3日分75戦を終えて、色々な情報を確認し事前の予想よりもかなり台頭してきたポケモンを選出して紹介していきます。
レギュレーション制限に対して尖ったポケモンを採用するか、バランスの取れたポケモンを採用するかといったところも1つの焦点になっています。
今回紹介するポケモン達はかなり役割特化型ですが、それぞれが実力を秘めたポケモンであり、やはり出されると対処に困るポケモンでもあります。
是非パーティへの採用を検討してみてください。
11連勝できた超強いパーティの特集記事はこちらの2つ。
ジヘッド
ドラゴン・あくタイプ
今回唯一出場可能なドラゴンがサザンドラ系。ここに属するのがジヘッドです。
とても珍しいタイプ相性を持っており、通常のスーパーリーグでもマニアックな使われ方をしています。
この環境下でジヘッドを狩れるポケモンはカウンター持ちとフェアリーだけという非常に尖った性能をしています。
りゅうのいぶきが優秀で、フェアリーたちを除くとほぼ等倍でダメージが入る為かなりの仕事をこなします。
さらに、環境にゴーストとあくが必ずおり、複合タイプであるジヘッドはこれらに有利に立ち回りやすいのです。
天敵がほぼ居ないと安心しきっているシャドウウツボットなどにも奇襲を仕掛けることができ、フェアリー採用のレギュレーションの割には役割が広く非常に優秀です。
実際対峙すると対処のしにくさに驚かされます。
岩・草×2などの尖った構築を使っているとこういった伏兵にパーティを瓦解されてしまいます。
ドクロッグ
かくとう・どくタイプ
技構成が非常に優秀で、発動の軽いじめん技であるどろばくだんと、やや重めですがどくタイプのヘドロばくだんを持っています。
今回のレギュレーションではかくとう技の通りが悪く、発動前に潰されると強ポケ予測から外していたドクロッグ。
意外や意外、カウンターは流石に刺さる相手が少ないのですが、どろばくだんとヘドロばくだんが刺さる相手が多い事多い事。
カウンタ-を含めた子の三タイプの技は有利です。
タイプ相性的には苦手などくタイプですら、泥ばくだんの餌食ですからね。
属性的にはドクロッグに有利な筈のポケモン達が、技2で半分近くもしくは瀕死まで持っていかれてしまう様は恐ろしいものがあります。
要警戒相手が飛行型のバルジーナとミノマダム、アローラガラガラ。念力サーナイトくらいしか環境に居無い上に、草タイプと互角なのも強い点です。
このポケモンはスーパー、ハイパーレギュレーションで出場可能な限りは常に活躍するのかもしれませんね。
ただし、シャドウボーン実装後のアローラガラガラが増える環境では完全に封じられる可能性があります。
ミノマダム(ゴミのミノ)
むし・はがねタイプ
環境でも貴重なねんりき持ちのミノマダム。
ハッサムと同じタイプ相性をしており、見れる範囲が多いのが最大の特徴です。
プクリンやマリルリに勝つことができ、イワパレスもやや不利ながらほぼ互角。
どく系の技1を受けない為シールドを持たせた場合対抗手段がないポケモンが多数。
エスパータイプと違い、悪技も弱点にならずと非常に環境にマッチしています。
ただし、技2が重い技しか与えられておらず回転率が非常に悪いのと、ほのお技持ちには手も足も出ないというのが弱点です。
3日目にはシャドウクチートが絶滅危惧種になっていた為、天敵はアロガラのみ。
出し勝ちパターンも多い為初手採用も考えられますし、ドクロッグやマリルリなどを確実に潰す採用も可能です。
今回のレギュレーションではかなり可能性を秘めたポケモンです。
ウツボット
くさ・どくタイプ
シャドウでない方のウツボット、シャドウウツボット共に優秀ですが、今回驚かされているのはシャドウでない方のウツボットです。
実は個体値の良いウツボットですと、マリルリのれいとうビームを一発耐えて押し切ることができる為後追い性能が非常に高くなっています。
通常のスーパーリーグ環境では性能がとがっているシャドウの方が強い印象がありましたが、このレギュレーションは毒や虫がいるにもかかわらず、何故か草技がそこそこ猛威を振るっています。
選出率50%のマリルリやイワパレスが台頭しているのがまず一点。
逆にトリデプスや飛行ポケモンがほぼ居ない為、パーティの2体以上に刺さっている可能性があるからです。
突破力・貫通力の強いシャドウウツボットは常に警戒されてしかるべきポケモンです。
なお、今回の記事で紹介しているほとんどのポケモンに弱いのはご愛敬です。
バンギラス
いわ・あくタイプ
特に今回はシャドウが話題になっています。
うちおとすを採用してるいわ攻撃のバンギラスです。
なんとゴースト相手にシールドを貼らずに勝てる。
シールドが同数であればドククラゲに完勝。
など、かなり可能性を秘めたポケモンです。
虫にはめっぽう強いです。
ただし、入手が難しくシャドウヨーギラスがレア枠。
さらにうちとおとすがレガシー技となる為万全の状態で所持しているトレーナーは限られています。
確か2019年の年末に進化させていればこの状態にすることが可能だっと記憶しています。
もちろんやつあたりを消さずに運用+すごい技マシンノーマルを使えば使用可能です。
マリルリやくさタイプには弱いですが、何処で登場してもビックリすることは請け合いなので、構築を入念に考えればゴースト以上に攻撃特化のポケモンとして採用可能でしょう。
ガラルマッスグマ
ノーマル・あくタイプ
弱点はカウンターとあまえる族と虫くらいで、他のポケモンに対しては比較的広範囲の対処が可能です。
バークアウトとのしかかりによるタイプ一致の高速攻撃と、ダストシュートを覚える為状況によりフェアリーも処理することができます。
複合タイプの利点により、ゴーストとあくを完封できるパターンが多く存在するのが強みです。
とっておきブラッキーに対しても、シールドを2枚貼れば対面を取る事が可能です。
ゴースト系と対面させることができれば俄然有利な状況を作ることができる為、運用を真面目に考察する価値のあるポケモンです。
進化系であるタチフサグマも活躍しています。
ハロウィン環境評
結局今回紹介した中ではドクロッグが突出して強い気がしています。
かくとうはあくに強く、ゴーストぐらいしか対面が悪いのが存在しない為です。
じめん技とどく技の複合で見れる範囲が多く、本当に手も足も出ないという状況が非常に稀です。
通常スーパーですら完全な天敵はスリーパーやエルレイドぐらいなので、主なねんりき持ちがミノマダム、サーナイト、モルフォンくらいしかいないこの環境ではかなり動きやすいのではないでしょうか。
ドクロッグが増えたら増えたでミノマダムとアロガラ採用が増えるだけな気もしますが。
とにかくパーティポケモンに迷っている人は、今回紹介した中から採用を考えてみると良いかもしれませんね。
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