ツイッターで大々的にリツイートの禁止措置が導入される事が、2020/10/10に報道されました。
ニュース元はコチラ。
これを受けてTwitter民が騒然としているわけですが、ちょっと事実関係を整理していきましょう。
本当に禁止なのか?
期間は?
抜け道は?
などなど。
まとめてみましょう。
何故リツイート禁止?
アメリカ大統領選が迫る中で、誤った情報が拡散されてしまわない様にリツイート機能を制限する。
といったものが今回の趣旨と報道されています。
現在の状況を鑑みて郵便投票が増え、投票してから結果の反映までのラグが出てしまい、それに対する誤った表現や認識。
意図的な噂の流布が成されない為の配慮となります。
期間制限はあるの?
Twitter公式側の声明では現地時間で10/20~11月上旬までという回答が出ています。
アメリカ大統領選は2020/11/3であり、当日までリツイート禁止という考え方であるようです
しかし、制限期間も決定事項ではない為縮むこともわずかながらあり得るという事でしょうか。
また、上旬という表現通り選挙直後もまだリツイートできない状態である可能性もあります。
アメリカ以外へのユーザーの配慮は難しそうですね。
そもそもどうやって地域を区分けするのという問題もありますので、基本的に巻き込みを食らうと考えてよいでしょう。
引用リツイートはOK
引用リツイート機能は引き続き使えるとの発表があります。
引用リツイートは元々、ツイッターを見やすくする独自アプリなどには機能として実装されていたものを、Twitter本体が逆輸入した形となります。
初期の他社アプリによるリツイートは、ツイート本文に相手のIDと発言を○○コピーする。
という仕様の物でしたが、ツイートの140文字を圧迫する為何が元ツイートなのか分からなくなるのが問題でした。
Twitter公式から引用リツイートとして正式な機能が実装されたことをどう捉えるかというと、やはり『意見を言う』という状態がTwitterへの接続時間を伸ばし、依存性を高める。
そういった意図があるのだと思います。
だからこそ後から実装したとも言えますね。
今回のリツイート制限措置から抜けている点を考えると、元ツイートに対して意見を添えての投稿までは規制しない。
もしくは、元ツイートのエンゲージメント率がそこまで増えないのでよし。
といったところでしょうか。
実はリツイートできる?
では引用以外の普通のリツイートはやはりできないのか?
と思われるかもしれません。
しかし、Twitter社の一次ソースや日経新聞には下記のような記載があります。
他人の投稿の下に表示されたリツイートボタンを押すと、自らのコメントを付けて投稿を拡散する「引用ツイート」の作成画面に移動するようにする。何もコメントを加えず送信した場合は、対象となる投稿がほかのユーザーにリツイートとして表示される仕組みだ。
引用元:日経新聞電子版
つまり、引用リツイート画面になるが、空のまま投稿すればリツイートになるという事です。
一手間をかけさせることで、ユーザーのむやみな拡散を減らす狙いだったというわけですね。
二段階認証は意味があるのか?
等とよく議論されますが、手間を増やせばそれだけ防犯率も上がります。
これと似たようなものです。
Twitterの声
リツイート機能制限かぁ…
リツイート機能制限されたら、タイムラインにモフモフ流せなくなるやん。
Twitterでリツイート機能制限らしいけどマジ?
驚く人々。
アメリカ大統領選の影響で、世界的にリツイートが制限されるようです
ツイッターは、選挙に関する【正しい】情報が拡散しないように、細工を開始。
選挙に関する誤った情報が拡散しないよう対策を強化しています。
はい、選挙対策(?)ですね。
引用リツイートの画面に遷移するだけでリツイートはできるっぽいですね。
リツイート機能“禁止”ではないのでよしなに
これ一瞬びっくりしたけど、「RTしようとするとまずはコメント付きRT投稿画面になり、コメント入れなければ普通のRTとして扱われる」ってことなのね。
冷静に英語の一次ソースを見た方達は、リツイートが禁止ではない事を伝えていらっしゃいます。
リツイート制限の話題は僕らには関係ないな。
リツイート機能を一時的制限か。 まぁでもあまりリツイートすることが無いからね←
リツイート機能が制限されるつっても、リツイートだらけのアカウントってフォロワーから表示オフにされてるからね。 気付きようがないだろうけど。
最後のお一方がかなり確信をついていますね。
各企業のTwitter担当者は月曜日に緊急MTGが必要そう🙄なんてことだ🙄
— タカラトミー@ボトルマン10/24発売 (@takaratomytoys) October 10, 2020
ツイッター リツイート機能を一時的に制限へhttps://t.co/lhfBEXPEcM
企業広報としても由々しき問題ですね。
Twitterを悪用するケースも多い
日本国内でもツイッターデモと称して色々な活動が行われています。
報道の意図的な切り抜きによる解釈の捻じ曲げ、嘘の発信。
内容の無い発信などで色々と世間の行動を捻じ曲げる手法です。
これらは決してマジョリティにはなり得ませんが、教祖ビジネスと同じで強く発信し続ければ騙される人が必ず出てくるので、一定の賛同を得られます。
今回はこうした問題点を土台にして、大統領選の前に誤情報の流布は非常に危険だという事をTwitter社側で把握し、そこの改善に努めてきたのではないかと解釈できます。
もし今回のリツイート制限で何かしら良い傾向がつかめたら、機能自体の見直しが入るかもしれませんね。
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