありません。
しかもカイリキーがゲージをたっぷり貯めた状態で対面するという、奇跡に近い事が起こらなければ勝負にならないでしょう。
ヤミラミ初手はめったにいませんが、こちらも覚えておいてください。
ブラッキーは引っ掛け回せばどうにか勝機も出てきますが、どうしてもヤミラミだけは詰み状態なのです。
対ミュウ
初手降参案件③です。
シャドーボールを当てれば勝ち、のミュウは基本シールドを全張りしてきます。
ニトロチャージの活用範囲が上がり、その強さをいかんなく発揮する為です。
でそので、基本シャドーボールまで貯めてからパンチを放つという負け動作が濃厚となります。
シャドークロー一発一発の攻撃力が高く、後続でも太刀打ちできない為かなりの苦戦を強いられます。
この様に技ではあくとゴーストが、相手の耐性ではエスパーがパーティ全体として苦手なのが問題です。
さらにこのあとは、微妙対面のまくり方について説明していきます。
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