スリーパー効果とは 時間の経過で意見が変わる? 説得力が変わる瞬間

心理学・人間関係

あなたの意見って時間経過と共に歪んでいくんです。

その意見はきっとどこかで持ってきた情報を基に、自分で意見として飲み込んだものだとみんな解釈をしているのですが。

刷り込みでなくても、1つの意見が印象に残っていれば、あなたの意見としてあなた自身が取り込んでしまう事があるのです。

今回はそんなスリーパー効果の紹介です。

闇の人格
闇の人格

改めてみると危ない顔してるわね

はむらいと
はむらいと

スリーパーさん……

一定期間、隔離された空間で意見に晒されることによって、その度により強く信じ込んでしまう現象もあります。

集団が教祖を信じる理由
>> エコーチェンバーエフェクトとは 認識がコミュニティの常識に歪められる

スポンサーリンク

スリーパー効果とは

悩む女性

スリーパー効果は説得力や信憑性の上下を表す倫理学用語です。

アメリカの心理学者、カール・ホブランドによって提唱されました。

情報元が信用できない処から得た情報でも、年月が経つにつれて自分の中で信憑性についての懸念が消えてしまう。

例えばあなたがTVで、Aという食品は優れた栄養があるという特集を見たとしましょう。

この主張をするのは、いつも叩かれているインチキコメンテーターBだとします。

3日経ってもあなたは、Aという食品は優れた栄養価がある事を信用していないでしょう。

なにせいつも嘘ばかりついているインチキコメンテータ―Bの発言なのですから。

しかし、1カ月後あなたはA食品の栄養価について家族に語っていたのです。

それは情報源がどこから得た物であったか、スリープしてしまったから。

情報自体は覚えているのですが『情報源がどこだったか』もしくは『情報源は信頼性のおけるものか』というのを取り出すことを忘れてしまうのです。

スリーパー効果の要点
  • 情報→長期間脳に保存している
  • 情報源や情報源の信頼性→短期間しか脳に保存されない

こうして情報源の信頼性が先に眠ってしまう為、あなた自身のその情報に対する意見の乖離が起きることがあります。

スパイ工作の一種で、目的の時間が来るまではスパイ先で一般人として潜伏する『スリーパー』と呼ばれる工作員が居ます。

これに準えスリーパー効果と呼ばれています。

ゆ~らゆ~ら

嘘も100回言えば本当になる。

主張を100年続ければ、それが事実になる。

「まさか……」と思うでしょ?

これらは現実世界でも起こっている事なのです。

みんな結構、操られているんですよ。

スリーパー効果の発見

虫メガネ

スリーパー効果は、プロパガンダ映画の効果を調査した際に発見された。 映画を見た後の兵士の行動を、5日後と9週間後に調査した。 その結果、5日後には大した変化は見られなかったが、9週間後にはそれよりも大きい共感を示した。

引用元:wikipedia

プロパガンダというのは特定の思想や主張に類する宣言です。

主に政治的な意図の含まれた発言を指します。

例えば、戦争映画を見せたとします。シン・ゴジラでも構いません。

当時の政権の判断は正しかった。

という内容では、9週間後には「実はあの時の判断は正しかったんだよ」とする人たちが増えるという事です。

こうしたシチュエーションによるサンプルから分かる通り、ゆっくりゆっくり洗脳していけば、大衆の意見は操ることができるというのが比較的証明されています。

マーケティングであろうと、政治であろうとです。

単純接触効果に代表される様に、繰り返し言えば信頼性が増しますし。

こうしてスリーパー理論にのっとって、忘れた頃を見計らって吹き込むのもアリです。

両者を併用して違う発信源から同じ意見を植え付けたり。

政党批判などで話題を変えずに同じことばかり主張する人が居ますよね。

通常は時世に伴った話題も持たなければならないのですが。

アレに関しては、こうしたスリーパー効果を知ってるのか知らないのかとりあえず使い続けている節があります。

『この国の政治は腐っている!』何処の国でも言われる主張です。

庶民の日常も結構エグイことしてますからね、現実逃避をさせつつ洗脳されているだけかもしれません。

選挙候補者の名前の連呼も結局名前だけが残るので効果があるのです。

回数による信憑性の獲得
>> 好感度を上げる方法 【単純接触効果】積み重ねで信頼を構築!

政治的な扇動
>> デマゴーグと扇動者の意味 恫喝と圧力による弱者の洗脳について

自信で正誤を判断する

試案

この様に主張の期間が長期になればなるほど、スリーパー効果が発揮されてその意見を良しとする人が増えてきます。

さらに、第三者の声として発信することで、信頼性を上げるウィンザー効果という例もあります。

色々な心理効果を組み合わせることで、消費者や庶民の行動を支配するというのは『可能』だということです。

今回紹介したスリーパー効果は発信元の信憑性が消えるという物でした。

しかし。我々が気を付けなくてはいけないのは『発信元に関わらず正誤を判断すること』であるといえます。

誰々が言っていたから信じる、信じないではなく。

この情報をこういう経緯で調べたから、現時点では信頼に値する。

といったものの考え方をするのが重要なのです。

逆にこういった主張で利益関係を作ろうとする場合は、長期間をかけて説得していく事を考えれば相手側の意見を懐柔しやすくなることも覚えておいてください。

これは単純接触効果にも繋がり、非常に理にかなった選出。

だから昔の人たちは『営業は足を使う様に』と教えられたのです。

ウワサは信憑性が上がる!?
>> ウィンザー効果を仕事や恋愛に活かす 噂話の信頼性!

コメント

タイトルとURLをコピーしました