今回は二重弱点持ちという不遇を背負ったポケモンの中でも、存在感を示し採用率上位に組んりしているポケモン達を紹介していきます。
採用検討した事はあるけど……。
と、なかなか踏み出せなかった人は特徴をとらえて現在のパーティの使用感と相談してみてください。
意外に活躍するかもしれません。
メジャーな二重弱点ポケモン
ではメジャーな二重弱点のポケモンを紹介していきます。
どれも強いので、投入を考えている人は特徴を捉えて考えてみてください。
トリデプス
いわとはがねの複合タイプ。
なんと二重弱点がかくとうとじめんという2つもあります。
代わりになるかは微妙ですが、ノーマルとひこう技を二重耐性で。
さらに、どくを三重耐性というかなり尖った性能になっています。これらと当たるとめっぽう強いです。
得意なタイプにあたるととことん強く、不得意なタイプにあたるととことん弱いわけです。
しかし、スーパーリーグ中のSCPはダントツであり、等倍同士であれば基本的には負けません。
というか、ハイドロポンプの無いマリルリを追い込めるほど強いです。
そんなトリデプスの最大の弱点と言えるのが『硬すぎる事』です。
子の硬さは一人で1.3~1.5体持っていけるほどのスペックを有していますが、同時に『カウンターに起点にされた場合エネルギーを100貯められてしまう』という危険性もはらんでいます。
トリデプスを有利対面に投げた時、例えばアローラキュウコンやチルタリスに投げた時に勝利を確信しがちですが、同様に相手にカウンター族が居た場合は超起点になる可能性があるのです。
ラグラージ
みず・じめんの複合タイプにより、くさが二重弱点となります。
初代の時にはみず・いわタイプしかおらず電気すら無力化できませんでしたが、第二世代で同じタイプのヌオーが登場し、第三世代でラグラージが登場します。
シャドウウツボットと当たると秒速で溶けていくので、一時的に数を減らしていましたがはっぱカッター弱体化から徐々にそのウツボットが減り始めて逆にラグラージは数を戻したようです。
最も優秀な技の一つハイドロカノンを所持しており、その連射性能から強引に等倍対面を突破することが可能です。
天敵であるフシギバナやメガニウム。ドラゴンタイプのポケモンが時期によって増えたり減ったりするので、それに合わせてラグラージも出場機会を与えた上げると良いでしょう。
最も相性補完の取れたポケモンははがね・ひこうのエアームドなどです。
チルタリス
GBLスーパーリーグ創成期の頂点にして現役バリバリドラゴンのチルタリス。
ドラゴン・ひこうというスタンダードなドラゴンタイプのこの子はこおりの二重弱点を持っています。
こおりが二重弱点と言っても生半可な耐久力ではない為、実はラプラスやユキノオーと対面させてもそこそこ仕事をこなします。相手が技2を打つ前であればゴッドバードでダメージを与えることもできます。
何よりドラゴンタイプの技1りゅうのいぶきが強いので本当に頼りになります。
環境にフェアリーが多く逆風ですが、いまだにピンポイントでフェアリー、こおり、はがね以外なら誰でも相手ができるという強さは健在です。
最終の詰めでも、流行によって初手でも活躍してくれることは間違いなしです。
ユキノオー
こおり+くさの複合タイプのユキノオーは全身弱点に加え、ほのおが二重弱点となります。
弱点の数は総計で7個。
メジャーどころで言うとアローラガラガラに弱いだけでなく、カウンター族やいわなだれなどその他いろいろなポケモンと技に抜群を取られます。
ユキノオー運用の利点としてはほのおとはがね以外には広く対応できることです。
また、マリルリを始めとする水タイプにはほぼ対応できるうえに、ガラルマッギョとも言い勝負をすることができます。
特に連射性能が高いので、意外とゴーストタイプ持ちに強く出ていけるのが特徴です。
ただし、そもそもあまり硬いポケモンではない為基本的にシールド介護は必須となります。
初手運用が基本とされる事が多く、後続には水タイプのポケモンが居ることが多いです。
ドクロッグ
かくとうとどくタイプによる、エスパータイプの二重弱点となります。
攻撃力が激烈に高い反面、防御がからっきしなのでねんりきで秒で溶けていってしまいます。
スリーパーと対面した際の絶望感と言ったら……。
反応の遅い端末では命取りになるので、組み込む際は注意しましょう。
ただし、タイプで見た場合の個別の耐性や戦闘力自体はそこそこ高いです。
まず、フェアリーが等倍。
フシギバナと戦える技構成。
はがねタイプをカモにする攻撃力。
愛用者が居るのもうなずける性能で、決して弱くはありません。
さらに、元々ペラペラ耐久のおかげで他の二重弱点ポケモンと違い起点にすらなりません。
基本的に採用されるエスパー技のねんりきはどちらかというとダメージ重視の技であり、チャージ効率は普通です。
その点が上手く作用し、他の二重弱点ポケモン程貯められる心配がありません。
タチフサグマ
ノーマル・あくタイプの複合により、最強技カウンターが二重弱点で入ってしまうというかくとう受けられない体質です。
かくとうには弱く、フェアリーにも弱いですが自身はフェアリー迎撃用にダストシュートを持っています。
フェアリーに対しては例え持っていなくてもブラフでエネルギーを貯めると、シールドを誘えるかもしれません。
見た目に反してSCPが高く防御寄り。
さらに翌々考えるとカウンター+つじぎりという反則技の取り合わせで、実は可能性に満ち溢れたポケモンです。
例えパーティが互角であろうが、12.5%のつじぎりバフを積もれば相手パーティを半壊させられる可能性があります。
さらに、ゴースト技が3重耐性となる為、あいてのしたなめ属とゴーストタイプを無力化可能です。
環境にはブルンゲルやベロリンガが今後増えていくことが予想される為、タチフサグマ自身の価値が高まっていく可能性があります。
ズルズキン
あく+かくとうタイプのフェアリー二重弱点ポケモンです。
あまえうでゴリゴリで終了。
マリルリのじゃれつくでも終了という結構な罪を背負ったポケモン。
一方、SCPがそこそこ高く優秀なステータスを持ち、あくタイプやゴーストタイプに強く、チャーレムと双璧を成すグロウパンチャーでもあります。
主な運用方法としては相手のかくとう弱点を突く、等倍ポケモンにとりあえず投げる、前述のあく・ゴーストタイプをいじめる。などの役割があります。
特にグロウパンチを積んでからの制圧性能が凄まじく、一度完成してしまうと弱点となっているかくとうタイプでも止められなくなります。
相手の隙を突いてちまちま育てていければ、勝利は目前でしょう。
色々使ってみる
弱点が多いポケモンを使うのを敬遠する人も多いですが、個人的には何でも使ってみることをお勧めします。
環境に合う合わないはありますし、結果負け越すこともあるでしょう。
しかし、余裕があればやはり試してみるのがおすすめです。
凄まじいペラペラポケモンでも、ハマれば勝ち越せることがありますからね→このように。
例え実験したポケモンが肌に合わなくても、他のタイミングで新たな可能性を感じることができるかも知れませんしそれは無駄にはなりません。
例えば、普段使っているポケモンのありがたみを再認識したりね。
というわけで、新たなポケモン発見を頑張ってみるのもいいかも。
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