スーパーリーグリミックス用パーティ。
最初の紹介パーティはトリデプス軸のゴリ押しパーティです。
多分これには嫌悪感を示す人が一定数居るでしょうが、明らかに強いので紹介します。
まずこれと似たパーティが環境にあふれても文句は言えません。
逆に言うと今回紹介するものはキッチリ対策をしておきましょう。
何気に、遅延対策も兼ねてるんですこのパーティ。
だって、ほぼ技を出す機会がないですからね。
トリデプス・エルフーン・アローラキュウコン
【トリデプス+あまえる+あまえる】のパーティです。
ラグラージもフシギバナも居ない為、普段より圧倒的に強いと思われます。
詳しく解説していきましょう。
トリデプス
推奨技:うちおとす・ストーンエッジ・かえんほうしゃ
いつもメタパーティの軸にされる子。
今回はあまえると組ませてみます。
トリデプスは弱点がかくとう・じめん・みずタイプなので、そこをカバーできる組み合わせがあれば補完になります。
今回、じめん枠筆頭であるガラルマッギョやラグラージが不在の為トリデプスを対策しようと思ったらまず浮かぶのがかくとう枠です。
しかし、格闘枠はあまえるで非常に対応がしやすいポケモンと成る為、純粋に初手かくとうが来たら裏二枚のあまえるでどうにかする。
という戦法に使います。
当然相手方にもフェアリーが増える懸念がありますので、相手のフェアリーはこちらのトリデプスで相手をするといった戦法です。
エルフーン
推奨技:あまえる・くさむすび・ぼうふう
今回のあまえる勢筆頭ポケモン。
トップメタの一角であるクレセリアのくさむすびとデオキシスの10万ボルトを軽減。
トリデプスにも23%以上のダメージを与えるくさむすび所持。
ニョロトノにかなり有利と非常に優秀な立ち回りをしてくれることでしょう。
純粋な弱点はひこう・ほのお・こおり・はがねタイプなど結構多いのですが、そのどれもが環境に少ないことが最大の強みと言えます。
アローラキュウコン
推奨技:あまえる・ウェザーボール・サイコショック
フィニッシャー。
あまえる勢の中でも最速で技を打てる優秀なポケモン。
ブルンゲルやメガニウムなどの万能枠とも殴り合い可能で、とにかく単体での制圧性能が高いです。
この子を通す環境を作ってやれればほぼ勝ちなので、是非その下地を前の2匹で作ってあげて下さい。
とにかくあまえるとウェザーボールのゴリ押しが強く、半減できないポケモンは気付くと吹っ飛んでいます。
トリデプス+甘える構成の強み
完封できるタイプやポケモンが非常に多いのがこの構成の特徴です。
SCPの高いポケモンと一方的な戦闘が得意なポケモンだけで構成されているのがそのタネ。
まず完封だけでこれ。
- あくタイプ全般
- ドラゴンタイプ全般
さらにパーティ単位で有利なのが下記。
- かくとうタイプ全般
- エスパータイプ全般
- ゴーストタイプ全般
性能差でゴリ押しできます。
ここまでくるとこれ、本当にゲーム性があるのか?
