カントーカップでアローラダグトリオパーティを使ったら全敗した話

Pokemon

アローラ!

じゃなくてカントー!

私です。

みなさん、ガラルマッギョってご存知ですよね。

ガラルマッギョ

はがね+じめんという優秀なタイプと恵まれた技を併せ持つ、スーパーリーグ・トップ層のハイパーリーグの名物ポケモンです。

普通に使ってて強いです。

かくとう技と水以外では何とも対処がし辛いこのポケモンですが、実はカントーカップ枠の中に同じタイプを持っているポケモンが居ます。

そう、アローラダグトリオです。

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アローラダグトリオ

アローラダグトリオ

ダグトリオのリージョンフォームで、じめんとはがねを併せ持つポケモン。

素早い。

故にポケGOでは攻撃型の種族値という紙耐久を押し付けられている不遇な子です。

ダグトリオの能力

原種よりSCP低いですね。

超攻撃特化です。

これ、どれくらい脆いのかというと【レアコイルより脆い】というお墨付き。

もう無理、泣いちゃう。

基本スペックはこんなところで、技を見てみましょう。

技名威力Eチャージ量E消費量タイプ
どろかけ13.28(3ターン)じめん
メタルクロー66(2ターン)はがね
どろばくだん6640じめん
じしん14465じめん
アイアンヘッド8450こおり
※威力はタイプ一致込み

うーん弱い。

技1はどろかけを使うしかない感じで。

一応どろかけとどろばくだんはチャージ量から見て相性が良さそうです。

じめん技しかなくなってしまうので、必然的にアイアンヘッドも搭載する流れに。

タイプと技相性的にはほのおとフェアリーには強く出れるようになりそう。

こおりタイプも等倍で受けられるし、そこまで悪くないかな。

シミュレートの結果もシールド1枚同士で勝てる対面が結構あるし。

と、思っていました。

実践投入

カントーカップ中なので、アローラダグトリオの弱点となる格闘と水と言えば基本的にカイリキーとカメックス。

これらにある程度優位を取れそうなポケモンという事で、シャドウハクリューとフシギバナを選出しました。

どろかけの攻撃力がそこそこ高いのは、マスターリーグのドサイドンで知っていたので、技スペック的には問題ないかなと。

ちょっとギミック気味の構築なのでアローラダグトリオを先頭にして、いざ実戦へ。

私はその柔らかさに驚くことになります。

初戦の相手はスリーパー。

しかもかみなりパンチ+シャドーボール持ちらしくこちらを攻めあぐねている様子。

何か締まらない対戦だなと思っていたのですが、見て下さい。

どろかけは3ターン技、ねんりきは4ターン技の違いはありますが、なんとスリーパーのねんりきの方がダメージ効率がいいのです。

あれ?

こっちってねんりきのダメージ半減してますよね??

一応この対面はシールドを貼り合えば勝てるのを知っていたのでその辺りはどうでもいいのですが……。

いきなりタイプの無意味さを突き付けてくるアローラダグトリオの柔らかさに絶望を覚えます。

柔らかいくせに、攻撃力も大したことない。

「おい、ダグトリオ、お前何処かで計算間違えてないか?」

最初はシールド一枚貼ればそこそこ対面取れるみたいだし、一回使ってやるか。

という海苔で始めたこの取り組みだったのですが、如何せんシミュレート数値以上に弱すぎる。

想像を絶するよ技。

貧弱of貧弱。

呪われた王。

秒で溶ける。

まさか、と思うでしょう。

ではこの対面を見て下さいよ。

アローラダグトリオ対プクリン

ふふ。

ほら、流石はがね。

ちゃんと勝ってるでしょう?

どろばくだんを二回打って。

しかも、次の相手の起点にならない程柔らかいので一番いい体面の取り方じゃないですか。

おかしいな?

この勝負も負けたんだけど……?

問題点

アローラダグトリオ対アローラベトベトン

嘘みたいだろ? 負けてるんだぜ、それ。

では、アローラダグトリオ入りパーティはなぜ勝てないのかを真面目に考えていきましょう。

アローラダグトリオに決定力が無い

アローラダグトリオ自体に決定力がありません。

何故かと言うと、どろかけとどろばくだんの性能が中途半端すぎるのです。

チャージには15ターン掛かる。

それで落せるのが、弱点を突いている時だけ。

カビゴンなど等倍の相手にはどうやってもどろばくだん2発必要。

などなど。

とにかく弱い。

あまえる族との違いは、技1で押し切れるかどうかという差です。

自慢の攻撃力が、どろかけ程度の補正では発揮しきれていないのです。

あまえるやはっぱカッターの様な超ダメージ技。

もしくはどろかけの中途半端性能をサポートするだけの技が必要でした。

ウェザーボールとか。

ダグトリオにそんなものはありませんでした。

【等倍で殴り合うとボロ負けする】

これが弱点です。

タイプ上の役目をはたしていない

はがねと言えば様々な耐性を備え、当然役割としては相性のいいポケモンには勝つ。

というのが必須です。

しかし、アローラダグトリオは事前に少しでもHPが減っているともうお手上げ。

相性のいいはずのフェアリーや毒タイプにすら負けていきます。

その上、いちおうじめん枠としてカウントしていますから、パーティ内で役割を被せないように組んでいます。

そうすると後続の誰かで取りこぼしたフェアリーやほのおや毒タイプを相手しなければならず、パーティ全体として壊滅的な被害を受けてしまうのです。

【お前毒タイプにすら勝てないの?】

シールド介護必須でパーティ耐久が低い

超攻撃型のダグトリオ。

技の出も遅い為、シャドウカイリキーやシャドウユキノオーと違ってシールド0枚で勝てる相手すらごくわずか。

つまり、このポケモンが活躍するには最低シールド1枚が要るのです。

もう無理、その間に溶かされちゃう。

という事で残りの1枚のシールドをパーティ内でとり合うわけですが、これが難しい。

アローラダグトリオと組ませられるSCPの高いポケモンってそんなにいないんですよ。

ノーマルスリーパーとか??

ブラッキーとか?

それ、アローラダグトリオじゃなくてもよくね?

【シールド、使ってあげるね】

弱いポケモンの条件

というわけで今回は必然的に弱いポケモンの条件を紹介するような格好となりました。

  • 攻撃重視なのに技が重い
  • タイプの役割を果たせない
  • とにかくHPが低い

このあたりが揃っていれば、弱ポケモン認定してもよさそうです。

正直、マッドショットやシャドークロー。

つじぎり、いわなだれなどを技として与えられない限りは辛いと思います。

うん、この子を使うならまずドリュウズでいいです。

というわけでどんなポケモンも一度使ってみて弱さを分析してみるというのは非常に勉強になりました。

もし、アローラダグトリオを活躍させられた方がいましたらご一報ください。

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