今回は技の差し込み技術における有名なCCTとは何ぞや?
というのを説明する為に技のターン制のお話しと、実際のCCT有用性について語っていきます。
連作として、この記事の次のナンバリングでCCT早見表を置いていきます。
まずはターン制の概念について理解していきましょう。
一旦自分の技の発動回数だけ暗記すれば、CCTの真似事はできるようになります。
上級者は相手の技モーションを見て決めたりするので、交代で混乱することも無かったりとかなり厄介です。
その領域に少しでも近づく為に、これらの技術を覚えて有利な立ち回りを目指しましょう。
技のターン数とは? ターン制の概念
ではCCTについて解説する前に、技のターン制について解説していきます。
ポケモンGOの技1(通常技)にはターン数というものが設定されており、1~4ターンまでの技が存在します。
1ターン技の発動には0.5秒が掛かり
4ターン技の発動には2.0秒かかるというわけです。
当然1ターン技は通信ラグが無ければ4ターン技に対して4回発動できます。
逆に4ターン技はダメージの反映が遅くなるのと、交換や技2の発動などがロックされる為小回りがし辛いです。
比較性能が同じであるとするなならば、基本的に軽い技の方が有利となります。
次に、主に使用される技についてみていきます。
1ターン技の例
りゅうのいぶき、みずでっぽうなど。
2ターン技の例
マッドショット、でんきショック、サイコカッター、カウンター、スパーク、つるのむち、はっぱカッターなど。
3ターン技の例
あまえる、バークアウト、たたりめ、ほのおのうず、たきのぼりなど。
4ターン技の例
ねんりき、ボルトチェンジなど
スペシャルアタックと言われる技2に関しては、これらターンの概念が当てはまらないところがあります。
技1(ノーマルアタック)と技2(スペシャルアタック)については区別して考えて下さい。
また、Go Battle Leagueの仕様においては遅延が発生することが多く、必ずしもカウントが正しく反映されているとは限らない事にも注意してください。
CCTとは
CCTとはターンカウントを利用した技2の差し込み技術の事です。
技2(スペシャルアタック)は発動時に1ターンを費やしますが、技1とルールが少し違います。
その内容は発動もダメージ判定も1ターンで判定が行われますが、硬直は最大4ターンあるという事です。
よく意味が解りませんよね。
ちょっとシミュレーターを引用します。
この図は、ハイパーリーグでラグラージ対リザードンがそれぞれマッドショットとほのおのうずを打ち合っている状況です。
マッドショットを5回打つとハイドロカノンが貯まるので、ラグラージ側でハイドロカノンを打っているという状況です。
2ターン技対3ターン技の為、カウントにずれが生じているというわけです。
そしてこの部分に注目するとわかりやすくなります。
相手のほのおのうずの3発目の打ち終わりに、5回目のマッドショットが始まります。
4回目のほのおのうずの時点で、マッドショットが5回判定されENが溜まったのでハイドロカノンを発動できる状態になりそのまま打っているというわけです。
図ではハイドロカノンが2ターン技かの様に、ほのおのうずと同じタイミングで終わっています。
では次に、マッドショットのタイミングを意図的にずらしてみましょう。
これは、マッドショットを先ほどより二回多く打った状態のシミュレーションです。
真ん中の『TN』という値に注目してください。ターンカウントです。
マッドショットを2回増やして7回打っている為、当然14ターンが経過しています。
14ターン目というのは、ほのおのうずで言うと4と2/3回の経過で、5回目のほのおのうずの判定処理の間になります。
しかし、この時ラグラージ側は15ターン目が残っている為、その1ターンにハイドロカノンを差し込んで打つことができるのです。
この時、ハイドロカノンの消費ターンは先ほど紹介したの2ターンから1ターンになります。
つまり、1ターン分儲かっているというわけです。
これがCCTの条件となります。
つまり、ターン数の最も効率の良い使い方なのです。
極端ですがこういったCCTでブレを2回抑えれば、それだけ技1を多く打てます。
CCTが決まるとどうなる?
CCTの結果が如実に出る状況を用意しました。
まずは下のシミュレーターの画像を見て下さい。
どちらもシールドは1枚ずつです。
こちらはハイドロカノンを最速打ちして、CCTを放棄した例。
こちらがCCTを使い状況をコントロールした例。
リザードンの実質生存ターン数が激減している為、ブラストバーンが打てずにドラゴンクローのダメージになっています。
HP残存量は実に32もの差が。
あと『一発』という状況が多いGBLの中で、この技術がどれほど大切かどうかというのは想像に難くないと思います。
ちなみにこの対リザードンのシミュレート結果はこちらです。
この技術。
というかやり方、是非見に付けたいですよね。
凄く簡単な方法があるので暗記していって下さい。
CCTを利用する為のズレの考え方
というわけで各技の発動ターンを見れば、機械的にCCTは決められるものだと何となく理解はできると思います。
例えば、2ターン技対3ターン技の場合は。
それぞれ同時に打って1回目の時に既にズレが生じています。
そして、次にこの周期が来るのが4回目の後…7回目の後。
といった具合です。
2と3で1つずれているので1回目→4回目と3つの周期でずれていくのが解ります。
つまりこれが暗記方法となります。
技2発動後はリセット
前段で少し示唆しましたが、ターンカウントのズレは技2の発動後リセットされます。
差し込み時の余りが1ターンだろうが、2ターンだろうが技2を入れた時点で次の行動は再度お互いに同時スタートです。
ですから1→4→7という暗記をしても、13回目や17回目はまず来ないので、その点はCCTを意識したカウントをする必要が無いという事です。
まず確実にどちらかが技2を打って、ズレがリセットされますからね。
※稀にズレが発生したままの場合があります。条件は不明です。
CCTは大戦での最重要項目
CCTの理解は、対戦で最も重要な項目な一つです。
相手より技を1発、ないし2発多く打つと本来の不利対面をひっくり返せたり、余計な技2を貰わずに突破できたりとメリットが大きいです。
無理に狙う事によりオーバーチャージが発生してしまうということ以外にデメリットも無く、知っていないと損する技術です。
しかし、毎回CCTを数えながらやるのはタイへなので、簡単に暗記できる表を用意しました。
というわけで次回の記事では実際のCCT早見表を掲載していきます。
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