という疑問まで出てくる始末。
というか、無策でこのパーティに挑むのはかなり辛いです。
立ち回り
基本的には相手の動きに合わせてこちらも追っていくことが前提となります。
超力押しのパーティなので「シールドを誰に使うか?」「何処で使うか?」だけに集中する戦いとも言えます。
腰が重いポケモンしかいない為、特に対面維持が非常に大事です。
例えば、初手でトリデプス側が有利なポケモンが対峙出来たら当然相手が引いてくるので、その二番手を上手く潰して再度同じ対面を作ることが大事。
例えば上記の対面では、エルフーンはシールドを2枚貼る必要があります。
相手にシールドアドバンテージを渡してしまう為一見損ですが、トリデプスの有利対面を崩される方がパーティ的には不利に働くので、キッチリエルフーンを守ってデオキシスを仕留めていきましょう。
出し負けた場合
トリデプスが出し負けた場合、速攻でエルフーンに引きます。
大体何に出し負けてもエルフーンに引くのが正解な筈。
そういうコンセプトですから。
そして、出来たら対面をひっくり返しましょう。
それがやりやすいのがあまえるの力ですから。シールド2枚を使うと等倍のポケモンにはかなり強く出られます。
対面をひっくり返したら、今度はアローラキュウコンで初手を相手してやればいいのです。
あとは、トリデプスが通る事を祈るだけ。
そもそもガラルマッギョもラグラージも居ない環境では、そこまで出し負けることはない筈です。
うーん、そうだ。ニョロトノ初手だけはアローラキュウコン投げた方が良いかも。
初手がクッション
余りないとは思いますが、相手の初手がペリッパーやヤミラミなどのクッションタイプのポケモンの場合が一番厄介です。
このパーティはトリデプスを潰されると後ろの2匹が貫通される可能性も高くなってしまいます。
ペリッパーの場合は相手から引いてくることが多いでしょうが、ヤミラミはこの組み合わせならとどまって来るでしょう。
出来れば技が飛んでくるタイミングで交代受けをしたいところです。
イカサマの発動はシャドークロー6回後ですので、12ターンという事になります。
つまり、トリデプスが4回うちおとすを打ったタイミングでエルフーン引きをしておけばイカサマを打ってくれることがあります。
イカサマを撃たれなくても、一発あまえるを入れることができれば十分です。
ヤミラミが半分削れている、ヤミラミが引かざるを得ない状況に追い込むだけで良しとします。
弱点
このパーティの明確な弱点は2つ。
まず初手ニョロトノと初手デオキシスです。
ニョロトノは今回のレギュレーションでは数少ない水枠。
しかも今回の提示パーティとは相性の悪い高速チャージで、とにかくトリデプスと対面させられるとあっさりと沈められてしまいます。
かと言って裏からあまえるを出しても逃げられるか、貯まったウェザーボールにあっさり潰されてしまいます。
デオキシスもカウンター持ちの癖にあまえる勢と互角に戦えるエスパータイプで、いわなだれを所持している可能性が高い為アローラキュウコンで相手をするのにもリスクがあり、居るだけで非常に厄介です。
この二匹はエルフーンでロックすることで対策をすることができますが、そもそも相手方にこの二匹が組み込まれていると、一気に分が悪くなります。
とりあえずアローラキュウコンを投げてシールド全張りで仕留めるなどの対処を考えないと、かなり立ち回りが厳しいかもしれません。
そして二つ目の弱点。
レジスチル。
こいつが相手に入っていた場合どのタイミングで出てきても対策がありません。
居るんですかね……?
冷静に考えると強そうに見えるレジスチルですが、ううううううーーーーーーーん。
チャーレム増殖する環境で居るのかな?
一日2回しか見ない程度であれば大丈夫そうですが。
ギミックパーティの様でギミックパーティになり切れていない
タイプA+タイプB2枚という構成なので、一見ギミックパーティの様ですが実はギミックパーティではありません。
通常のギミックパーティはタイプBの方でAの得意なポケモンを釣り出すことを主軸としますが、今回はそれが機能しにくいからです。
しいて言えば、解説通りエルフーンを投げれば炎や氷が釣れるかもしれないので、その子達はトリデプスの起点にできますが、大抵互角なポケモンを釣り出してしまう為、あまりギミックとしての役割は機能しないです。
炎はアローラキュウコンとエルフーンの共通の弱点でもあるので釣り出せるのは意味がでかいのですが、ギミックパーティというよりはトリデプスに付き従う従者の関係。
というようなパーティ構成になっています。
潜るパーティが思いつかなかったり、お試しで試してみたいという方はぜひ活用してみてください。
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