『なんとなく』で意思決定ができない人が多いです。
あなたは、違いますよね?
即断即決即実行! そんなの当たり前だと思っていませんか?
では、あなたが本当にそれができている優れた決断者かどうか、確認してみませんか?
今回は事例を交えつつ、意思決定力について考えてみましょう。
なんかこう煽られると不安になるんだけど…
意思決定する力がある人ってほとんどいないから大丈夫よ
まずほとんどいないって事実を受け止めたいわね
特に日本では、居ませんよね。
【なんとなく】の文化がありますから。
日本人は資料文化となんとなく文化と空気読む文化を駆逐すれば
— はむらいと連続更新270日の人の皮を被るうさぎブロガー (@hamwrite30) January 28, 2020
さっさと仕事が進むできるやつに合わせた高循環社会が作れると思うんやが
なんとなく、大丈夫だろう。
なんとなく、誰かが決めてくれるだろう。
なんとなく、上手く進むだろう。
これでうまく進んだため市がありません。
【そこはプロなんだから向こうの領分だろ】という場合ですら、その【向こう】がなんとなくやっている場合があります。
意思決定やルール、やる事の線引きは本当に大事な事なんです。
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『なんとなく』に対する意思決定の重要性
意思決定は本当に大事です。
何処に行っても『なんとなく誰かが決めてくれるだろう』精神がとても蔓延しているので、何となく辟易することがありませんか?
ちょっと仮想の事例で、その重要性を見ていきましょう。
例えば社内のパンフレットを作るとします。
毎年の部数が万を超える、大変重要なパンフレットです。
担当者A「このデザインの候補は絶対落選する気がするけど、上司がなるべく数を欲しいと言ってたから、とりあえず全部資料に落としておこう『悪い物はどこかで』落ちるでしょ」
上司B「う~ん、良い物の中に変なのも交じってるけど、全体的なクオリティは揃ってるから『このまま上げてみよう』」
なんかすでに不穏な空気が…
もうちょっと見てみよう
部長C「う~ん、明らかにうちの社風に合わないデザインが混じってるなぁ。世間的にもダサいと言われだしているデザインだし、まぁ今回は役員会でも検討されるから『上でおちるだろう』沢山ある方が見栄えは良い筈だし、念の為一番後ろに下げておこう」
‐役員会‐
役員D「今回のパンフレットデザインが上がってまいりました。こちら配布は新年度より、一年間使う物となりますので、今回の役員会で社の方針と共にいいデザインを選出したいと思います」
役員D(そのまま持ってきちゃったけど大丈夫かなぁ『仮にも役員がそろってるからなんとなかる』と思うけど)
全員が全員フラグを立てるスタイル、好きヨ
あくまで他人事だけどね
‐資料読み合わせ後‐
役員D「以上でございます、各々良かったと思うデザインに票入れていただき再協議というー」
社長Z「これでいいんじゃないか、この最後の奇抜なヤツ。こういうのがいいんだよ。わが社も時流に乗って変わった所を、アピールしていかねば。従来のお堅いヤツは廃止だ」
役員D.E.F「「「えっっ!?」」」
社長Z「なんだ?」
役員E「い、いや私もそれが良いと思ってたんですよ」
役員D.F(おい、E! そこは止めろよ! それに決まっちまうぞ!)
社長Z「お、E君も賛成か、良いんじゃないか? 部長会やデザイナーのクオリティチェックも通過しているし大丈夫だろう。これで行こう、早速これで全体構成の作業に入ってくれ」
役員D.E.F(だ、誰か止めてくれー!)
皆ダサいと思ってるなら、誰かが外せばよかったんじゃないの…?
その『誰か』が、どこにもいなかったんだよね。この会社には
結局ここでは、社長以外には責任を持った意思決定者が居なかったという事です。
しかし不幸かな、この会社には意思決定の場で社長に意見する人も、途中でダサいデザインを落とす勇気がある人もどこにもいなかったのです。
全て、『誰か』に託し『自分事』ではないから起こった状況です。
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判断を下せる人 意見を言える人
まず意見を出す
紹介した事例の様な状況は、実は一流であろうとベンチャーであろうと起こり得ます。
大体の原因はこれです。
- 知見を持った人が、正しい判断をしてくれるだろう。
- 自分が判断すると、上の人に怒られるかもしれないから、上で判断してもらおう。
- 現場から上がってきたものだ、信用できる内容だろう。
などなど、上も下も責任を取りませんし、自分の判断を介入させる意識もありません。
こうした事から、無意味なやり取りが生まれ、だれも望んでいない低クオリティの物が世に出てしまうというわけ。
そのプロセス必要か? を意見する
例えば名刺発行に異常に時間がかかる会社在りますよね。
名刺発注の稟議書を上げて。
所属部署部長印、人事部長印、役員のハンコそれぞれ1つ。
これで3週間以上かかるような会社。
正気なんですかね?
大企業ほど、この様に遅くなる傾向があります。
確かに、大企業さんの名刺はブランド化してしまうので、それらを守りたいというのもわかりますが。
そもそも、こういう人達って「名刺は配って捨てる物(失礼)」という文化ですよね。
実務とブランドが両方存在して、目的内で矛盾してませんか?
皆が嫌だと思っている文化、今度は誰が撤廃の意見を立案してくれるのですか?
きっと一生このままですよね。
きっと『いつか』『誰か』が意見を申し立ててくれると思っているから。
最初に出した事例は、きっと誰でも当てはまる節があると思うわ
悪い物は悪いとハッキリ言える人間に
次は環境を整えて
そうなってくるとイイね
1人1人が責任を持って行動することで、チームや会社全体のクオリティを維持。
それが全体のクオリティをさらに上げられると良いですね。
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