スーパーリーグでハッサムを使いたい。
もしかしたらハロウィンカップはその願いを最大限叶えるためのルールかもしれません。
どくタイプが台頭し、あくタイプも蔓延し。
ゴーストタイプも出てくる。
そのすべてに強く出られる技構成を持つのがハッサムです。
今一度ハッサムの可能性を確認してみましょう。
ハッサムの強い処
ハッサムは安定上位とある程度対等に戦えるという強みが存在しています。
まだ何を使うか決めていない方はガンガン検討して見ると面白いです。
ユキメノコを後追いできる
ハッサムを起用する大きな理由がこれです。
こおり主体のユキメノコを鋼でいまひとつに、あく技のつじぎりでガリガリ後追いできます。
特殊リーグにおいてユキメノコは万能引き先としてよく利用されますので、ここに強いというだけでアドバンテージになります。
どくと殴り合える
これもはがねタイプの面目躍如というか、どくタイプに強く出られるのが特徴です。
ハッサム自体がそこまで優遇されていないのでちょっと頼りないですが、それでもニドクインや他の毒タイプと殴り合いができるだけでも十分です。
消耗さえさせればというポケモンも多いので相手の主要どくタイプと相打ち用に運用するのもいいかも知れません。
つじぎり
ゴーストタイプ・どくタイプへの共通打点となる基本武装にして最も効率的な技がつじぎりです。
これを使えるからこそハッサムは戦えると言っても過言ではありません。
そしてピロピロピロ。
という犯罪音と共に攻撃力アップ!
カウンターに劣るバレットパンチの性能と言えど、つじぎりの犯罪性能と合わせればリーグを荒らすには十分な要因となります。
ハッサムのわざ
この項目ではハッサムの技について考えていきます。
つじぎりは確定ですが、そのほかの組み合わせが難しいですよね。
れんぞくぎりとバレットパンチ
技1はれんぞくぎりかバレットパンチかの選択になります。
どちらもタイプ一致ではありますが、れんぞくぎりの方がわずかにチャージが早く、威力が低いです。
あくタイプを相手にするにはれんぞくぎりで十分ですが、やはり主目的であるユキメノコ追いの場面を考えると、バレットパンチがバランスの良い選択になるでしょう。
一応いわタイプやフェアリータイプへも抜群になります。
もしアローラキュウコンが大流行していたら、その役割もこなせますね。
ただ、マリルリへ等倍になるというのがネックでそもそもはがね技は攻撃タイプとしてはそこまで優れているわけではないので、過信は禁物です。
シザークロスとアイアンヘッド
シザークロスはつじぎりと同じく消費が35の虫技。
対してアイアンヘッドは消費が50とやや重めです。
ダメージ効率で言うとわずかにアイアンヘッドの方が優れていますが、出足が遅い点とバレットパンチのチャージ量である7の倍数に旨く収まっていない点が評価を落とします。
また、アイアンヘッドを打つ相手がほぼ居ないという問題点もあり、シザークロスとつじぎりで少しでも見る範囲を多くした方が良いというのが結論です。
ブラッキーなどのあくタイプへはシザークロス固め―ジソースとなる為、その点もシザークロスの方が優れていると言えるでしょう。
おんがえしはつかえない
おんがえしを使うのが無理だというのが一つ悲しい処です。
ハッサムのスーパーリーグ参加レベルは大体レベル18.0で、おんがえしを覚えるリトレーンは強制的にレベル20まで成長してしまう為です。
決定力が低いハッサムの弱点を補える高威力技でしたが、スーパーリーグで使えないというのは残念ですね。
ハッサムのシャドウとノーマル
昔ハイパーリーグのハッサム対面を調べている時に驚いたのが、シャドウの方が明らかに弱かったことです。
HPや技の回転率の関係でしょうが、カビゴンとは逆の結果が出たんですよね。
当時は「どんなポケモンもシャドウの方がノーマルより絶対強い」論者の方も居ましたから。
「やっぱ数値の遊び次第だったんだわ」と確信したのを覚えています。
で、今回のハロウィンカップでいうと、用途により変わってきます。
ノーマルがおすすめのパターン
ニドクインやドラピオン、ヤミラミに対しては基本ノーマルの方が強いです。
そして、これらと互角に戦わせるためにハッサムを入れるというパターンも多いでしょう。
では、何故ノーマルの方が強いのか?
理由は単純で、シャドウでもノーマルでもゲージ技を2回以上打たないと、相手を倒せないというダメージ上のスポットがあります。
上げた攻撃力がほぼ相手を倒すのに役立っていない為耐久寄りの方がHPが残るパターンが多いというわけです。
シャドウでは赤ゲージまで削られてしまうパターンも、ノーマルだと黄色ゲージ。
といった状況。
他にも、単純にシャドウだと負けが多くなってしまうパターンなどがあります。
この様に基本的な立ち回りであればノーマルの方が耐久面で総合的に有利になる場面が多いです。
シャドウがおすすめのパターン
例えば、ユキメノコをつじぎり+バレットパンチで落せるようになる為同時着地であれば、シャドーボールを撃たせずに対面を取れます。
バルジーナに対しては常に不利なハッサムですが、シャドウの方が相手の削り幅が格段に増えます。
ブラッキーに対してはシャドウの方がやや有利になりますが、ハッサムが理想個体でないとシールド2枚同士は負けてしまいます。
こりゃムズイ。
ミノマダムに対してはシールド毎の結果を真逆にします。
アリかナシかはちょっと判断に悩むところです。
その他ドクロッグのシールド1枚同士の対面のみ引き分けに持ち込むことができます。
なお、フワライドとブルンゲルなどに関しては基本的に結果が変わりません。
細かいダメージ率は変わりますので、投入するハッサムに合わせて事前にシミュレートを行いましょう。
天敵はクチート
天敵は当然炎のキバを搭載しているクチートです。
二重弱点なのでゴリッゴリに削られていきます。
アイアンヘッドで等倍ダメージを通す考え方もありますが、それよりはそもそも対面させない為の手を考える方が良いでしょう。
クチートは技回転は遅いですが、その分ガッツリ起点を作られると弱点を克服しているも同然の動きをしますので、クッションでハッサムを投げてクチートに追われるという事だけは避けたいですね。
あとは順当にマリルリや、アローラガラガラなど主役格に勝ち目が無いのが弱点か。
とはいえ、場を荒らすのが専門になる為主役格の相手は他の誰かに任せたいところ。
マリルリと組ませるのが一番丸く収まる……?
いやドラピオンもアリか。
とにかく活躍させるならここしかないので、ハッサム好きな人はパーティを考えて見ると良いでしょう。
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